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ステークホルダー

2020年8月12日(水)更新

ステークホルダーとは、組織が行う活動によって影響を受ける利害関係者を指す言葉です。例えば、株主・従業員・顧客・協力会社などが該当します。企業の社会的責任に対する関心が高まり続ける現代社会において、企業にとってのステークホルダーの存在はより大きなものとなっています。今回は、ステークホルダーという言葉の意味や具体例、ステークホルダーの例文、その種類と影響、分析管理(ステークホルダー・マネジメント)の方法と企業事例、関係を良好に保つポイントなど、幅広くご紹介します。

ステークホルダーとは

ステークホルダーとは、 組織が行う活動によって影響を受ける全ての利害関係者 を指すビジネス用語です。

組織視点によるステークホルダーは多くの場合、団体や属性単位で大きくまとめられます。しかし、プロジェクトや事業視点によるステークホルダーの場合には、個人単位や事業部単位、事業所単位など細分化して扱うこともあります。

ステークホルダーの一覧

ステークホルダーというビジネス用語は、前後の文脈や経営活動および事業活動の内容や実施目的によって、『顧客』や『株主』、『取引先企業』、『地域社会』など 様々な利害関係者を指して用いられます

以下が広義的意味によるステークホルダーの一覧です。

  • 消費者、顧客、ユーザー
  • 社員、従業員、スタッフ、現場作業者
  • 仕入先企業、メーカー、サプライヤー、加工業者
  • 取引先企業、卸問屋、代理店、小売店、お得意様
  • 株主、機関投資家、個人投資家、海外投資家、債権者
  • 金融機関、銀行、保険会社
  • 関連企業、親会社、子会社、グループ会社
  • 協力企業、提携企業、下請け会社、ビジネスパートナー
  • 同業他社、競合他社、競争会社、ライバル店
  • 運送業者、配送業者
  • 地域経済、地域社会、地域住民
  • 行政機関、政府、地方自治体、税務局、政治家、議員
  • NPO、NGO
  • 地球環境、グローバル社会、次世代
  • 業界団体、教育機関、研究機関、報道機関、マスコミ

例えば、「株主総会では、ステークホルダーの承認を得るために、より具体的な分析資料が必要だ」などの文面の場合、ステークホルダーは「株主」を指していることが分かります。

他にも、以下のような形でステークホルダーという言葉が使用されます。

  • 企業経営者やトップマネジメント層の想いをステークホルダーに向けて発信する
  • ステークホルダーと多くの情報を共有することで信頼関係の構築を図る
  • 組織はステークホルダーに対する責任を果たさなければならない
  • 環境マネジメントに関してまとめたサステナビリティレポートをステークホルダーに公開する
  • ステークホルダーの意見を積極的に吸い上げることで組織の価値や評価は高まっていく

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