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プロ・リクルーター

2018年11月4日(日)更新

即戦力人材の獲得競争が激化している今、人材獲得競争に勝ち抜くために採用のプロフェッショナル「プロ・リクルーター」の存在が注目を集めています。事業戦略に基づいて採用計画を立案し、自社で採用したい人材を企業が自ら探し出して声がけし、能動的に採用活動を行う「プロ・リクルーター」。海外だけではなく、人材確保の難度が年々高まる日本でもこの動きは加速しています。

はじめに

少子高齢化および労働力人口減少という構造的な問題や経営環境の変化により、即戦力人材の獲得競争は激化し、「ダイレクト・リクルーティング」が普及してきています(ダイレクト・リクルーティングは、企業が欲しい人材を獲得するために、企業自身が採れる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動のこと)。

ダイレクト・リクルーティングを推進することによって、戦略的に採用活動を行うことが求められるなか、人事担当者の活動領域や必要となる能力はより広範囲に、より高度になってきており、人材獲得競争に勝ち抜くための採用プロフェッショナル「プロ・リクルーター」の存在が注目されています。アメリカをはじめとした海外では、経営戦略、事業戦略を基に採用戦略を計画し、ヘッドハンターのように自社で採用したい人材を企業が自ら探し出して声がけし、能動的に採用活動を行っています。人材確保の難度が年々高まる日本でもこの動きは加速しており、プロ・リクルーターが増えつつあります。

そこで、プロ・リクルーターについて紹介します。

1章 プロ・リクルーターとは?

プロ・リクルーターは、主体的な採用活動を推進する採用のプロフェッショナルです。事業戦略を理解した上で採用ニーズを先読みし、常に採用マーケットの情報を分析しながら、採用目標を達成する人で、採用プロセス全体または特定の専門領域を担います。なお、新卒採用・中途採用を問いません。

具体的には、事業戦略に基づいた採用計画の立案、求人の要件定義、求職者ごとの採用シナリオづくりや選考フローの決定、さまざまな社内外リソースの活用や母集団形成チャネルの活用、面談・面接などの活動を行い、PDCAサイクルによる改善活動を通じて、採用目標を達成することが求められます。

※なお、「プロ・リクルーター」は、日本の新卒採用活動において学生の先輩役として配置される「リクルーター」とは区別します。

海外では当たり前のプロ・リクルーターが日本にも

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