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タレントプール

2018年11月17日(土)更新

タレントプールとは人材領域のバイブルとして読まれている「The War for Talent」で提唱された概念です。これから激化していくであろう人材獲得・育成競争を乗り越え、会社の未来を支えていくためにタレントプールはどのように活用できるのか、ご紹介します。

タレントプールとは

タレントプールとはいったい何でしょうか。タレントとは「才能」を意味しており、プールとは「蓄える」ことを意味しています。

つまり自社の採用候補となりうる優秀な人材を蓄えるためのデータベースの事を指しています。 採用する際、求人を出している企業側と仕事を探している応募者側の要望や条件を確認しマッチングさせることで成立します。

しかしこの採用が行われていく中で、不合格になったり、内定を辞退されるというケースも珍しくありません。 このケースで失った人材が、実は非常に会社にとって必要なものであった、ということも考えられますし、実際、人手不足の時に「あの人を雇っておけばよかった」と後悔することもあるでしょう。

そのような「もったいない」と感じられる応募者とのつながりを一度きりの縁と考えずに、つながりを保ち続けることがタレントプールです。

経験が少ないことや、内定の辞退、空きポジションがないことや応募者自身がまだ現職で働いているという理由で、優秀な人材であっても会社に入ってもらえない場合があります。

しかし、今は無理でもいつか巡ってくるタイミングを逃すことがないよう、そして、その時には改めて求人への応募を促すことが出来るように、会社の採用候補者となりえる応募者たちとのコンタクトを継続的に取っていくことは非常に重要であるといえます。

タレントプールを活用するメリット

雇用関係にない企業と人材が繋がりを持ち続けるというのは、従来の日本型雇用システムや日本の採用手法・形態では極めて珍しいことでしたが、欧米ではタレントプールを活用した採用は定着し、活用されており、企業側と応募者側双方にメリットがあることが分かっています。

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