貸借対照表
貸借対照表は、会社経営をする上で必ず必要となる資料です。特に、金融機関から資金を借り入れる際には必ず提出を要求されるほか、株主や債権者などに対しても提出が要求される場合があります。この記事では、経営者が知っておくべき貸借対照表について見方や書き方などについて解説します。
貸借対照表とは
貸借対照表とは、「 会社の一定時点の財政状態 」を示すために作成される表のことを言います。
「一定時点」とは、貸借対照表の作成日時点(後述します)のことを示し、「財政状態」とは、会社がどのような資産や負債を有しており、その結果として資産を豊富に有している状態か、逆に負債が多い状態かを示します。
例えば家の家計簿に置き換えると、年末(一定時点)に預金残高がどれくらいあるか、持ち家がある場合には持ち家としての資産がいくらあって、それに対するローン残高がどれくらい残っているか(財政状態)などを把握するための表となります。
貸借対照表の作成については以下の通り、 会社法の規定に基づき設立されるすべての会社に作成が義務付けられています 。貸借対照表の作成は原則として 会社の決算期ごと に作成が行われることになります。
「各事業年度に係る計算書類(貸借対照表その他の財産の状況を示すために必要かつ適切なものとして法務省令で定めるものをいう。)を作成しなければならない。」 【引用】会社法:第四百三十五条第二項、第六百十七条第二項
従って、会社法上要求される貸借対照表の「一定時点」とは会社の決算期末日のことを言います。例えば、決算月が3月の会社の貸借対照表は、3月31日時点の財政状態を示すことになります。
下図は一般的な貸借対照表の形で、左側に資産合計、右側に負債合計と純資産合計が記載されます。
【図表1】貸借対照表
あわせて読まれている記事
戦略・経営の記事を読む
- VUCA
- サステナビリティ
- コア・コンピタンス
- センスメイキング
- サプライチェーン・マネジメント
- ステークホルダー
- バランス・スコア・カード
- バリュー・チェーン
- ターンアラウンド
- プロ経営者
- タスクフォース
- PMI
- 2020年問題
- ストックオプション
- 戦略マップ
- 合弁会社
- 予算管理
- 経営力向上計画
- ハインリッヒの法則
- インテグリティ
- CHRO(最高人事責任者)
- コンプライアンス
- 多角化
- 人事部 役割
- クロス・ファンクショナル・チーム
- ミッション・ビジョン
- 顧問
- 顧問契約
- 7S
- 経営理念
- HRビジネスパートナー
- コンプライアンス違反
- 事業計画書
- アカウンタビリティ
- クレド
- 事業承継
- 財務会計
- 健康経営
- インセンティブ制度
- 経営ビジョン
- 経営計画
- ゆでガエル理論
- 投機的リスク・純粋リスク
- 執行役員
- エコシステム
- ファブレス経営
- 経営資源
- 採用 業務
- エフェクチュエーション
- 外食産業
- ロイヤルティ
- タレントプール
- 社内ベンチャー
- リクルーティングの意味とは
- 後継者育成
- 人材戦略
- ケイパビリティ
- ミッションステートメント
- 人材ポートフォリオ
- クライシスマネジメント(危機管理)
- グローバル人事
- 日本的経営
- カーブアウト
- リスクマネジメント
- プロ・リクルーター
- ISO29990
- グローカリゼーション
- リストリクテッド・ストック
- オフショアリング
- シナジー効果
- 事業ドメイン
- アントレプレナーシップ
- 企業価値
- 全体最適
- 選択と集中
- カンパニー制
- 間接部門
- スケールメリット
- プロダクトライフサイクル
- CSR(企業の社会的責任)
- レイオフ
- MOT(技術経営)
- マネジメント・バイアウト(MBO)
- 内部統制
- デューデリジェンス(DD)
- 役員
- M&A
- 廃業
- リアル・オプション
- リソース・ベースト・ビュー
- 経営管理
- コングロマリット
- FLコスト
- 財務諸表
- 顧客満足
- キャッシュ・フロー計算書
- コーポレート・ガバナンス
- 経営課題
- 経営分析
- BCP(事業継続計画)
- 事業戦略
- 原価率
- ポーターの基本戦略
- 持株会社
- コーポレート・ファイナンス
- 人件費
- コーポレートアイデンティティ
- 業務提携
- 財務管理
- カニバリゼーション
- 固定費
- ブランド戦略
- 管理会計
- 財務指標
- 営業利益
- フランチャイズ
- 損益計算書
- 粉飾決算
- ドミナント戦略
- 限界利益
- 戦略人事