連載:第15回 自社だけで悩まない!専門家に相談してみよう
決算書ここだけは見たい3点チェック。経営状況を素早く簡単につかむ方法
決算書について勉強はしたものの、いざ手に取ると何から見ればいいのかよく分からない…という方に、会社の状態を素早く簡単につかむ方法を解説します。ここでは難しい分析方法を使わず、最低限チェックしたい項目に厳選。5分でポイントを押さえてしまいましょう! ※なお本稿は、用語の厳密な定義にとらわれず、簡単に理解できることを優先しています。
決算書の読み方 重要チェックポイント3点
決算書を見るにあたって、最低限チェックしたいのは次の3点です。
- 儲かっているのか?
- カネは足りているのか?
- 在庫を持ちすぎていないか?
以下、 「簡単チェック!」と「詳しくチェック!」に分けて解説していきます。 忙しい方は、 「簡単チェック!」 だけでもお読みください。
① 儲かっているのか?
「簡単チェック!」
損益計算書では何より、「経常利益」を見ましょう。
決算書には利益が5種類ありますが、まず経常利益をチェックするのが大事です。というのも「経常利益は商売の状況を見るのにふさわしい」ためです。ここで5種類の利益についておさらいをしましょう。
5種類の利益
売上高から、売上原価(仕入れた商品や材料など)、販管費(販売費・一般管理費)、そして営業外損益(銀行の金利など)を差し引きすると、経常利益になります。
つまり経常利益を見れば、売上高から商売するための主な費用を引いた後に、カネが残るかどうかをチェックすることができます。
ところで、「営業利益を見るのではないのですか?」という方もおられるかと思います。
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