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2017年7月25日(火)更新

リーダーシップ

「リーダーシップ」とは、組織を率いる能力のことを言います。この能力は、経営者や政治家などごく一部の人が持っている力ではなく、多くの人が「リーダーシップ」を身に付ける必要があります。また、イメージとして先頭に立って引っ張っていくことが「リーダーシップ」であると考えられることが多いですが、さまざまな解釈が存在すると同時にさまざまなスタイルがあります。今回はリーダーシップに関する誤解・リーダーシップスタイル・リーダーシップ理論の変遷などを読み解きながら「リーダーシップ」について考えていきましょう。

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1.リーダーシップとは?

「リーダーシップ」を発揮することが成果につながる。そういう言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。しかしこの「リーダーシップ」という言葉、定義が明確とは言えません。日本語にするのが難しいといわれている言葉でもあります。リーダーシップとはどのようなものなのでしょうか。以下で解説していきます。

リーダーシップにはビジョンが不可欠

リーダーシップ(leadership)は、英語を直訳すれば指導力や統率力という意味になります。しかし、実際にはリーダーシップはさまざまな意味を持っています。

リーダーは役割であり、リーダーシップは要素や方法を表します。リーダーシップとは掲げられた目標に向かい、チームを導いたりチームの内部で構造を維持したりすることです。最も基本的なことは下記3項目となります。

  • メンバーを巻き込むが付き従うビジョンを作成する
  • ビジョンの実現に向けてメンバーがモチベーションを保てるように励まし支える
  • ビジョン実現への課題を解決する

これらのことは一人で成し遂げていくものではありません。組織やチームという集団による行動を示します。組織に属するメンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し成し遂げていくものなのです。「ビジョン」という未来の状態を目指して如何に行動していくべきか、リーダーシップには多くのことが要求されます。

2.リーダーシップはなぜ必要なのか

グローバル化していく企業、混沌とした世界情勢、混迷を続ける経済状況の中、今、企業はリーダーシップの必要性を説いています。リーダーシップはなぜ必要なのか考えてみましょう。

今、企業が求める人材とは?

企業を取り巻く環境、ステイクホルダーの経済活動は刻一刻と変化しています。このような環境の中、企業は上司の指示命令に従うだけではなく、自ら考えて行動する能動的な人材を求めています。

リーダーシップは良い意味で周囲の人を巻き込むことです。メンバー一人ひとりの力は弱いものであっても、メンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し周囲を巻き込んでいくことでチームの力はより強固なものとなります。そのためには個々にリーダーシップを発揮できるような能動的な人材が必要なのです。

ただ、リーダーシップを発揮できる人材がどこにでもいるわけではありません。企業内でリーダーシップを発揮できる人材を生み出す構造をつくることも大切です。

【関連】リーダーシップ・パイプラインの意味とは? / BizHint HR

リーダーシップはリーダーだけのものではない

リーダーシップというとリーダーなど役職的に上に立つ人間だけに求められる特別な能力と勘違いする人がいるかもしれません。しかし、リーダーシップは組織に属するメンバー一人ひとりが持たなければいけない能力です。一人ひとりがリーダーシップを発揮することにより、組織全体の活性化につながります。

リーダーもメンバーも役割にすぎず、メンバーにもリーダーシップが求められています。

その理由は以下の2点です。

1.リーダーシップは優れたメンバーになるための要素

ビジョンを掲げ組織を動かしていくことの大変さを知ったものこそがメンバーとしても成果を上げることができます。つまり、「リーダーシップ」とは優れたメンバーになるための要素でもあります。

2.その場の空気を読むことで組織を円滑にできる

リーダーシップがある人は仕事に限らず様々な場面で組織を円滑にすることができます。どのような行動をすればうまくいくのかということを熟知しています。

3.リーダーシップに関する3つの誤解

リーダーシップはマネジメントと混同されることが多くあります。リーダーシップに関する誤解について考えてみましょう。

リーダーシップは命令すること?

リーダーシップは管理することではありません。リーダーはフォロワーに明確なビジョンを示し、わかりやすく伝えます。フォロワーが自ら能動的に動くことができるようサポートしたり共に行動したりすることがリーダーの仕事です。タスクを割り振ったり進捗を管理したりするマネジメントとは異なります。

また、リーダーシップはトップやリーダーだけに必要と考える人がいますが、これも誤りです。トップとは役割であり、リーダーシップは組織を動かすための要素であり方法です。リーダーシップはトップのみではなく、メンバーも持つべき能力なのです。

メンバーがリーダーの言葉を受け行動を起こすには2パターンの心理的背景があります。一つ目は「信頼」という感情です。リーダーが信頼されフォローされていることによりメンバーは行動を起こします。二つ目は「恐れ」という感情です。こちらはメンバーが地位や権限に従い行動を起こしたことになります。 威圧感を与える指示や命令は、メンバーに精神的苦痛を与えます。これはリーダーシップとは言えません。リーダーシップには信頼を得ることが大切なのです。

まとめると以下のようになります。

  • リーダーシップは管理することではない
  • リーダーシップはトップだけに必要な能力ではない
  • リーダーシップは命令することではない

4.時代と共に変わるリーダーシップ理論

現在、リーダーシップに関する論説は洋の東西を問わず多く存在し、その時代に即した理論が出てきています。リーダーシップ理論の変遷をみていきましょう。

リーダーシップ特性論 (古代ギリシャ時代から1940年代)

リーダーシップ特性論はリーダーシップ理論の中でも最も古典的な理論です。「リーダーとは生まれながらに持っている特質である」という考えがその根本となります。リーダーは作られるものではなく生まれながらにして兼ね備えている特性があるということを表しています。

古代ギリシャ時代にプラトンが説いた『国家』はその起源といってもよいでしょう。「英知を持ったリーダーが国を治める」という考えを唱えています。また、イタリアルネッサンス期の思想家マキャベリの著書『君主論』においては「何よりも大事なことは君主の力量だ」と説いています。

19世紀に入ると大英帝国の評論家であるトーマス・カーライルが「リーダーシップ偉人説」を発表します。これは他より優れた「偉人」だけがリーダーになることができるという考えであり、長い間リーダーシップ理論の主流とされてきました。

1930年代にはいるとアメリカの心理学者ストッグディルが「特性論」を唱えます。その特性には動機・意欲・正直さ・誠実さ・自信・知性・知識などが挙げられます。

しかし、特性論はリーダーの持つ特性のみにスポットを当てたことから、判断の基準も曖昧とされ理論的には限界を迎えました。

リーダーシップ行動論 (1940年代~1960年頃)

リーダーシップ行動論は他者に影響を与える「行動パターン」でリーダーシップを分析しようとしたものです。リーダーとそうでない者、両者の行動にはどのような違いがあるのか、その違いを分析することで「どのような行動が有効なリーダーを育てるのか」という疑問の答えを出そうとしました。前述のリーダーシップ特性論とは逆の立場でリーダーシップを捉えたものです。戦後である1940年代後半にアメリカでは産業や軍などにおいて多くのリーダーの必要性が叫ばれたことから、リーダーを育成するための理論として提唱されました。

リーダーシップ条件適応理論 (1960年代)

リーダーシップ条件適応理論はリーダーの特性や行動パターンに加え、状況的影響まで考慮した理論です。行動理論が示唆するすべての行動が常に有効というわけではなく一定の条件のもとにリーダーシップを発揮できるという考えです 。

代表的な理論を2つご紹介しましょう。

1.フィードラ―のコンティンジェンシー理論

どのような状況下でも最適と言えるリーダーシップスタイルは存在しないため、状況に応じてリーダーシップのスタイルを変えていくという考えです。 LPC(Least Preferred Coworker)という概念を用いてリーダーにとって有利な状況や不利な状況を分析しました。下記のように表します。

業績=LPC×状況変数

LPCは苦手とする同僚を指数で表します。苦手な同僚を好意的に評価できるほど高くなります。これを原因変数と考え、状況変数としては「部下との信頼関係、タスクの明確性、リーダーが他者をコントロールする力の強さ」を挙げています。つまりこれらの変数が高ければリーダーシップを発揮しやすい状況となり成果に結び付くことになります。

2.ロバート・ハウスのパス・ゴール理論 

リーダーの職務はメンバーの目標達成をサポートすることです。メンバーが目標を達成(goal)するためにリーダーは道筋(path)を示してあげるという考え方です。

カリスマ的リーダーシップ理論(1970~1980年代)

カリスマ的リーダーシップ理論は1970年代にアメリカで広がっていった理論です。この時代、アメリカでは経済が停滞し経営環境は大きく変化していきました。そうした中、必要とされたのはカリスマ的リーダーです。

リーダーは一定のルールのもと部下をマネジメントすればよいという時代から、将来的なビジョンを描くことのできるカリスマ性のあるリーダーが必要という時代になってきたのです。

1924年に社会学者マックス・ウェーバーが定義づけたものですが、1976年ハウスにより再定義されました。部下からカリスマと認知されることでリーダーがカリスマとなることができるのです。

変革的リーダーシップ理論(1970年代~1980年代)

変革的リーダーシップ理論は年代的にはカリスマ的リーダーシップ理論と重なりますが、この理論は「ビジョン」を重要視します。変革を実現させるためにはどのようなリーダーシップが必要なのかとういうことを追求した理論です。企業の成長を促すためにはいつも同じというわけにはいきません。当然変革が必要となってきます。そのためには管理能力と共存しつつ変化に対応する「変革能力」が不可欠という考えです。ハーバード・ビジネススクール元教授のジョン・コッターが提示したことからジョン・コッターモデルとも呼ばれています。

5.あなたのリーダーシップスタイルは?

リーダーシップにはいくつかのスタイルがあります。代表的なスタイルをご紹介しましょう。

ダニエル・ゴールマンの「6つのリーダーシップスタイル」

ダニエル・ゴールマンによれば、リーダーシップは6つのスタイルに分けることができます。人はそれぞれに性格が異なることから適しているリーダーシップのスタイルも異なります。ご自身がリーダーシップを発揮できるスタイルを覚えておくとよいでしょう。以下に6つのリーダーシップスタイルの特徴をご紹介します。

1.ビジョンリーダーシップ(Vision Leadership)

共通の夢を持ち、その夢を実現するために周囲を動かすというスタイルのリーダーシップです。明確な信念や価値観が必要となります。理想論という説もありますが、総合的に考えると最も有効なスタイルといえます。

2.コーチングリーダーシップ(Coaching Leadership)

メンバーの可能性を重視し、その可能性を組織の目標へと結びつけていくスタイルのリーダーシップです。個々のメンバーを深く理解していることが重要であり、専門分野においてもリーダーがメンバーを指導する能力が必要です。また、メンバーとのコミュニケーションを図る能力も重要となってきます。

3.調整リーダーシップ(Democratic Leadership)

メンバーの提案を歓迎し、意思決定という段階にメンバーを参加させることでコミットメントを得るというスタイルのリーダーシップです。英語でDemocratic (民主的な)という言葉が使われていることからもわかるように民主的な面を持ったリーダーシップです。メンバーの意見を広く集めることから新しいアイディアを発掘することができたり協調性を養うことができたりするスタイルでもあります。

4.仲良しリーダーシップ(Affiliative Leadership)

メンバーと同じ目線に立ち信頼を得ることにより、友好な関係を保つというスタイルのリーダーシップです。感情が優先されるため目標や目的が後回しになる傾向があります。

5.ペースセッター型リーダーシップ(Pacesetting Leadership)

リーダーが手本となり周囲を牽引していくというスタイルのリーダーシップです。自身が手本となるために十分なスキルが必要となります。メンバーが優秀な場合に特に効果を上げることができますが、リーダーができることをメンバーができるとは限らないので注意が必要です。

6.指示命令リーダーシップ(Commanding Leadership)

強制的に指示命令するというスタイルのリーダーシップです。単純な業務には有効とされていますが、リーダーが裁量権を一人で握るという形であり、メンバーの反感を買う可能性が高いリーダーシップでもあります。ただし、緊急時などの対応には優れていることでも知られるリーダーシップのスタイルです。

部下に奉仕するサーバントリーダー

支配型リーダーシップとは対極をなすスタイルにサーバントリーダーシップがあります。ロバート・グリーンリーフが提唱したリーダーシップ哲学に基づいた考えで「リーダーは相手に奉仕し、そのうえでメンバーを導いていく」ということを謳ったものです。サーバントとして周囲に奉仕したり支援したりすることにより周囲の信頼を得ることができます。結果的には周囲の人の協力を得ることができ、リーダーとして周囲を導いていくということにつながります。近年、多くの企業がこのスタイルを組織マネジメントに活用しています。

【関連】サーバントリーダーシップの意味とは?特徴や事例をご紹介 / BizHint HR

PM理論でわかる4つのリーダーシップタイプ

リーダーシップ理論の一つにPM理論があります。心理学者である三隅二不二によって提唱された理論で、リーダーシップをP機能とM機能の二つに分けて考えたものです。P機能は職務遂行機能(Performance)、M機能は集団維持機能(Maintenance)を表します。リーダーシップをPM型、Pm型、pM型、pm型の4つに類型化しました。以下に4つのタイプをご説明します。

1.PMタイプ

P機能・M機能ともに大きい、リーダーとしては理想のタイプです。目標を達成するために行動する力とチームを維持強化する力の両方を兼ね備えています。チーム内を良好に保ち生産性の向上も望めます。

2.Pmタイプ

P機能が大きくM機能は小さいタイプです。目標達成能力はあるもののチームをまとめる力は弱くなります。生産性を高めることを最優先にするためメンバー間の雰囲気が悪くなる傾向があります。

3.pMタイプ

P機能は小さくM機能が大きいタイプです。チームを維持しまとめあげる力はありますが、目標を達成する能力が高いとは言えません。メンバー同士の関係は良好な状態を保てるものの業績の向上には結び付きません。

4.pmタイプ

P機能・M機能ともに小さいタイプです。目標を達成する力が弱いだけではなく、メンバーをまとめる力も弱いタイプです。業績を上げることが最も難しいタイプです。

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思いを共有するシェアードリーダーシップ

コーチングの神様と言われるマーシャル・ゴールドスミスが発展させた考えに「シェアードリーダーシップ」があります。シェアードリーダーシップは文字通りリーダーシップをシェアすることです。これにはメンバーの間でビジョンが共有されていなければなりません。トップの考えるビジョンをメンバーが共有し理解する、またそのビジョンに如何に貢献できるかを考え実践していくということになります。このようにリーダーシップを共有することにより、トップの考えるビジョンがより実現へと近づいていきます。これにはトップが明確かつ共感できるビジョンを発信することが重要となってきます。

【関連】リーダーシップの種類や理論、リーダーシップスタイルを整理してご紹介/ BizHint HR

6.リーダーシップは努力で身につける

経営学者の世界的権威であるピーター・ドラッカーは経営の教科書とも言われる数々の著書を遺しました。それらの著書の中で彼は「リーダーシップ」に関しても語っています。ドラッカーの考えるリーダーシップ論をご紹介します。

ドラッカーが定義したリーダーシップとは

ドラッカーは歴代の大統領や指導者などを研究、そのうえでリーダーシップとはカリスマ性とは無縁のものであると考えました。歴史を紐解けばカリスマと言われる多くの指導者がいました。しかし、彼らが作り上げた社会は必ずしも良いものではなく、むしろ破滅に導く結果にもなっています。

ドラッカーが考えるリーダーの定義は「つき従う者がいるということ」です。強引に付き従わせるのではなく、そこには「信頼」というキーワードが存在します。リーダーを信頼するからこそ「自らの意思で付き従う」のです。

ドラッカーはリーダーシップを「仕事」「責任」「信頼」という言葉を用いて説明しています。

1.リーダーシップとは仕事である

ドラッカーは「リーダーシップとは仕事である」と定義づけています。ここで言う仕事とは以下の3つのことを指します。

(1) 組織の使命や目標を明確に設定すること

(2) 優先順位や基準を定め維持すること

(3) 目標を達成するために自らが率先して行動すること

2.リーダーシップとは責任である

「リーダーシップとは責任である」こうドラッカーは定義しています。ここで言う「責任」とは上司は部下の行動に責任を持つということを表しています。

つまり部下がした行動をサポートしながら最終的な責任を負うということを示します。リーダーが責任を持つことによりメンバーは目標に向かい前進していくことができます。結果的に組織が良い方向へと進んでいくことにつながります。

3.リーダーシップは信頼である

ドラッカーは「リーダーシップは信頼である」と定義づけています。前述の「仕事」と「責任」という言葉を受けて、リーダーシップに関してまとめてみましょう。リーダーシップという「仕事」に対しをリーダーシップという「責任」を持って取り組み完遂することでむことで、「信頼」を得ることができるのです。この「信頼」という関係性のうえにリーダーシップは成立します。

リーダーシップの条件

ドラッカーは「仕事」「責任」「信頼」この三つのキーワードでリーダーシップを定義しました。加えてリーダーシップをとるためには下記の条件が必要と語っています。

  1. 従うものがいる
  2. 大事なことは人気ではなく「成果」
  3. リーダーは他の人たちの「模範」となるべきもの
  4. リーダーシップは地位や特権ではなく「責任」

リーダーシップとは才能ではなく努力で身につけるもの

リーダーシップは現代では、組織のトップはもとより新人まで誰もが身につけることのできる能力と考えられています。実際、リーダーシップに関する科目はMBAのカリキュラムや企業研修にも取り入れられています。

もちろんリーダーシップは簡単に身につくものではありません。しかし組織の中の構成員として、リーダーシップは地位や役職に関係なく誰もが努力し身につけなければいけない能力なのです。

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7.リーダーシップをとるために必要な5つのこと

リーダーシップに関する論説やスタイルをご紹介してきました。最後にリーダーシップをとるために必要な5つのことをご紹介します。

明確なビジョンを示す

重要なことは何であるのか・目標とするべきことは何であるのか、リーダーは組織が目指す未来の姿や目標を明確に示さなければいけません。

ビジネスを取り巻く環境は常に変化しています。そうした中で現在置かれている状況を客観的に見極め、状況に則した方向性を示すということが重要になってきます。

メンバーの意見を尊重する

組織の成長にはメンバーの成長が不可欠です。リーダーが対話によるコミュニケーションを重視しメンバーの意見を尊重することにより個々のメンバーが持つ能力を最大限に引き出すことへとつながり、結果的には組織の成果へとつながります。

メンバーの意見を尊重することは人材開発技法のひとつであるコーチングにあたります。コミュニケーションによりメンバーの能力を引き出し自発的な行動を促すという技法です。具体的には以下になります。

① 傾聴する ② 承認する(褒める) ③ 承認する(叱る) ④ 質問する

メンバーの意見を尊重し特性や強みを生かしてあげることができるようにフォローすることは組織の成長につながります。

冷静に判断する

昨今の安定しない経済情勢においてはリーダーが「正しい判断ができる」ということがとりわけ重要になってきます。入念に戦略を練っても、その時々の情勢で無意味なものになってしまったり正しいやり方ではなくなってきたりする可能性があります。

そうしたときに次へ進むための「判断力」が不可欠となってきます。判断するタイミングを認識し冷静に状況を判断する、そして正しい結論を導き出さなければいけません。

信頼を得る

リーダーシップをとるために必要なことに「信頼を得て尊敬される」ということがあります。信頼されるために必要な要素は次の3点になります。

第一に能力が挙げられます。リーダーとしての能力がない人を信頼し付き従う者はいないでしょう。

第二に、信頼を得るためには傾聴も大事になってきます。「傾聴」という言葉はカウンセリングの基本でもあります。耳を傾けて話をよく聞くこと、その際に相槌を打つといった動作は信頼関係を築くための第一歩となります。

第三に信頼を得るためにはメンバーへの思いやりや優しさが大切になってきます。ジェームズ・C・コリンズは思いやりをI feel for you(察する)・I understand you(理解する)・I want to help you(助ける)の三つに分解できるとしています。

これはエモーショナルインテリジェンスに通じる要素であり、訓練により着実に伸ばせる要素とされています。

フォロワーシップを得る

フォロワーとはフォローする人、つまり補佐する人のことを言います。どんなに優れたリーダーでもフォロワーシップを得ることができなければ、リーダーとして成功する可能性は極めて低くなります。

偉大なリーダーと言われる人にはフォロワーが必ず存在します。リーダーとフォロワーが織りなす相互作用により組織が成果を上げることにつながります。

【関連】フォロワーシップの意味、具体例やリーダーシップとの関係までご紹介/ BizHint HR

おわりに

リーダーが明確かつ共感できるビジョンを発信することがリーダーシップの本質です。組織にとって権限委譲は重要な課題とされてきました。 これにはメンバーの間でビジョンの共有がなされていなければなりません。

リーダーの考えるビジョンをメンバーが理解する、またそのビジョンに如何に貢献できるかを考え実践していく、このようにビジョンを共有することによりリーダーの考えるビジョンのがより実現がへと近づいてくるでしょう。いきます。これにはリーダーが明確かつ共感できるビジョンを発信することが重要となってきます。

フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトの言葉に

“A leader is a dealer in hope.”

があります。ビジョン実現に向けて一人一人がリーダーシップを発揮するためにも希望を与える明確なビジョンが求められるのです。

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