ピーターの法則
2018年11月19日(月)更新
ピーターの法則とは、企業などの組織に属する構成員は、その全員が自己の能力を進展させ続けなければ組織がいずれ無能化し、機能しなくなるという階層社会学の法則です。詳細についてご説明します。
ピーターの法則とは
ピーターの法則とは、ローレンス・J・ピーターの著書「The Peter Principle」で提唱されたもので、企業などの組織に属する構成員は、その全員が自己の能力を進展させ続けなければ組織がいずれ無能化し、機能しなくなるという階層社会学の法則です。
ピーターの法則の特徴
この法則は以下3つの要素にまとめられます。
- 能力主義の階層社会において、人間は能力の限界まで出世すると無能な管理職になる。
- 無能な人材はそのままの地位に落ち着き、有能な人材は出世して無能な管理職の地位に落ち着く。その結果、どの階層においても無能な人材で埋め尽くされる。
- 組織の仕事は、出世する余地のある無能に達していない人材によって行われる。
無能な管理職が生まれるプロセス
階層社会において、現在の地位で有能な人材は昇進・昇格されます。昇格後、その地位で職務遂行能力がなければ、それ以上昇格せず現状の地位で止まります。
これが各階層に生じることで、すべての人材は「無能レベル」で地位が止まり、組織は無能な管理職、無能な部下で埋め尽くされてしまうということになります。
ピーターの法則の成立条件
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