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配置転換

2020年1月27日(月)更新

配置転換は人事の一環として定期的に行われるほか、就業上の措置として実施されることもあります。しかし、中には労使間の深刻な争いに発展することもあるので、配置転換を適法に行うためには法規制の理解も重要です。本稿では、配置転換について詳しく解説します。

配置転換とは

配置転換とは、同一企業内で職種や職務内容、あるいは就業場所(勤務地)などを長期間にわたって変更することを指します。略して配転(はいてん)と呼ぶことも多く、人事異動の一つです。

会社側(使用者)は従業員に対する人事権を有し、就業規則などの雇用契約上の根拠がある場合には配転を命じる「配転命令権」をもつとされています。しかし、配転命令権の行使が権利濫用に該当する場合は認められず、その配転命令は無効となります。

企業内と企業外の配置転換

人事異動には配置転換のほかに、元の企業とは異なる企業で働く出向や転籍といった異動、さらに、採用や退職、昇進、昇格なども含まれます。しかし、人事異動と配置転換を同じような意味合いで使うこともあるので注意してください。

また、配置転換は一般的に企業内の異動(職種や勤務先などの変更)を指しますが、出向や転籍を「企業外の配置転換」ということもあります。配置転換や出向、転籍などの用語は混同しやすいので、それぞれの違いを整理しておきましょう。

配置転換・転勤・出向・転籍の違い

4つの用語について、企業内の異動と企業外の異動に分けて違いを説明します。

【1】企業内の異動

  • 配置転換
    配置転換は、前述のように同一企業において職種や勤務先を変更することをいいますが、狭義の意味では「同一事業所内」の異動を指します。
  • 転勤
    転勤は同一企業内の配置転換のうち、事業所間にまたがる異動、勤務先の変更を伴うものをいいます。

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