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等級制度

2020年2月12日(水)更新

等級制度は、社員の持つ能力や与えられた職務の内容、期待される役割に応じて分類を行った上で序列化する制度で、主に「職能資格制度」「職務等級制度」「役割等級制度」の3種類があります。今回は、等級制度の分類基準ごとに特徴やメリット・デメリットを解説し、実際にそれぞれの制度を人事労務管理へ取り入れていくための方法もあわせてご紹介します。

等級制度とは

等級制度とは、社員の持つ能力や職務、社内における立場などをもとに分類し、順序づける制度です。

組織内の人材配置や賃金管理など、人事労務にまつわる業務の基本的支柱となります。

等級制度の分類基準

等級制度には、主に

  1. 職能資格制度
  2. 職務等級制度
  3. 役割等級制度

の3種類の分類基準があり、会社側はこの基準をもとに社員を分類していきます。

これらの基準を単独、もしくは組み合わせることで、柔軟かつ公平に社員を序列化することが可能です。

1. 職能(能力)資格制度

職能資格制度とは、社員が仕事に対する能力をどれだけ持っているか見極める制度のことです。職能とは「職務遂行能力」の略称であり、分類の対象となるのは能力を持つ対象者である社員、つまり「人」です。

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