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社内FA制度

2018年11月21日(水)更新

人事異動制度のひとつである社内FA(フリーエージェント)制度。社内公募制度と合わせて、導入されることも多く、その導入率も増えています。今回は社内FA制度の内容や導入に至った背景、既に実施されている社内公募制度・自己申告制度との違い、そのメリット・デメリット、さらには導入事例についてもご紹介いたします。

社内FA制度とは?

社内FA制度とは、社員が自分の経歴や能力・実績を希望部署に自ら売り込み、異動や転籍を可能とする人事異動制度のひとつです。

プロ野球界で野球選手がFA権(FA資格)を取得したというニュースを耳にしますが、仕組みや内容はほとんど同じです。社員のキャリアパスの実現、社内人材の流動化などに効果があります。社内FA制度の応募者は勤続年数や保有資格などの厳しい条件をクリアする必要があります。

しかし、成果主義や年俸制の浸透により、年功序列が強く反映した年齢や性別、勤続年数にこだわらないケースも登場しています。 社内公募制度自己申告制度と一緒に実施されることが多く、主に社員の自発的なキャリア開発を目的に導入されます。

2010年1月、【財団法人 日本生産性本部】が発表した「日本的雇用・人事の変容に関する調査」よると、社内FA制度の導入率は2001年が3%と低水準だったが、2009年には12.5%まで高まっており、今後も拡大していくという見解を述べています。

【参考】財団法人日本生産性本部 日本的雇用・人事の変容に関する調査 10P

社内FA制度が導入される理由

既に導入されていた社内公募制度や自己申告制度と比べて、導入率が低かった社内FA制度ですが、近年では増加傾向にあります。その理由として、以下が挙げられます。

成果主義と年俸制の浸透

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