システム思考
企業や組織は大きくなるにつれて、さまざまな問題が生じます。強力なリーダーや優れたマネジメントができる人材は必要ですが、それだけでは自ら機能する組織を作り上げることはできません。今回は組織マネジメントにおいて、必要不可欠であるシステム思考の意味や手法、事例、参考図書ともにご紹介いたします。
システム思考とは?
システム思考とは、解決すべき対象や問題を「システム」として捉え、多面的な見方で原因を探り、問題解決を目指す方法論です。外資系企業の多くが取り入れているマネジメント手法の一つでもあり、安易な解決方法で問題の解決を目指すのではなく、根本的な解決技法として注目されています。
現在、私達の周りにはさまざまな要素が複雑に絡み合い、存在しています。会社や組織においては、考え方や性格が異なる多種多様な人材が共に働いています。さらに経済がグローバル化するにあたり、価値観や文化が異なる人材とも一緒に働く機会も増えています。その結果、組織がどんどん複雑化していき、さまざまな問題が生じることになります。良くも悪くも相互に作用し合い、潜在的な原因が多いため、システム思考による解決方法がより重要性を増してきます。
システム思考のアプローチとして有名なのが「氷山モデル」です。「出来事」→「パターン」→「構造」→「メンタルモデル」という形で根本的な原因を探るやり方が一般的です。
その他にも「ループ図」、「システム原型」、「ストック&フロー図」、「XY関係図」、「システムダイナミクスモデル」、「レバレッジポイント」、「ステークホルダー分析」、「シナリオ分析」といった手法があり、自社にあったアプローチを選択できることもメリットとされています。
システム思考と氷山モデル
システム思考を使った問題解決でよく使われるモデルが「氷山モデル」です。この「氷山モデル」のアプローチは「出来事」、「パターン」、「構造」、「メンタルモデル」の4つに分けて、考えます。
出来事
海上から見える氷山は小さくちっぽけな存在ですが、海中でははるかに大きな氷山が隠れています。映画化された豪華客船タイタニック号の悲劇も、海中に隠れた巨大な氷山との衝突が原因といわれています。
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