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行動理論

2018年10月29日(月)更新

経済がグローバル化し、ビジネスが高度化・複雑化する中で、優れたリーダーシップを発揮する人材の確保は日本企業の課題とされています。そのような状況で、しばしば人材育成に活用される理論が「行動理論」です。今回は行動理論の意味やリーダーシップとの関係性、行動理論の活用方法を中心にご紹介いたします。

行動理論とは?

行動理論は認知療法やリーダーの育成、心理療法、人間関係の改善などさまざまな分野で活用されています。今回はリーダーシップとの関連性に焦点を当てながら、行動理論をご紹介いたします。

行動理論の意味とは?

行動理論とは、「状況を悪化させる、または維持する状況やシステムは不適切な学習によって生まれる」と定義し、別の学習を実施することでこれらを改善しようとする学習理論に基づいた考え方全般を指します。

ビジネスの世界においても、優れたリーダーシップを発揮する人材を育成するための理論として活用され、しばしば用語として使用されています。他人に影響を与えるリーダーの「行動パターン」を分析・定義することで、企業が求めるリーダー像を明確にし、リーダーシップを発揮する人材の育成につなげることができます。

リーダーシップと行動理論

人材育成における行動理論は、さまざまあるリーダーシップ研究の一つです。行動理論においては、「優れたリーダーは先天的なものではなく、リーダーたる行動が行なえるかどうかが、リーダーとなる人材である」と定義付けられています。つまり、「リーダーはある環境から自然と生まれてくるのではなく、自発的にリーダーとなる」という考えに基づいており、汎用性も高く、わかりやすいことから長く人材育成や能力開発に活用されてきました。

そのほかのリーダーシップ研究としては、「目標達成行動と集団維持行動の2つの能力により、リーダーシップは構成される」とするPM理論や、「優れたリーダーは生まれながらの特質を持つ」という考えを基にしたリーダーシップ特性論(古典的な理論)などがあります。

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行動理論のパターン軸

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