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ホラクラシー

2019年1月25日(金)更新

欧米の一部企業で導入され話題を集める「ホラクラシー」。役職のないホラクラシー型組織は、縦社会の日本企業にマッチするのでしょうか?組織改革を考えている人事担当者に、ホラクラシーのコンセプトやメリット・デメリットをお届けします。

ホラクラシーとは?

「ホラクラシー」とは、階級や上司・部下の関係が一切存在しない組織の管理体制のことを表しています。従来の中央集権型や階層型などヒエラルキー組織とは逆の新しい組織体制のことを言い、ホラクラシーでは細分化されている各チームにそれぞれが最適だと思うことを実践していくことで、組織を自律的に統治していくシステムとして注目されています。肩書きや職種などが重要視されないため、1人が複数の役割を持つということも可能になります。

「ホラクラシー」と「ヒエラルキー」

「ホラクラシー」とは、企業から役職や肩書などをなくし、組織全体に権限を拡張・分散して意思決定をさせるフラットな組織管理体制です。これは、日本の社会に根づいた従来のピラミッド型に序列化された階層組織「ヒエラルキー」に相対する新たな概念となります。ヒエラルキーを中央集権型・階層型とすれば、ホラクラシーは分散型・非階層型といえるでしょう。

ホラクラシー型組織では、役職に変わり「役割」が与えられ、細分化されたチームで各々が適切な意思決定・実行をすることにより、組織を自律させて統治する自走的組織となります。役職のないホラクラシーでは上下関係が存在せず、社員全てが経営に関しての発言権を持つことになります。

「人」中心から「仕事」中心へ

ホラクラシーの根本的な目的は、これまで「人」を中心に構成された組織を「仕事」を中心にした組織に移行することです。その結果として役職等の肩書が不必要となり、フラットな組織になったということで、フラットな組織にするために肩書等をなくしたわけではありません。

ホラクラシーの特徴

ホラクラシーの特徴は、簡潔にまとめると以下の4つになります。

  • 柔軟な組織体制
  • 長所を活かした役割分担
  • 効率的な組織運営
  • 主体性の強化

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