インストラクショナルデザイン
インストラクショナルデザインは「教育設計」と訳され、教育が必要とされる様々なシーンにおいて、学習者の高い習熟と行動変容を目標として、より効果的・効率的で魅力的な学習環境を設計・開発するための、システム的な教授方法・ガイドラインのことを言います。今回は、このインストラクショナルデザインについて、その目的やポイント、代表的な理論(ADDIEモデル)を使った推進プロセス、また、研修における動機付けや、人が知識やスキルを習得するプロセスに則った研修設計方法など、幅広くご紹介します。
1.インストラクショナルデザインとは?
そもそも「インストラクショナル(Instructional)」とは、「教育・教授・教え」という意味、そして「デザイン(Design)」は「設計」という意味の英語で、直訳すると「教育設計」となります。
このインストラクショナルデザインは、教育が必要とされる様々なシーンにおいて、学習者の高い習熟と行動変容を目標として、より効果的・効率的で魅力的な学習環境を設計・開発するための、システム的な教授方法・ガイドラインのことを言います。略してIDと呼ばれることもあります。
元々は第二次世界大戦時のアメリカ軍の訓練モデルが基盤となっており、1980年代からは企業教育における人材育成メソッドとして広く取り入れられるようになりました。
【出典】weblio英和辞典・和英辞典「instructional」
【出典】weblio英和辞典・和英辞典「design」
インストラクショナルデザインの理論
インストラクショナルデザインを語る上で欠かせないのが、その推進の際に用いる理論です。理論は、大きく2つのカテゴリーに分けられます。
まずは、インストラクショナルデザインを推進する上で全体の流れを設計する際に用いる「IDプロセスモデル」です。この代表的なものに、研修を5つのステップに則って設計する「ADDIEモデル」があります。詳しくは「4.インストラクショナルデザインの推進手順(ADDIEモデル)」でご紹介します。
もう一つは、研修において実際の学習内容を検討する際に用いる「IDモデル」です。この代表的なものに、人の学習意欲について考察するための「ARCSモデル」、そして人が知識やスキルを習得するプロセスに沿った研修を検討するための「9教授事象」があります。こちらも、詳細については「5.研修設計時に有効なインストラクショナルデザインモデル」にてご紹介します。
従来の研修方法との違い
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