ホーソン効果
人間の心理によって結果が変わってくる「ホーソン効果」。同じように気持ち次第で結果が変わるピグマリオン効果やプラセボ効果といった心理学用語との違いや、ビジネス現場でのホーソン効果の活用事例をご紹介します。
「ホーソン効果」とは?
ホーソン効果とは、注目を浴びることで、相手の期待に応えたい心理的行動によって好結果を出す効果のことです。
一世紀ほど前、アメリカのウェスタン・エレクトリック社ホーソン工場で行われた実験では、物理的労働条件よりも「注目されているという意識によって生産性が向上する」ということが判明しました。(ホーソン実験)このことから、周囲の注目を浴びることで、よく見られたい、期待に応えたいなどの気持ちから行動が変わり、好事象を得ることを「ホーソン効果」と呼ばれるようになりました。
また、ホーソン実験によって人は経済的動機付けだけで動くわけではないことがわかり、その後のマズローの欲求階層説(人間心理学)につながっていきます。
【参考】「ホーソン実験」とは?ホーソン実験によって注目された人間関係論/ BizHint HR
ホーソン効果が発見されたきっかけ

先に述べた通り、「ホーソン実験」によって、ホーソン効果が発見されました。しかしホーソン実験は元々このような効果を期待したものではなく、環境条件を変えれば効率的な作業ができるようになるのではないか、そのためにはどんな作業環境にすればいいのかということを調査するための実験でした。
最初の実験で照明の明るさを変えてみたところ、薄暗くて手元が見づらい環境でも作業能率が変わらず、むしろ能率が上がりました。このような予想外の結果が出たことから、次に作業員に対して休憩時間や給与といった労働条件を悪条件に変えてみたところ、それでも能率が向上しました。
一般的に悪条件になれば作業能率は下がると誰もが思いますが、これは日常の業務ではなくハーバード大による実験ということがキーポイントでした。
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