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2018年7月24日(火)更新

リフレクション

リフレクションという言葉を、人事などの業務で聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。リフレクションの考え方を社員研修などの場面で提唱し、実際に業務に取り入れていくことで社内の業務を向上させることができます。リフレクションを自社の社員が理解し、業務で実践できるように、まずは人事側が概念を理解しておきましょう。

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リフレクションとは何か

1-1リフレクションとは

リフレクションとは、自分の仕事ぶりや行動、考え方などを一旦立ち止まって振り返り、自分の失敗や成功を再認識したうえで、きわめて客観的に評価することです。加えて振り返りを行った後に、自分の考え方や行動などをそれを振り返りを踏まえて再構築することもリフレクションに含まれます。

リフレクションの目的は、振り返りや客観的な評価、そして再構築を行うことで、リフレクションを行った社員のマネジメント能力やリーダーシップを高めていくことです。リフレクションは社員自身が行うことによって、社員自身の客観性を養ったり、自助努力で業務を改善・効率化させていくこともできます。

1-2リフレクションのメリットとは

リフレクションは社員自身が行うものですので、自ら率先して自分の行動や規範といった部分を改善していくことができます。外圧による無理矢理な修正ではなく、自らが修正することで、仕事へのモチベーションを維持、さらには向上させていくことも可能です。

さらに、役職を持つなど上に立つ人間がリフレクションを行うことで、社員自身だけでなくチーム全体の行動規範の改善、業務の効率化を行っていけるというメリットもあります。部下が「業務や行動の後こそが大切」という意識を持てることで、部下の自律的なリフレクションも促していくことが可能です。このように社内で上に立つ人間ほど、リフレクションは不可欠なものとなります。

リフレクションの2つの種類

2-1リフレクションと反省との違い

反省とリフレクションの大きな違いは、その問題点を自分が認識しているかどうかにあります。リフレクションは日本語で「内省」と訳されることもあります。どちらも業務や行動の問題点を、振り返って掘り返す点は同じです。あえて区別するならば自分が認識している問題点を振り返ることは反省、無意識な行動まで振り返って掘り返すことが内省(リフレクション)です。リフレクションは、問題点をあくまでも「客観的」な視点に立って評価するという点で、反省とは大きく異なる概念となっています。

2-2リフレクションの種類

<仮説検証> 「仮説検証」は、結果に対して目標との差異を検証することが中心です。理想としていた結果を仮説として、現実の結果と対比させて理想と現実の差がなぜ出てしまったかを検証します。そのうえで、現実を少しでも仮説に近づけていくためにはどうするべきか、どうすべきだったかということを考えていきます。 <弁証法的探求> 「弁証法的探究」は、実際に出た結果に対して、そのプロセスを振り返ることが中心となります。プロセスを振り返るなかで新しいアイデアや考え方を取り出し、検証を行っていきます。実際に行ったことではなく、実際には行っていなかった行動のアイデアを挙げて、その新しいアイデアの是非を考えることが、「仮説検証」との最大の違いです。

具体的なリフレクションの方法

3-1リフレクションの手順

リフレクションを具体的に行っていくためには、以下のような手順を踏んでいくことが求められます。

1.事例の抽出

リフレクションを具体的に行っていくためには、まずは元となる仕事上の業務や経験を選ばなければなりません。仕事上の失敗だけでなく、成功体験であっても「なぜ成功するに至ったか」ということを振り返ることができるため、有効に活用することができるでしょう。

2.プロセスごとの分解

失敗、あるいは成功に至るまでには、自分の行動のプロセスがいくつか存在します。そのプロセスごとに業務や経験の過程を切り分けることで、プロセスごとの検討をすることが可能となります。

3.プロセスの客観的な精査

プロセスごとの検討を行う際には、客観的な見地から行うことを忘れてはいけません。客観的な目線でプロセスを精査し、それぞれ評価を行います。

4.プロセスごとにどのような行動が取られたかの振り返り

評価の後に、では実際にプロセスごとにどのような行動が可能であったかを考え、具体案を提示していきます。具体的にどのような行動ができて、結果をどのように変化させることが可能だったかを考えましょう。

5.今後のための最適解の提示

現在進行中のプロジェクトの場合には、これらを踏まえて今後どのように業務などを進めていくべきかを考えて、プロジェクトを「再構築」します。プロジェクトが終わってしまった場合には、結果をどう変えることができたかを考えて「再構築」を行います。

まとめ

1.リフレクションとは、自分の行動などを振り返り再構築を行うこと。「反省」とは意義が異なる。

2.リフレクションには「仮説検証」と「弁証法的探求」という二つの実行法を紹介した。

3.リフレクションでは具体的に、事例をプロセスごとに分解し、客観的な精査と振り返り、今後のための最適解の提示を行う。

リフレクションは日本のビジネス界では「反省」と同義に捉えられていることも多い概念ですが、「再構築」を行う点で「反省」とは決定的な違いがあります。リフレクションの概念や方法を理解したうえで、社員全員が自分自身の業務や行動について振り返りを行い改善・効率化につながるようにしていきましょう。

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