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多能工化

2020年2月18日(火)更新

「多能工化」とは組織の人材を「多能工(マルチスキル)」として教育・訓練する仕組みを言います。1人で複数の業務ができる能力を持った人材が増えることで、労働環境の改善や、生産性の向上が期待できます。今回は、多能工化の導入メリットとデメリットや、注意点について、多能工化を推進するための5つのステップ、具体的な企業事例など、幅広くご紹介します。

多能工とは

多能工とは、主に製造業などにおいて1人で複数の業務や行程をこなす従業員の事です。「マルチスキル」とも呼ばれています。

多能工化の意味

多能工の育成に成功すれば、その時々で忙しい工程に労働力を集約させるなど、従業員の負荷を平準化したり、生産性の向上が実現できます。

このように、組織の人材を多能工として教育・訓練する仕組みを「多能工化」と呼びます。従業員の多能工化は、製造業のみならずサービス業など様々な分野で求められています。別名「マルチスキル化」とも言われています。

単能工とは

単能工は、1人が単一の行程のみを行う従業員の事を言います。多能工の対義語です。

全体の流れが把握できないため、「造り過ぎ」などのムダを出しやすいというデメリットがありますが、各担当業務についてのプロフェッショナルを生み出せるというメリットもあります。

高度経済成長期の「少品種多量生産」、いわゆる大量生産の現場においてはこの単能工が一般的でしたが、近年の市場ニーズの多様化に合わせ「多品種少量生産」時代が到来。これに柔軟な生産体制で対応するために、いま多能工が求められているのです。

トヨタ生産方式から生まれた多能工化

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