close

はじめての方はご登録ください(無料)

メニュー

BizHint について

カテゴリ

  • Icon mailmaga
  • Icon facebook
  • Icon twitter

最新情報はメールマガジン・SNSで配信中

マイクロラーニング

2020年3月16日(月)更新

マイクロラーニングとは、従来のeラーニングと比較し5分程度の短時間で受講できる「マイクロコンテンツ」により学習を行う、新しい学習スタイルのこと。社員は隙間時間を活用し、パソコンやモバイル機器など、様々なデバイスを通じて学習することができます。この記事では、eラーニングとの違いや、マイクロラーニングが生まれた背景。導入のメリット・デメリット、マイクロラーニングにより成果を出すためのポイント、マイクロラーニングを取り入れるための企業教育サービスの例まで、幅広くご紹介します。

  • Icon facebook
  • Icon twitter
  • Icon hatebu
  • Icon pocket

マイクロラーニングとは

マイクロラーニングとは、概ね5分以内程度の短い学習コンテンツを利用したeラーニングを指します。パソコンだけでなくタブレット、モバイル機器など、様々なデバイスを通じて視聴・学習できることが特徴です。

また、コンテンツ自体が軽量であるため、SNSなどアクセスしやすいツールを通して学ぶことも可能。時間や場所を問わず、スキマ時間を活用した学びを提供できます。クイズなどゲーミフィケーション要素を取り入れたコンテンツも多く、時流にのった新しい学習スタイルと言えます。

eラーニングとの違い

これまで一般的だった「eラーニング」は、主に数十分〜1時間程度のコンテンツが多く、研修などで利用されてきました。コンテンツは学習計画などが綿密に企画された長編のものが多く制作され、主にLMS(学習管理システム)というプラットフォームを利用して配信されてきました。

一方、「マイクロラーニング」は、そのコンテンツの時間が短いという点に大きな違いがあります。提供したい学習内容を細かい単位で提供でき、研修だけではなく、日々の業務のスキルアップなどに気軽に使うことが可能です。

その特性から、コンテンツの制作に対するハードルも低く、また必ずしもシステムを使った運用が必要ないため、より手軽に学びを提供できます。

【関連】eラーニングとは?メリット・デメリットや用途別eラーニングサービスまとめも/BizHint

マイクロラーニングが生まれた背景

マイクロラーニングという学習スタイルが生まれた背景について解説します。

従来のeラーニングの限界

従来のeラーニングの学習スタイルとしては、長時間の学習コンテンツを、オフィスのパソコンを使って視聴する形式が一般的でした。

しかしこのような学習スタイルには、「忙しさが理由でコンテンツが視聴されない」「集中力が続かず、思ったような学習効果が得られない」「一度しか見られず定着しない」のような問題があり、これらを解決する学習方法として、「マイクロラーニング」という概念が生まれることとなりました。

ミレニアル世代への対応

マイクロラーニングの誕生には、ミレニアル世代の志向も影響しています。

ミレニアル世代とは、一般的に1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指し、小さな頃からインターネットに触れて育った「デジタルネイディブ」とも言われる世代です。日本でも、2025年以降にはミレニアル世代以降が労働力人口の半数を超え始めると言われています。

ミレニアル世代の志向としては、「学習の手軽さ、フレキシブルさ」、及び「パソコンではなくモバイル機器の利用を好む」ことが挙げられます。この世代に適した学習手法として、マイクロラーニングの存在感や必要性が高まりつつあります。

【参考】ミレニアル世代のキャリア 2020年に向けたビジョン/マンパワーグループ
【参考】「ミレニアル世代」が変える働くことの意味 トピックス5/三菱総合研究所(MRI)

コンテンツ配信方法の多様化

情報技術の発達に伴い、LMS(学習管理システム)だけでなく、社内SNS、ナレッジマネジメントシステム、モバイル機器など、様々なプラットフォームからコンテンツを配信できるようになりました。

これにより、学習者が自身に適したプラットフォームで学習できるようになり、企業としてマイクロラーニングが実施できる学習環境が整ってきました。

【関連】eラーニングに欠かせないLMS(学習管理システム)とは?メリットや活用シーンも/BizHint

マイクロラーニングのメリット

マイクロラーニングを実施するメリットについて解説します。

スキマ時間に学習できる

最も大きなメリットとしては、短時間のコンテンツであり、基本的にマルチデバイス対応であるため、隙間時間を利用し学習できることが挙げられます。

移動中にスマートフォンで動画コンテンツを閲覧したり、業務と業務の合間の数分を有効活用したりと、まとまった時間をとりにくい社員であっても、学習を進めることが可能です。

集中力が続きやすい

諸説ありますが、「人間の集中力は15分周期である」と言われています。

実際に、東京大学薬学部の池谷裕二教授が中学1年生を対象に行った「勉強時間による学習の定着・集中力に関する実証実験」では、60分間学習を行った「長時間学習」グループよりも、15分間の学習を3回繰り返した「積み上げ型学習」グループの方が、学習の定着・集中力に対して効果がある、という結果となりました。

長時間のコンテンツよりも、短時間のものを繰り返し学ぶ方が、集中して取り組むことができ、定着率も高くなるということが言えそうです。

【図表】勉強時間と成績の上昇の比較結果

【出典】学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 株式会社ベネッセホールディングスのプレスリリース/PR TIMES

復習しやすい

マイクロラーニングの学習コンテンツは一つ一つが数分で終わる簡潔なショートコンテンツとなります。そのため何度も繰り返し学習しやすく、記憶の定着が狙えます

コンテンツの制作や更新が容易

近年は先の読めない時代(VUCA時代)とも言われ、それに伴って身につけるべきスキルも多様化し、常に変化しています。

マイクロラーニングのコンテンツは短時間であり、長編コンテンツのように企画や構成、編集などに多くの時間を取られないため、制作や情報の更新が容易で、時流に沿ったフレキシブルな対応が可能となります。

【関連】VUCAの意味とは?VUCAな時代に求められるリーダーシップとは?/BizHint

マイクロラーニングのデメリット

マイクロラーニングには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

一つは、マイクロラーニングに向かない学習内容も存在するという事。マイクロラーニングのコンテンツは、「短時間で学べる内容」であることが条件となります。そのため、資格の取得・維持のための学習や、複雑でじっくり理解する必要のある内容の学習など、まとまった学習量・学習時間を必要とする社員教育には不向きであると言えるでしょう。

また、ディスカッションやワークショップを必要とするものなど、対面での人と人との相互作用による学習には不向きである事も留意しておくべきポイントでしょう。

マイクロラーニング活用で成果を出すポイント

マイクロラーニングを活用して成果を出すポイントについて解説します。

コンテンツを分割しない

マイクロラーニングの定義とも言える原則として、「Not Chunking、Not Continuation、Not Breaking Down Docs(大量ではなく、続編もなく、文書を分割することもしない)」という考え方があります。連続講座ではなく、一回一回が独立して完結するようなコンテンツとすることが重要です。

適切な配信ツール、プラットフォームを選ぶ

マイクロラーニングで成果を出すためには、学習環境へのアクセスのしやすさが非常に重要な要因となります。どのような配信ツールを使えば社員がリーチしやすいのか、ストレス無く自発的に学習するのかを見極めるようにしましょう。

後述するマイクロラーニングのサービスには、一定期間利用無料のトライアル期間を設けているものもあります。サービスを利用する際には、期待する効果が得られそうか、また自社の課題にマッチしているのかなど、事前に確認しましょう。

集合研修や実地でのトレーニングと併せて活用する

全てをマイクロラーニングに置き換えようとするのではなく、有効性を見極めた上で、他の学習手法と併せて活用することが重要です。例えば、集合研修の予習・復習用教材や、OJTの補完教材としての活用が考えられます。

また、集合研修と「ホームワーク」の役割を反転させる学習方法「反転学習」にも活用できます。事前にマイクロラーニングにより新しい業務知識の習得を行った上で、対面での研修を実施。討論や、事前学習の不明点の質疑応答、プレゼンテーションやディスカッションなどを通じ、単純な暗記だけではない、多角的で実用的な理解を深めていくことが可能になります。

【関連】OJTのやり方(計画~実行まで)とポイントを、失敗例も交えて解説/BizHint

マイクロラーニングのサービス例

マイクロラーニングを導入する際に活用できるサービスについて解説します。

マイラ

マイクロラーニングサイト「マイラ」は、株式会社アイ・ラーニングが提供する社員教育インフラです。豊富な動画コンテンツを定額で、好きなだけ利用することができます。

また、コースを受講することで獲得できる「バッジ」や「ポイント」といったゲーミフィケーション要素を取り入れており、学習者の自発的な学習を促すことが可能なサービスとなっています。

【参考】マイラ:新しい社員育成インフラ/株式会社アイ・ラーニング

UMU(ユーム)

ユームテクノロジージャパン株式会社が運営する「UMU(ユーム)」は、マイクロラーニングを中心としたコミュニケーションツール。オリジナルコンテンツの制作はもちろん、研修の予習、出席確認、復習など学びの一連の流れをフォローできます。

画像や質問、動画や音声などを組み合わせ、スピーディにコンテンツ制作が行える機能や、研修前後は勿論、研修中にもリアルタイムに試験を行い、理解度を確認できる機能などがあります。マイクロラーニングを活用した、総合的な企業内教育を革新するためのサービスであると言えるでしょう。

【参考】UMU/ユームテクノロジージャパン株式会社

LOGOSWARE Spotty

ロゴスウェア株式会社が運営する「LOGOSWARE Spotty(スポッティ)」は、店舗スタッフやアルバイトの学習教育に最適なシステムです。スタッフに対する写真や文章などのコンテンツ配信や、スタッフの閲覧状況の確認などを行うことができます。月額定額制プランであれば、100名利用で月額9,800円と、低価格で利用できることも大きなメリットです。

【参考】日常のちょっとした学びに特化したマイクロラーニングシステムSpotty/ロゴスウェア株式会社

インソース

研修業界大手の株式会社インソースも、マイクロラーニングの導入支援サービスを提供しています。

スキルマップ・教育体系図の構築、マイクロラーニング用の教材作成、教材配信・運用のための環境構築など、総合的なマイクロラーニングの導入支援を行っています。

【参考】マイクロラーニング導入支援のご提案/株式会社インソース

まとめ

  • マイクロラーニングとは、数分で受講できるコンテンツを使った、新しい学習スタイル
  • メリットとしては「学習のしやすさ」「学習内容の定着しやすさ」「コンテンツ制作のしやすさ」などが挙げられ、ミレニアル世代の志向ともマッチしている
  • 導入ポイントとしては、コンテンツを分割しないことが原則。集合研修やトレーニングとの併用や、反転学習のツールとしての利用も有効
  • Icon facebook
  • Icon twitter
  • Icon hatebu
  • Icon pocket

人材育成の記事を読む

仮登録メール確認