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1on1

2020年6月17日(水)更新

1on1とは、上司(マネージャー)が部下の育成を目的として行う個人面談です。1on1ミーティングともいいます。2012年から1on1を導入し、成功事例としてよく目にすることも多いヤフー株式会社をはじめ、現在では多くの企業が1on1を活用しています。本記事では、1on1の意味をはじめ、実施による5つの効果、話すべき内容や効果を最大化するためのポイント、導入企業の事例まで、徹底的に解説します。

「1on1」とは

1on1とは、 上司(マネージャー)と部下で個人面談を行い、日々の業務での成果や失敗について話し合い、部下に気づきを促すことで個人の能力を引き出すことを目的としたミーティング です。

個人面談というと、多くの人は学校での個人面談や面接をイメージしてしまうため、部下は「自分が評価対象者になっている」と思い、言いたいことを言えなくなってしまいがちですが、 1on1はMBO評価や業務の進捗管理をすることが目的ではありません。

1on1は、学校の個人面談や面接のような堅苦しい雰囲気ではなく、フランクな雰囲気で実施します。また、1on1と他の制度(人員配置やキャリアアップ支援など)を関連付けて行うことで、さまざまな効果を狙うことができます。ぜひ次の章以降を参考にしてください。

【要約掲載】ヤフーの1 on 1 部下を成長させるコミュニケーションの技法 (本間浩輔著)/BizHint

1on1実施による5つの効果

多くの企業で週次のミーティングを行っていると思いますが、今1on1が注目されるのはなぜでしょうか。

1on1が注目されるのは企業が抱える課題を解決できることにあります。課題を解決するための効果は全部で5つです。

  1. 部下の育成を促す
  2. マネージャが現場の状況を把握できる
  3. MBOの進捗状況についてタイミング良く働きかけることができる
  4. 適材適所と業務の効率化を実現できる
  5. 定着率の向上