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ジュニアボード

2020年1月27日(月)更新

ジュニアボード制度とは、若手社員や中堅社員がプロジェクトメンバーとして集まり、「疑似役員会」を結成し、経営課題の調査、検討、および提案を行う制度のことです。社員に経営感覚を養わせたり、若手社員、中堅社員の課題意識や意見を経営に反映させられる、といった効果があります。この記事では、ジュニアボード制度導入のメリットや成果を挙げるポイントなどについて解説します。

ジュニアボード制度とは

ジュニアボード制度とは、若手社員や中堅社員がプロジェクトメンバーとして集まり「疑似役員会」を結成し、経営課題の調査、検討、および提案を行う制度のことです。

次世代リーダー・幹部候補の育成や、若手や中堅クラスの社員の斬新な意見を経営に取り入れ企業の活性化を図る手段として注目されています。

ジュニアボード制度の歴史

ジュニアボード制度の起源は古く、1930年代の米国で、香辛料で有名なMcCormick(マコーミック)社において始められたのが最初であると言われています。

1932年にC.P.マコーミック氏が36歳という若さで社長に就任したのに伴い、社員の意見を経営に反映させるため、本来の役員会以外に、従業員が参加する疑似役員会や各種の委員会を設けました。

マコーミック社では、この経営スタイルを「複合経営制(Multiple Management)」と称し、擬似役員会をジュニアボード(Junior Board of Directors)と呼びました。

【参考】日本総研:ジュニアボード・マネジメント」による企業変革

ジュニアボード制度の目的