はじめての方はご登録ください(無料)会員登録
search

2018年8月1日(水)更新

アイスブレイク

アイスブレイクとは、緊張感を解いて場の雰囲気を和ませるために用いる手法です。それにはその場にいる全員が気軽に参加できる手法を選択する必要があります。アイスブレイクを成功させるポイントは、参加者からつい笑いがこぼれて場が和んだり、他の参加者と係わり協力しあうコミュニケーションの中で緊張を解きほぐせる内容であることです。

アイスブレイク に関するビジネス事例や製品の情報を受取る

アイスブレイクとは?

アイスブレイクとは、初対面の人同士や普段交流の少ない人たちと集う場で、緊張や不安をほぐして場を和ませ、コミュニケーションしやすい雰囲気をつくる手法のことです。ビジネスにおけるアイスブレイクでは、集まった者同士が積極的に関わり合う場の雰囲気を醸成することで、会議や研修、面接の目的を果たすために用いられます。

アイスブレイクをビジネスシーンで利用する目的

アイスブレイクをビジネスシーンで利用するのには、いくつかの目的があります。主に各人がパフォーマンスを発揮するための場づくりが挙げられますが、その具体的な理由を見てみましょう。

緊張を解きほぐすため

ビジネスにおいて各人がパフォーマンスを発揮するためには緊張を解きほぐすことが大切です。例えば、限られた時間の中で企業にマッチする人物かどうかを見極める面接では、アイスブレイクを活用して応募者の緊張を解きほぐし、本来の姿で安心して話せる場を提供することが可能です。これによりミスマッチを防ぐことにも繋がります。

話しやすい場づくりのため

ブレスト・意見のすり合わせの会議や研修のワークショップでは、活発な意見交換が必要な場面などがあります。大勢の人がいる中で発言しにくいままでは本来の目的は果たせません。そこでアイスブレイクを活用することで、安心して発言しやすい場をつくることができます。

ゴールや目的達成の手段のため

会議や研修の生産性を上げるためにアイスブレイクを活用すると効果的です。その場合、アイスブレイクの目的とゴールを設定して活用すると、より確実な効果をもたらします。例えば研修内容を仕事で活かしてもらいたい場合、アイスブレイクの目的は仕事に活かすための具体的なイメージを持ってもらうことです。ゴールは研修に参加する目的を宣言するといった、具体的な目的とゴールを設定しましょう。

シーン別アイスブレイク活用法

海外の著名なビジネスマンが、プレゼンテーションを行う際に冒頭で軽いジョークで笑いを誘うことがあります。これにより場の雰囲気がほぐれて話し手も聞き手もリラックスかつ集中できる状態になります。これもアイスブレイク効果の一例です。

ここでは、アイスブレイク活用法をシーン別にまとめました。

打ち合わせ・会議

社内でも、初対面に近い人との会議では緊張感が漂うことがあります。あるいは定例の会議でいつも同じ人が発言するなど偏りがある場合があります。そのような状態ではよい意見やアイデアは出にくく、生産性が悪くなってしまいます。

そんなときは短時間で場が和むアイスブレイクを活用しましょう。例えば、司会進行役の人が会議室に一番乗りして参加者を笑顔で迎えたり、アイスブレイクアイデア集で紹介する、1人ずつお題について発言する「チェックイン」や、「親指小指体操」で場の空気と脳を解きほぐす手法がおすすめです。安心して活発に意見を出し合える場の雰囲気をつくり、会議の目的を果たすために活用しましょう。

研修

研修のはじめに講師と参加者の間にある緊張感を解き、場の空気を和ませることで研修に積極的に参加する気持ちを引き出すためにアイスブレイクが活用されます。

初対面同士の研修でよく使われるのが、自己紹介のアイスブレイクです。例えば、アイスブレイクアイデア集で紹介する「積木式自己紹介」や、二人一組で相手の自己紹介聞いて他の参加者に相手を紹介する「他己紹介」などがあります。

活用するポイントは、参加者が安心して発言し、ワークに参加する気持ちを高めることです。講師がアイスブレイクに慣れている場合、その場に合わせたアイスブレイクの手法を用い、司会進行しながら上手くサポートして、参加者の気持ちを引き出すトークでアイスブレイクさせることもあります。

採用面接

採用面接では、緊張して本来の自分をアピールできずに終わってしまう応募者がいます。このような面接では採用担当者が応募者の人となりを誤って判断してしまいミスマッチに繋がります。

そこで応募者が過度に緊張している場合は、アイスブレイクアイデア集で紹介する「きどにたちかけせし衣食住」を話題のテーマにして3~5分程度の雑談をしましょう。ポイントは、合否に関係のない雑談で、面接官が穏やかな表情で適度に自己開示をしながら、応募者が話しやすい雰囲気をつくり、相手の心を解きほぐすことです。それにより応募者が落ち着いて話せる雰囲気を醸成し、応募者の本来の姿に近い状態で面接を行うことです。

【関連】良い人材を逃さない採用のコツとは?面接・求人から読み解く / BizHint HR

アイスブレイクの注意事項

「アイスブレイクは無駄だ」「余計会議の時間が長くなる」など、ビジネスシーンでアイスブレイクを活用することをネガティブにとらえる人も少なくありませんが、活用の仕方次第でその効果を上げることができます。効果的なアイスブレイクを行うための注意点をご紹介します。

ただの雑談にならないように

アイスブレイクは面接や会議の最初に行うことが多いですが、アイスブレイクから雑談に発展しないようにコントロールしながら本題へと切替えることが必要です。アイスブレイクは予め目安時間(3~5分など)を決めておき、進行役は場の雰囲気が和んだタイミングを見計らって、参加者の意識を本題にもっていくことが大切です。

相手に配慮した内容のアイスブレイクを

アイスブレイクは場の雰囲気を和ませるための手法です。アイスブレイクで取り上げる手法や雑談の話題は、その場にいる人が抵抗感や不快感がないよう配慮することが必要です。司会進行役は全員が気軽に参加できるよう、相手の年齢や立場を考慮して手法を選びましょう。そして場の空気を和ませるためという目的を忘れないことが大切です。

アイスブレイクに頼りすぎない

アイスブレイクは必要に応じて活用することが大切です。場の空気を読んで、アイスブレイクがいらないと判断したらそのまま会議に入るなど、司会進行役の判断でアイスブレイクの要不要を判断することが必要です。

アイスブレイクアイディア集

ビジネスシーンで幅広く活用できて、準備や道具がいらないアイスブレイクアイディア集をご紹介します。

きどにたちかけせし衣食住

会話の話題づくりのきっかけになるテーマの頭文字を覚えやすくまとめたものです。相手の立場や関係性を考慮して話題を選びましょう。

こんな場面でおすすめ

採用面接や、普段顔を合わせることが少ない上司と部下との面談の前など、話題提供や会話のきっかけ作りに。

きどにたちかけせし衣食住の使い方

話題のテーマに活用することでアイスブレイクにつなげましょう。共通する話題や相手が同意しやすい話題を選ぶことがポイントです。相手に不快感を与えたり、その場にいない人を誹謗中傷しないようにする配慮が必要です。

  • 「き」…気候
    「最近雨が降りませんね」、「桜が咲きましたね」など、気候や季節に関する話題です。会話の初めのきっかけに使いましょう。
  • 「ど」…道楽(趣味)
    自分や相手が最近はまっていること、「休みの日はどんなことをして過ごしますか?」といった話題です。お互いの距離を縮めたいときに適しています。
  • 「に」…ニュース
    「今日の○○についてのニュースみましたか?」といった、良かった、驚いたニュースを話題に取り上げてみましょう。相手の興味や考え方、価値観を知るきっかけになります。
  • 「た」…旅
    長期休暇の前後に「どこか旅行に行きますか(または行かれましたか)?」や「楽しかった旅行の思い出」など話題にしてみましょう。話すうちに楽しかった気分を思い出してリラックスするきっかけになります。
  • 「ち」…知人
    共通の知人の喜び事などを話題に取り上げて会話の流れをつくりましょう。ただし誹謗中傷につながらないよう配慮が必要です。
  • 「か」…家庭
    自分から話す場合は思わず笑ってしまうような楽しい話題にしましょう。ただし家庭の話を好まない人もいるので、相手の反応を見ながら会話を進めましょう。
  • 「け」…健康
    健康は万人共通の関心事項としてテーマにしやすい話題です。自分の健康を維持するためにやっていることなど話題にしてみましょう。
  • 「せ」…世間
    世間で最近流行していることや話題になっていることを取り上げて会話を進めてみましょう。この話題に疎い場合は相手に質問してもいいでしょう。
  • 「し」…仕事
    仕事の話題は社内の人同士のアイスブレイクで活用するとよいでしょう。社外の人の悪口や批判にならないよう配慮することも必要です。
  • 「衣」…ファッション
    相手のファッションで褒めポイントを見つけたら、会話のきっかけにするといいでしょう。「そのネクタイお似合いですね」「その靴素敵ですね」など、ファッションだけでなく小物を話題に取り上げてもいいでしょう。
  • 「食」…食べ物
    グルメ、外食など世代によらず取り上げやすい話題です。相手との距離を近づけるきっかけにしやすいので、話題にできそうなネタを探しておくとよいでしょう。
  • 「住」…住居
    住んでいる場所や出身地、旅行など行ったことのある地域などの話題で会話のきっかけが見つかるとアイスブレイクにつながります。

親指小指体操

指の体操は脳の血流を良くして頭がクリアになります。また意外な一面を発見してコミュニケーションのきっかけとしても活用できます。

こんな場面でおすすめ

座ったままできます。アイデアをたくさん出したいときや、活発な意見交換をする会議の前や途中のリフレッシュにおすすめです。ファシリテーターがリードしましょう。

親指小指体操のやり方

  1. 両手を軽く握り、前に出します。
  2. 片手は親指を立て、もう片方の手は小指を出します。
  3. 反対に片手は小指を出し、もう片方の手は親指を立てます。
  4. 互い違いになるように出したり引っ込めます。

はじめはゆっくりと、慣れてきたら徐々にスピードを上げてみましょう。うまくできなくても脳は活性化されるのでリフレッシュ効果があります。そのまま首を回したり体を伸ばしてストレッチをして気分を切り替えてもいいでしょう。

お金の大きさ

手持ちの硬貨(5円玉など)の大きさを書いてみましょう。進行役が誘導してアイスブレイクにつなげましょう。

こんな場面でおすすめ

普段顔を合わせない人同士、または定例の会議など。自分や他人の価値観やこだわりを知ることであらたな気づきや会話のきっかけになります。

お金の大きさのやり方

  1. 進行役が指定した硬貨(例えば5円玉)の大きさを紙に書きます。
  2. 進行役が実際の硬貨(例えば5円玉)を見せて答え合わせをします。

応用編として効果の裏に書いてある絵柄をかいてみてもいいでしょう。書いたものを周りの人と見せ合って気づいたことを話し合うのもいいでしょう。

積木式自己紹介

人の名前を積木に見立てた自己紹介方法です。間違えないように名前を覚えるので記憶に残ります。

こんな場面でおすすめ

初対面同士の研修など、普通の自己紹介では名前を忘れてしまうときに。

積木式自己紹介のやり方

最初から自分の直前に紹介した人の名前を順に言ってから自己紹介します。

  1. 最初の人が名前を言い、自己紹介します。
    例:「鈴木です。」
  2. 2番目の人は最初の人の名前を言ってから自分の名前を言い、自己紹介します。
    例:「鈴木さんの隣の佐藤です。」
  3. 3番目の人は最初の人の名前と2番目の人の名前を言ってから自言い、自己紹介します。
    例:「鈴木さんの隣の佐藤さんの隣の山田です。」

最後に自己紹介する人が覚えるのが大変にならない5、6名位のグループで使うのがおすすめです。名前を忘れてしまったら教えてあげましょう。司会進行役が最初の人を指名するとスムーズにはじめやすいです。

応用編として、好きな食べ物や出身地、趣味などを名前の前にセットで紹介するのもよいでしょう。記憶に残りやすいだけでなく親近感や共通点が見つかると場が和む会話につながります。

チェックイン

チェックインは、その場にいる全員が1人ずつ話をして場を温めることで発言しやすくします。嬉しかったことや幸せを感じたことなど、明るい話題が相応しいでしょう。朝礼やミーティングで取り上げられるなど、様々な場面で活用できます。

こんな場面でおすすめ

定例会議や社内研修の前などに。初対面同士、顔見知りどちらでも使えます。

チェックインのやり方

チェックインのカギは進行役が握っています。各人の発言をサポートしたり場が和むようリードしましょう。

  1. 進行役が話す内容と時間を伝えます。
  2. 1人ずつ時間内でお題について話します。

アイスブレイクに使える時間によって、参加者が話やすいように進行役が上手くサポートしたり、感動した映画の感想を全員で話題を共有して場の雰囲気づくりに活かすなど工夫をしてみましょう。

まとめ

  • アイスブレイクとは初対面の人同士や普段交流の少ない人たちが集う場で、緊張や不安を解きほぐし、コミュニケーションをとりやすい場の雰囲気を醸成する手法です。
  • ビジネスシーンでアイスブレイクを活用する3つの理由は、緊張を解きほぐし、話しやすい場をつくり、会議や面接など集う目的達成のためです。
  • アイスブレイク活用の際は、参加メンバーが抵抗感や不快感を持たないよう配慮し、目的に合った適切な方法を選択する必要があります。

注目のビジネス事例トピックを、逃さずチェック。

大手やベンチャー含め計60,000人以上の会員が利用しています。

BizHint の会員になるとできること

  • 厳選されたビジネス事例が毎日届く
  • BizHint 限定公開の記事を読める
  • 実務に役立つイベントに申し込める
  • アプリで効率的に情報収集できる
いますぐ無料会員登録

この記事の関連キーワード

フォローボタンをクリックすると、キーワードをフォローすることができます。

キーワードについて

チーム・組織開発の記事を読む

ビジネス事例や製品の情報を受取る

フォローしたキーワードの最新トピックをトップページに表示します。 フォローはでいつでも変更することができます。
フォローを管理する

目次