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2018年12月18日(火)更新

KGI

KGIはKey Goal Indicatorの頭文字で、「重要目標達成指標」と訳されます。マーケティングや営業を中心にKPIの導入が進み、今では多くの企業で活用されています。しかし、目標達成を継続して続けるためには、KGIからKPIを設定し、最終目標に対して企業全体が一貫して事業を推進することが有効です。ここでは、KGIの意味や設定方法、KPIやKSFとの関連性についてご紹介します。

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KGIとは

KPI活用の広がりと共に認知度が高まっているKGIはどのような意味や役割があり、なぜ設定する必要があるのでしょうか?ここではKGIの基本についてご紹介します。

KGIの意味

KGIはKey Goal Indicatorの頭文字で、和訳では「重要目標達成指標」となります。その意味は、最終的な目標達成のために最も重要な指標となる数値目標です。

KGI設定の対象は、企業全体の他に事業や部門単位など様々ですが、どの場合にも企業全体としてのKGIは設定する必要があります。一般的には、企業全体のKGIを設定するケースが多く、例えば売上高や利益額といった明確な数値で表されます。

設定で重要なのは、KGIは最終目標を数値で表しているということで、設定されるKGIは1つです。

KGI設定の重要性

KGIを設定する重要な理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • (企業あるいは事業などの)最終目標達成のため
  • 事業経営の方向性を定めるため
  • KPIを設定するため

KGIは企業として事業を推進する旗印となる重要な指標であり、KGIの設定なしに経営戦略や事業戦略は策定できません。まずはKGIを設定することで、KPIツリーを活用してトップのKGIからKPIをプロセスごとに分解して階層的ごとに設定することができます。

KGIとKPI、KSFの関係

KGIを設定するにあたって共に出てくる重要なキーワードに、KPIとKSF(あるいはCSF)があります。それぞれが連携して活用することが最終目標達成に繋がります。ここでは、KGIとKPIの違いとそれぞれの役割についてご紹介します。

KGIとKPIの違いと関係性

KGIとKPIの違いを知るためにはKPIの意味と役割を知る必要があります。

KPI(Key Performance Indicator)は、「重要業績評価指標」と訳され、KGI達成へのプロセスとしての業績を評価するための指標です。KPIもKGIと同じく具体的に表されます。KPIは特に、ビジネスの中でも企業の利益となる売上に直結するWebマーケティングや営業活動の指標としてよく用いられています。

KGIは最終目標を数値で表した指標に対し、KPIはKGI達成のプロセスとなる業務ごとに目標数値を設定し、それぞれの達成度合いを把握して評価するための指標になります。

そのためKGIとKPIの関係は、最終ゴールであるKGIとそこに到達するプロセスにおけるマイルストーンであるKPIという、最終目的地と通過点です。つまり、各KPIを達成すればおのずとKGIを達成できる関係にあり、この実現のためにKGIとKPIを設定します。

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KGIとKPIを繋ぐKSF(CSF)

KGIからKPIにブレイクダウンするために、KSFあるいはCSFが必要になります。

KSF(Key Success Factor)は、「重要成功要因」と訳されます。同じ意味合いを持つビジネス用語としてCSF(Critical Success Factor)がありますが、どちらも重要成功要因を表すものとして用いられるケースがほとんどです。

KSFを選定する理由は、企業全体あるいは事業が成功してKGIを達成するために必要な要因を明らかにすることにあります。つまり、KSFはKPIを設定する過程で必要な手順であり、的外れなKPIや誤ったKPIを設定するリスクを防いで、KGIから適切なKPI設定へと導く役割があります。

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KGIとKPIを設定するメリット

ここでは、KGIとKPIを設定するメリットについてご紹介します。

目標達成に必要な業務と優先順位が明確になる

KGIやKPIの設定によって定量的に観測できる指標が決まると、目標達成に必要な業務と不要な業務を整理しやすくなります。評価指標が人の解釈が入りにくい数値で表されることで、不確定な要素が少なくなります。これは、経営や事業の推進に必要なプロセスである業務を、勘や過去の経験といった人に基づく判断ではなく、数字という客観的事実を根拠に判断できるためです。

目標達成に必要な業務が分かれば業務の優先順位も明確になるため、現場の社員が円滑に業務を進められるほか、経営者や上司も判断や評価がしやすくなります。また、業務の無駄を削減できるため、生産性向上や効率化にも効果があります。

組織と個人が連鎖して向上する

KGIやKPIを従業員の立場から見れば、業務上の共通した目的ができることです。さらに、これらの指標と評価が紐づいていれば、社員が日常業務の意義が感じられ、自ずと組織も個人もモチベーションが向上し、目標達成のために互いのコミュニケーションも活性化されます。

こうして組織と従業員が目標によって繋がると、その達成に向けた業務のなかで従業員のスキルが高まると共に組織力も強まります。

プロセス管理ができる

KGIとKPIはあくまで指標であり運用を行うための目的に過ぎません。大切なのは設定後、PDCAを回しながらプロセス管理を行っていくことです。プロセス管理を行うことでKGIとKPIの達成状況が定期的にチェックされ、事のよしあしの判断や改善に向けた施策などを行うことができます。

このように達成すべき目標が数値によって可視化されることで、進捗状況が把握しやすく、プロセス管理もしやすくなります。特に中間目標となるKPIは、設定後のKPIマネジメントによって継続的な改善に繋げていくことが重要です。

KGIの設定方法

ここでは、KGIを設定する方法に加えて、KPIを設定する前に必要なKSFの選定までをご紹介します。

最終目標を明確にする

企業が事業を行うための将来像として企業理念やビジョンがあり、これを具体的に示した目標がミッションにあたります。ミッションは企業全体として目指す目標であるため、事業のKGIを設定する場合も、方向性を誤らないために必要です。ミッションがない場合や現実とかけ離れている場合には、この機会に定めて明文化しておくと後の振り返りなどにも役立ちます。

明確な最終目標の必要性はKGI設定のためだけでなく、企業の目指す方向性を明らかにすることで事業の推進と従業員全員の意識や行動を一貫させるためです。因みにKGIやKPIが達成できずに悩むケースでは、最終目標が明確でないために的外れなKGIやKPIを設定していることが一因である場合もあります。

目標からKGIを決める

最終目標が明確になったら、「何」を「いつまで」に「どれくらい」達成するか、というKGIを決定します。例としては、「利益額」を「1年後の期末まで」に「1億円」達成するといった具合です。KGIを決める場合に一番重要なのがどの指標をKGIにするかどうかで、これを誤らないためには、目標とKGIの関連性をよく検討する必要があります。

また、KGIの数値を決める場合には、過去の実績だけでなく景気動向や市場、あるいは顧客の変化など多角的な分析を行って妥当性を考慮することで、現実的な数値目標に近づくでしょう。

KSFを選定する

KGIを設定したら、次にKSFを抽出して選定します。ここで経営レベルのKSFを抽出する意義は2つあります。ひとつは、KSF抽出にあたって重要成功要因を深く考察することで、意思決定に必要な情報に対する知識が増えるため、判断力が強化されます。ふたつめは、重要成功要因を選定して現場レベルに共有することで、業務の優先順位や判断基準の目安となるため、上司や部下が自ら考えて行動できるようになります。

KSFを選定するときには、どのような考え方で導き出したのかを明らかにしておくとよいでしょう。それによってKSFの納得感や説得力が高まり、後の検証にも役立つナレッジとなります。

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KGI設定のポイント

KGIを最終目標の達成に繋げるための設定ポイントとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 経営や事業の最終目標とKGIがリンクしている
  • 実現可能な具体的数値で表されている
  • 1年から5年程度の期間内で達成したい数値目標になっている

KGIは経営計画に基づく経営目標やミッションを数値化することで、ビジョンの目指したい方向へと事業を進めることができます。KGIの数値は低すぎると意味がなく、高すぎると達成意欲が低下して運用されないまま形骸化してしまいます。そのため、今までの実績やこれからの将来的展望を見据えた実現可能な範囲の数値にすることが大切です。

また、KGI達成までの期間は企業によって異なりますが、多くが短期経営計画の1年か、中期経営計画に合わせた3年から5年で設定されるのが一般的です。

まとめ

  • KGIは最終目標の達成状況を把握するために最も重要な指標となるため、KPIを設定する前に予め設定する必要があります。
  • KGIは企業全体あるいは事業などの最終目標に対する指標であるため、誰にでも分かる具体的で実現可能な数値目標にすることが、KGI達成のポイントになります。
  • KGIからKPIを設定するには、自社に合う適切なビジネスフレームワークを用いてKSF(あるいはCSF)をひとつに選定する必要があります。

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