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キャリアデザイン

2018年11月13日(火)更新

政府主導で女性活躍推進や一億総活躍社会が叫ばれる中、これまで以上に自分のキャリアを考えさせられる機会が増えてきました。特に結婚や出産、子育てで就業継続が難しい女性にとって、キャリアデザインはとても重要になります。今回はキャリアデザインの意味や重要視されている理由、描き方の方法や手順をご紹介いたします。

キャリアデザインとは?

キャリアデザインとは、理想とする将来の自分を実現するためにどのような仕事・職業や働き方が相応しいかを考え、目標設定を行い、実現に向けて設計することを指します。キャリアデザインの「キャリア」とは単なる職歴ではなく、今後の生き方や働き方という意味合いが強いのもキャリアデザインの特徴といえます。

現在、日本政府は来たる労働人口の減少に備えて、女性活躍推進・一億総活躍社会の実現を掲げています。バブル崩壊以前の日本企業が導入してきた終身雇用などの慣習の維持が難しくなり、定年後はのんびりと老後を過ごすということも当たり前ではなくなりつつあります。

そのため、自分自身の人生に責任を持ち、どんな生き方や働き方を実現したいかを真剣に考えることがすべての社会人に求められています。

キャリアデザインが重要視される理由

日本独自の雇用慣習や等級制度の見直しがされる中、まだまだ年功序列終身雇用を前提とした企業はたくさんあります。本来、必要とされなかったキャリアデザインが重要視されるようになったのはなぜでしょうか。

年功序列・終身雇用制度の廃止

年功序列終身雇用制度を採用している企業は中小企業に多く、日本を代表する大企業は次々と年功序列終身雇用を暗に否定する人事制度をどんどん策定しています。

2014年にはソニー株式企業が10年ぶりに人事・賃金制度を改革し、年功序列を前提としないジョブ・グレード制度の導入が話題となりました。このように現代社会では、右肩上がりの給与の上昇や雇用の維持が難しくなる中、自分の経験やスキルなどときちんと向き合い、今後の人生を主体的に設計していくことが求められています。