キャリアデザイン
政府主導で女性活躍推進や一億総活躍社会が叫ばれる中、これまで以上に自分のキャリアを考えさせられる機会が増えてきました。特に結婚や出産、子育てで就業継続が難しい女性にとって、キャリアデザインはとても重要になります。今回はキャリアデザインの意味や重要視されている理由、描き方の方法や手順をご紹介いたします。
キャリアデザインとは?
キャリアデザインとは、理想とする将来の自分を実現するためにどのような仕事・職業や働き方が相応しいかを考え、目標設定を行い、実現に向けて設計することを指します。キャリアデザインの「キャリア」とは単なる職歴ではなく、今後の生き方や働き方という意味合いが強いのもキャリアデザインの特徴といえます。
現在、日本政府は来たる労働人口の減少に備えて、女性活躍推進・一億総活躍社会の実現を掲げています。バブル崩壊以前の日本企業が導入してきた終身雇用などの慣習の維持が難しくなり、定年後はのんびりと老後を過ごすということも当たり前ではなくなりつつあります。
そのため、自分自身の人生に責任を持ち、どんな生き方や働き方を実現したいかを真剣に考えることがすべての社会人に求められています。
キャリアデザインが重要視される理由
日本独自の雇用慣習や等級制度の見直しがされる中、まだまだ年功序列や終身雇用を前提とした企業はたくさんあります。本来、必要とされなかったキャリアデザインが重要視されるようになったのはなぜでしょうか。
年功序列・終身雇用制度の廃止
年功序列や終身雇用制度を採用している企業は中小企業に多く、日本を代表する大企業は次々と年功序列や終身雇用を暗に否定する人事制度をどんどん策定しています。
2014年にはソニー株式企業が10年ぶりに人事・賃金制度を改革し、年功序列を前提としないジョブ・グレード制度の導入が話題となりました。このように現代社会では、右肩上がりの給与の上昇や雇用の維持が難しくなる中、自分の経験やスキルなどときちんと向き合い、今後の人生を主体的に設計していくことが求められています。
あわせて読まれている記事
-
よいコンディションが「夢に挑む」マインドをつくるBizHint 編集部
-
老舗サイダー店を継いだのは市役所職員! 客単価3倍・売上4倍を実現させた「商売の基礎」BizHint 編集部
-
「45歳定年制」から考える定年制度のポイントBizHint 編集部
-
「社員に副業を勧めて8年間、マイナスだったことはない」VUCA時代の組織と個人の関係性とは?3 BizHint 編集部
-
男性経営者が女性活躍を自分事として捉えるために必要な力とは3 BizHint 編集部
-
個人がキャリア形成を行う時代の人材マネジメント。経営に直結した人材管理時代へ1 BizHint 編集部
-
職場の高齢化が進んでも悩むことなかれ!ベテラン活用でおトクな職場に早変わり!BizHint 編集部
-
人事ツールは焼き畑ではいけない。CAとリクルートが腰を据えGeppoを売る理由BizHint 編集部
働き方改革・キャリアの記事を読む
- 働き方改革
- リモートワーク
- ワーク・ライフ・バランス
- キャリアドリフト
- ディーセント・ワーク
- テレワーク
- 生産年齢人口
- 労働力人口
- 女性活躍推進法
- 同一労働同一賃金
- 在宅勤務
- ノー残業デー
- 定年後再雇用
- 地域限定社員
- 若者雇用促進法
- 休み方改革
- サテライトオフィス
- キャリアアンカー
- 勤務間インターバル
- 高度プロフェッショナル制度
- ワークシェアリング
- 持ち帰り残業
- キャリア開発
- 長時間労働
- サードプレイス
- M字カーブ
- アウトプレースメント(再就職支援)
- イクボス
- キャリアプラトー
- ユースエール
- くるみん
- 障害者雇用促進法
- 企業内保育所
- キャリアラダー
- セルフ・キャリアドック
- ワークスタイル
- オフィス改革
- フリーアドレス
- 兼業
- 働き方
- ファミリーデー
- 副業
- サバティカル
- ワークライフインテグレーション
- キャリア・ディベロップメント
- スマートワーク
- キャリアコンサルタント
- プランド・ハップンスタンス
- ジョブ・リターン制度
- ライフキャリア・レインボー
- パラレルキャリア
- キャリアパス
- モバイルワーク
- ジョブ・クラフティング