データドリブン
データドリブンとは、経営における様々な局面での意思決定をデータに基づいて行う思考法です。 ただしその解釈は企業によって異なり、例えばGoogle では「主観にとらわれない、データに基づく意思決定」だと定義しています。 今回は言葉の意味・導入事例とデータドリブンな組織になるまでのプロセスを解説していきます。
データドリブンの意味とは?
データドリブンの根本的な意味はGoogleの定義と同じで、「主観にとらわれないデータに基づく意識決定」という言葉になります。
現在世の中には、売上データ・マーケティングデータ・web解析データなど、様々なデータが流通しています。これらデータを基に意思決定を行うことをデータドリブンといいます。 しかしこのままで抽象的で具体性に欠けるため、本記事で徹底的に解説していきます。
【参考】Google アナリティクスとAdWordsの連携によるデータドリブンマーケティング
映画「マネーボール」に見るデータドリブン
データドリブンな意思決定を分かりやすく表現した例として、映画の「マネーボール」を紹介します。
1997年、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスのGMに就任したビリー・ビーンは、球団予算が少ないことから有力選手を他球団に引き抜かれてしまいます。
そこで彼がとった戦略は監督やスカウトの経験によってリクルートをするのではなく、客観的なデータに基づき選手を採用するという、その時代では革新的なものでした。
この戦略が功を奏し、それまで他球団では注目されず、年俸の低かった有力選手を発掘することに成功。アスレチックスは低予算のまま黄金時代を築きました。
彼のとった手法はのちにセイバーメトリクス(Sabermetrics)とよばれ、データドリブンな戦略意思決定の代表例となりました。
マネーボールの例をもとにアスレチックスのとった戦略と他球団の戦略をまとめると、下記の図のようになります。
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