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エンゲージメントマーケティング

2019年8月9日(金)更新

SNSやインターネットの発展により、従来のマーケティング活動を脱し、新たな次元で顧客との関係性を深めようとする動きが加速しています。中でもエンゲージメントマーケティングはマーケティング3.0の中心的な役割を担い、現在、提唱されているマーケティング4.0の補完対象となるマーケティング手法です。今回はエンゲージメントマーケティングの必要性や進め方、戦略例からおすすめのMA(マーケティングオートメーション)ツールをご紹介します。

エンゲージメントマーケティングとは

エンゲージメントマーケティングとは、企業と消費者との「共創活動」の推進やブランド力強化のために、企業と顧客のつながりや関係性を強化するマーケティング手法です。

近年、エンゲージメント(企業や商品・サービスに対する消費者の愛着度)を重視する企業が増えており、このエンゲージメントをマーケティング活動にも取り入れようという動きが加速しています。それはなぜでしょうか。マーケティングの歴史を振り返りながら、エンゲージメントマーケティングが今必要とされる理由を解説します。

【関連】エンゲージメントとは?人事・SNS・マーケそれぞれでの意味やメリットを徹底解説/BizHint

エンゲージメントマーケティングの必要性

エンゲージメントマーケティングの必要性が高まっている理由として、顧客の購買環境の変化が挙げられます。この顧客の購買環境の変化に従い、マーケティングの在り方は常に変化してきました。

マーケティング1.0では「製品中心」、そして2.0は「顧客中心」という定義のもと、マスマーケティングが主流となり、顧客満足度を高めて企業の売上に貢献してきました。

しかし、インターネット・製造技術の発展により以下のような変化が起こり、消費者の購買環境が変わってきています。

  • スマートフォンなどのモバイルデバイス・SNSの普及
  • マスマーケティングの影響力の低下
  • 顧客の情報収集・購買手段の多様化