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2018年8月8日(水)更新

MECE

MECE(ミーシー)とはMutually Exclusive and Collectively Exhaustive(モレなくダブりなく、の意)の頭文字をとったもので、「ミッシー」とも呼ばれます。ロジカルシンキング(論理的思考)において基本とされる概念で、マーケティングやビジネス戦略用語としてもよく使われます。ビジネスパーソンの基礎とも言えますが、奥が深く苦手意識を持たれている方も多いのではないでしょうか。この記事では、MECEという考え方、思考法をうまく使いこなすためのヒントを紹介します。

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MECEとは?

まずは、MECEとは何かを説明します。

【図表1】MECEの概念図

言葉の意味

MECEとは、「ミーシー」や「ミッシー」と読みます。Mutually Exclusive(互いに重複がなく)、Collecticely Exhaustive(全体にモレがない)の頭文字をとった言葉で、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味します(「モレなくダブりなく」という表現が一般的です)。戦略用語やマーケティング用語としてよく使われる、ロジカルシンキング(論理思考)の基本とも言える重要な概念です。

MECEの必要性

MECEという概念は、なぜ必要なのでしょうか。

我々ビジネスパーソンの仕事は、一括りに言うと「課題解決」と言えるでしょう。そして、解決すべき課題というものは、大きく様々な要素が複雑に絡み合っていることが殆どです。大きく複雑な課題は、そのままでは取り扱いづらく、取り組みにくいものです。

このとき、この複雑で大きな課題を、よりシンプルなものに切り分けることができたらどうでしょうか。シンプルで小さな要素ごとに細分化していくことができれば、その要素一つ一つごとに思考を集中し、解決策を検討したり、実行したりすることが可能になります。このことを「構造化」と言います。この構造化を行う上で必要な、最適な切りわけ方の指針となる概念がMECEです。

ある課題を構造化し、よりシンプルで小さな要素に切り分けて行く際に、漏れがあったらどうなるでしょうか。その課題解決に重要な要素が検討の範囲外になってしまう可能性があります。そして、切り分けに重複があったらどうでしょうか。何度も同じ事を考えなければならず非効率的で、結果何をどう考えるべきかわからず思考を集中させにくい状態となるでしょう。

詳しい具体例は後の「MECEになっていない例」の項で紹介していきます。

ロジカルシンキングについて

MECEは、ロジカルシンキングにおいて基本とされる概念です。ロジカルシンキングとは、主張と根拠をピラミッドのようにロジックで積み重ねていく思考方法ですが、ロジカルに思考を重ね、結論を導いていくためには、その結論を支える主張が必要十分、つまりMECEである必要があります。

【図表2】ピラミッド構造とMECE

【出典】ロジカルシンキング情報館:ロジカルシンキングの基礎技術「ピラミッド構造」

【関連】ロジカルシンキングの意味とは?トレーニング方法やおすすめ本をご紹介 / BizHint HR

MECEの基本的な考え方の例

ここからは具体例を交え、MECEの基本的な考え方を説明していきます。

MECEになっていない例

まずはMECEになっていない例と、その場合何が問題になるのかを紹介します。

漏れがある

例として、人事の仕事である採用シーンを元に考えてみます。あなたは会社の採用に関する施策を策定する立場にあったとします。

採用ターゲットを、「最終学歴」を切り口に分類したとします。分類を中学校卒、高校卒、大学卒、社会人とし、それぞれの分類ごとに採用アプローチを考えたとします。

しかし、この際には、例えば「高専」「専門学校」「大学院」などが漏れています。このままでは、これらの層にアプローチをできず、人財獲得の可能性を逃すことになります。

【図表3】モレがある例

ダブリがある

今度は「労働者」「学生」「無職」というターゲット分類をし、それぞれの分類ごとに採用アプローチを考えたとします。

しかし、今回の例では、アルバイトや社会人学生など、「働きながら学生もしている人」という重複が生じています。

複雑な課題をシンプルに考える為に分類したのですが、分類に複雑性が残ることになります。思考が集中しにくかったり、何度も同じ要素を検討しなければならなくなり非効率です。

【図表4】ダブリがある例

MECEな例

ここからは、MECEな例をいくつか紹介します。

年齢と性別

年齢と性別は、殆どモレなくダブリのない、MECEな切り口です。採用シーンでは、職場の男女比、年齢比などを保つような人員配置がしたい場合などに役に立つ切り口でしょう。

社会人歴

別の切り口として、新卒採用/中途採用という切り口で考えることもできます。ポテンシャル採用の新卒、プロフェッショナル採用の既卒といったように、採用の目的とターゲットをMECEに分類することで、効率的な採用活動が可能になるかもしれません。

【関連】BizHint HR:新卒採用とは?メリット・デメリット・最新スケジュールを徹底解説
【関連】BizHint HR:中途採用とは?意味や母集団形成、面接のポイント総まとめ

居住地

居住地を元に採用ターゲットを分類することもできます。地方にある営業所での求人や、自宅からの距離で候補が検討されることの多いアルバイトの募集に効果的な切り口です。

採用ターゲットが二地域居住をしているなど、例外的な重複も考えられますが、このような重複は無視できる程度でしょう。

ある資格保有者と それ以外

極端な話、「ある条件に当てはまる人」と「それ以外の人」と分けた場合でも、MECEであると言えます。

例えば、弁護士や医師の求人など、資格を持っているかどうかが最も重要な採用基準である場合、「資格保有者」と「それ以外」と分類することも有意義な場合があるでしょう。

MECEに考えるためのポイント

ここまでは、MECEでない例、MECEな例を紹介してまいりました。では、どうすればMECEに考えることができるのでしょうか。ポイントを解説します。

2つのアプローチ法を知る

MECEに物事を考え整理する方法として、2つのアプローチ手法があります。全体→詳細にブレークダウンする「トップダウンアプローチ」と、詳細を集め全体像を描く「ボトムアップアプローチ」です。

2つのうちどちらかが優れている、というわけではありません。それぞれのアプローチ手法の特徴を理解した上で、相互に補完しあいながら使うと良いでしょう。

例えば、トップダウンアプローチで最初に大まかな分類を考え、ボトムアップアプローチで分類に想定外の抜け漏れがないか確かめる、といった、相互方向的なやり方ができるようになると、よりMECEさの精度も向上していく事でしょう。

トップダウンアプローチ

トップダウンアプローチは、全体から要素を分解し、目的や課題に沿った切り口で分類していきます。全体像が明確な場合や、フレームワークの活用などで分類の仕方が事前に想定しやすい場合に有用な方法です。

例えば、ある商店で、取扱のある商品の洗い出しを行ったとします。トップダウンアプローチでは、「飲料」「食品」「日用品」といったように、商品分類をまずは洗い出し、その後に各商品を当てはめていくやり方をとります。

一つ一つ項目を羅列していくボトムアップアプローチに比べ、体系立てて物事を考えられる強みがあります。反面、全体像がつかみきれない場合は整理しづらく、分類レベルでの漏れが発生してしまう可能性があります。

後に紹介する代表的なフレームワークを把握するなどして、必要なシーンで体系立ててMECEに分類できるようにしておくと良いでしょう。

ボトムアップアプローチ

ボトムアップアプローチでは、要素をブレインストーミングのような形で洗い出し、グループ化をし、全体像を描いていく手法です。全体像が不明瞭な場合や、どのような分類をすればよいか事前に検討がつかない場合などに有効な手法です。

先程の商品の洗い出しの例で説明すると、「ジュース」「酒」「お弁当」「歯ブラシ」「アイスクリーム」・・・と各要素を羅列した後、「飲料」「食品」「日用品」といったようにグルーピングを行っていきます。

事前にどのような分類をして良いかわからない未知のケースでも検討が開始できる、という強みが有りますが、項目の羅列自体にヌケモレがあると分類としてもモレが生じてしまう可能性があります。また、分類の仕方を間違えると重複も生じやすくなります。MECEな分類ができるように訓練が必要です。

4つのコツを理解する

MECEに物事を考える上で、「どのような切り口でMECEに切り分けるか」も重要なポイントです。MECEに切り分けたとしても、その切り口自体に意味がないものであれば、優れたアイデアは浮かばないからです。

課題や目的に併せて最適な切り方ができるように、切り口を考える上での4つのコツがあります。各切り口での違いがわかりやすいように、「店舗Aの売上の向上」という例を元に、それぞれの切り口で切った場合どうなるのかを紹介していきます。

①要素分解

「足し算型」「積み上げ型」とも言われます。分解した要素の総和が全体となるようにする切り方です。「店舗Aの売上の向上」という例では、例えば「食品の売上」「飲料の売上」などと分解することが考えられます。この切り口では、各商品群ごとに現状分析や解決策の思案を行う事が可能です。

②時系列・ステップ分け

時系列や段階で分解するやり方です。例えばイベントや企画の実施フロー、プロジェクトの実施スケジュールなどが該当します。「店舗Aの売上の向上」という例では、例えば購買へのステップを「認知」「理解」「動機づけ」「購買」と分類します。この切り口では、各ステップごとに現状分析や解決策の思案を行う事が可能です。

③対象概念

ある課題を対象的な概念によって分解する方法です。例えば「質と量」といった切り口から、「高価格商品の割合を増やす」か、「販売点数を増やす」かを検討していくことが考えられます。

④因数分解

掛け算型とも言われます。例えば、店の売上を顧客数×顧客単価×購入頻度と因数分解し、各パラメータについて現状分析や解決策の思案を行うことが可能です。

フレームワークを活用する

ここまで、切り口のコツについて解説してきました。これまで述べた通り、どのような切り口を設けるかで、発見できる課題や、思いつく解決策が大きく異なってきます。様々なフレームワークを事前に理解しておき、状況に応じて様々な角度からMECEに分類できるようになっておくと良いでしょう。

MECEをマスターするには反復練習を

MECEをマスターすれば問題解決力は大きく向上するでしょう。しかし、MECEを使いこなすには、地道なトレーニングが必要です。次に紹介する代表的なフレームワークを暗記したり、企画や戦略の検討時や意思決定の必要な際に、様々な切り口でMECEに分類してみたりするなど、何度も反復練習を行い身につけていくことをおすすめします。

代表的なフレームワーク紹介

ここからは、物事をMECEに切り分ける代表的なフレームワークを紹介します。

要素を分解して考える

要素分解型(足し算型、積み上げ型)のフレームワークです。

■3C分析

3Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」のことで、事業分析の際によく使われます。これにChannelを加えて4Cとすることもあります。

【図表5】3C分析の概念図

【出典】株式会社シナプス:3C分析のやり方-マーケティング環境分析

■4P分析

4Pとは、Place(場所)、Price(価格)、Product(商品)、Promotion(販売促進)のことで、マーケティングでよく使われる言葉です。

これら4つの観点からターゲット市場を分析し、マーケティング戦略を考えていきます。マーケティングミックスとも呼ばれる分析手法です。

【図表6】4P分析の概念図

【出典】HRインスティテュート:4P分析

■SWOT分析

SWOTとは、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字をとった言葉です。

これら4つのカテゴリーで、事業に関する外部環境や内部環境を分析していきます。マトリクスを描き、各要素を整理していくのが一般的な手法です。

【図表7】SWOT分析の概念図

【出典】ホワイトベアー株式会社:中小企業のための経営戦略の基本 – SWOT分析とは

■7S分析

7S分析とは、企業戦略における7つの要素の相互関係を示し、組織の戦略を分析するものです。世界有数の経営コンサルティングファームである「マッキンゼー・アンド・カンパニー」が提唱した分析手法です。

ソフトの4Sと、ハードの3Sに分けられています。

ソフトの4Sとは…① Shared value (共通に持つ理念、価値観)、② Style(社風や経営のスタイル、③ Staff(人材)、④ Skill(保有するスキルや能力)のことです。

ハードの3Sとは…⑤ Strategy(戦略)、⑥Structure(組織構造)、⑦System(組織の仕組みや制度)のことです。

優れた企業は、これらの各要素が良い影響を与え合い、補い合うような相互作用があるとされています。

【図表8】7S分析の概念図

【出典】タダコン〜完全成果報酬コンサルティング〜:7S – 企業の内部環境分析のフレームワーク –

時系列にステップを分けて考える

時系列、ステップ分けを行うフレームワークを紹介します。

■PDCA

PDCAとは、Plan(計画、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字をとった言葉です。

生産管理、品質管理の用語として生まれ、今では業務・事業改善に関するビジネス用語として広く使われています。PDCAのプロセスを一度で終わらせるのではなく、何度も回しながら活動のレベルを高めていくことから、PDCAサイクルとも呼ばれています。

  • Plan(計画):これまでの事業実績や、将来の予測などをもとに目標を設定し、その目標を実現するための業務計画、行動計画を策定します。
  • Do(実行):計画に沿って業務を行います。
  • Check(評価):策定した計画に沿って業務が実施され、目標が達成されているかどうかを検証、評価します。
  • Act(改善):評価結果を元に、改善を行います。

【図表9】PDCAの概念図

【出典】営業ラボ:うまく回らないのには理由がある!業務におけるPDCA成功の勘所

■バリューチェーン

バリューチェーンとは、事業活動を一連の価値(Value)の連鎖(Chain)としてとらえる考え方です。

「主活動」(製品の原材料調達から顧客により消費されるまでの活動)と、「支援活動」(技術開発や人事労務などの主活動を支える活動)に分類し、自社の価値創造の活動の中で、改善すべき点や強化すべき点を検討していきます。

主活動は、購買物流、製造(オペレーション)、出荷物流、販売・マーケティング、アフターサービスからなります。

支援活動は、全般管理(インフラストラクチャー)、人事・労務管理、技術開発、調達活動の企業インフラ、人材資源管理、技術開発、調達活動から構成されます。

【図表10】バリューチェーンの概念図

【出典】SimilarWeb日本公式ブログ:「バリュー・チェーン分析」の4つのステップ!事業のムダをなくして圧倒的な成長スピードを実現するフレームワーク

■ライフサイクル

製品ライフサイクルとは、製品が市場に登場してから退場するまでの間を示すモデルです。

導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの段階に分類します。それぞれの時期に適したマーケティング方法を検討するのに適しています。

製品を「市場」と置き換え、各時期における市場戦略を検討する際にも活用されます。

【図表11】ライフサイクルの概念図

【出典】カイロスのマーケティングブログ:製品ライフサイクル|マーケティング用語集

■AIDMA

AIDMA(アイドマ)モデルとは、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとった言葉で、マーケティング用語としてよく使われます。

人が購買に至るまでの態度変容を段階化したもので、各段階に従ってマーケティング戦略を立てていくことで、効率的なマーケティングが可能であるとされています。

【図表12】AIDMAモデルの概念図

【出典】株式会社シナプス:AIDMAモデルとは

分析した内容を可視化

分析した内容を可視化するフレームワークを紹介します。

■ロジックツリー 

分析した内容を可視化するときには、ロジックツリーが便利です。

ロジックツリーとは、MECEな切り口で分解した要素をツリーのように並べたものです。縦軸はロジックで結びつくように、横軸は同レベルの要素がMECEに並ぶように作ります。

【図表13】ロジックツリーの概念図

【出典】3M:Logic Tree

ツリー形式で課題を掘り下げていくことで、より明晰な課題分析が可能になります。一般的には5段階まで掘り下げると良いと言われています。

ロジックツリーにはWHAT(要素分解型)ツリー、WHY(原因追求型)ツリー、HOW(問題解決型)ツリーの3種類があります。あるイシューについて、それぞれ「○○の要素は何があるのか?(WHAT)」「なぜ○○なのか?(WHY)」「どうすれば○○できるのか?(HOW)」と疑問符を繰り返していくことで課題を掘り下げていきます。

【図表14】WHATツリー、WHYツリー、HOWツリー

ロジックツリーを描く時には、並ぶ要素のMECEさも重要ですが、なにより解くべき課題であるイシュー設定が重要です。

MECEの注意点

ここからはMECEの注意点について説明します。

どの視点で考えるかを明確にする

これまで紹介したとおり、同じ課題に関しても、時系列やステップで分けるのか、因数分解するのかなど、様々な切り口から考えることができます。

ただMECEな分類をすれば優れた分析が可能になるわけではありませんし、優れたアイデアが生まれるわけでもありません。解決したい課題と関係性のありそうな視点で、様々な角度から見てみる必要があるでしょう

まずはどの視点で考えるかを明確にした上で、MECEな分類方法を検討していきましょう。

異なる切り口を混在させない

異なる切り口を混在させると、重複が生じ、MECEにはなりません。

例えば前述の採用候補者を考えるシーンでは、「労働者、学生、無職」という分類をした結果、「学生だが労働者」という重複が生じていました。ここでは、「働いているかどうか」という切り口と、「学校に行っているかどうか」という、2つの異なる切り口が混在していました。

MECEに考えるには、異なる切り口が混在しないように注意しましょう。

重複よりモレに注意して考える

「重複がないこと」と「漏れがないこと」は、どちらが優先されるべきなのでしょうか。結論から言うと、重複より漏れがないように重視して考えるほうがうまくいくようです。

重複がある場合でも漏れがなければ、検討事項を全てテーブルの上に載せることはできます。ですが、モレがある場合は、想定外な領域が生じてしまい、全ての事項を検討することができなくなる為です。

全てMECEに考えることができれば理想なのですが、限られた時間やリソース、判断材料で意思決定をしなければならないビジネスシーンにおいて、ある程度重複や漏れの存在も念頭に置き「MECE的に」判断しなければならないケースもあるでしょう。その場合はどちらかと言うと、重複よりも漏れの有無に注意して考えていくことをおすすめします。

MECEにこだわりすぎないように

もっとも重要なのは課題解決であり、結果を出すことです。MECEは課題解決に役に立つ考え方ですが、MECEにこだわりすぎないほうが良いケースもあります。

既にある程度全体像が把握できており、その中で最も結果の出やすい領域がわかっていれば、思考をその領域に集中させた方が生産性が高いと言えるでしょう。

例えばコスト削減の施策を考える時に、10億円のコストを5%削減する方が、100万円のコストを50%削減するよりも効果が大きいでしょう(前者は5000万円、後者は50万円のコスト削減になります)。明らかに大きく、改善すべきコストが判明しているのであれば、他の些末なコストは「その他」とまとめてしまい、大きいコスト削減の為の施策検討に思考を集中させる方が効率的と言えます。

美しいMECEな分類にこだわるよりも、最も効果の上がりそうな領域を見つけることに注力したり、様々な切り口から課題を再検討したり、イシューの設定を見直したりなど、最適なソリューションを見つけることに徹したほうが成果が出るかもしれません。

まとめ

  • MECEとはもれなくダブりなくの意味で、ロジカルシンキングの基本となる考え方です。
  • 大きく複雑な問題を、小さくシンプルな要素に切り分けていくことで、問題解決に取り組めるようになります。この切りわけ方の指針となる概念がMECEです。
  • 「モレ」があると最適解を見逃す可能性があります。「ダブリ」があると思考が非効率的になりがちです。
  • 「2つのアプローチ」「4つのコツ」「代表的なフレームワーク」を参考に、様々な切り口で考えられるようにすると良いでしょう。使いこなすためには反復練習が必要です。
  • 注意点としては、どの視点で考えるかを明確にする事、重複が出ないよう異なる切り口を混在させないこと、重複よりモレがない方が重要なこと、MECEさにこだわりすぎず成果にフォーカスすることが挙げられます。

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