内定者フォロー
「内定者フォロー」とは、新卒採用において内定を出した学生に、入社までの期間にフォローを行うこと。近年、売り手市場の新卒採用においては、一人の学生が複数社の内定を獲得するケースも多く、「内定辞退」が深刻化。さらに、慢性的な「人手不足」や複雑化するビジネス環境から、新卒・若手社員の早期育成が叫ばれています。こうした背景から「内定者フォロー」が注目を集めています。今回は、調査結果を元に内定者が実際に何を求めているのかを探り、その悩みや不安を洗い出し、どのように内定者フォローを進めれば良いのかについてご紹介していきます。
内定者フォローの具体的な施策を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
「内定者フォロー」施策11選!内定者フォローの目的や企業事例もご紹介/BizHint
内定者フォローはなぜ重要なのか?
そもそも「内定者フォロー」とは、企業の新卒採用において、主に内定を出した学生に確実に入社してもらうことを目的に、内定から入社までの期間にフォローを行うことを言います。
例えば、社内見学会や相談会、社会人になるにあたっての入社前教育やレポートの提出、内定者の懇親会などが該当します。学生との考え方の違いやミスマッチを無くすために、様々な企業が工夫を凝らした内定者フォローを行っています。
それではなぜ今、このような内定者フォローが重要視されているのでしょうか?
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売り手市場化で高まる「内定辞退」リスク
売り手市場と言われる昨今の新卒採用で、内定辞退のリスクは高まりやすくなっています。リクルートの調査によると、5年前(2014年)の平均内定取得社数の平均は1.85社であるのに対し、2019年は2.46社と増加しています。
それに伴い、2014年には46.5%だった内定辞退率も、2019年には卒業時点で67.8%と、高い数値を記録。前年2018年卒の辞退率は65.0%、2017年卒の辞退率は64.1%であり、年々微増し続けていることがわかります。
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