採用手法
企業における人材不足が深刻化を増しています。団塊世代が労働市場から退く一方、少子化によって労働市場に入ってくる若い世代は減っており、かつてと比較すると市場が大きく変化しています。 また、PCやスマートフォンが普及し、インターネットを使うことが当たり前になった現代は、就職活動や人材採用に用いるツールが多様になってきました。 そこで、労働市場の変化と、多様化している採用の手法、また、面白い採用方法を手掛けている事例をご紹介します。
採用手法の変化
人材不足の現代は、企業よりも学生や中途採用者の方が有利な「売り手市場」と呼ばれています。以前と比較すると、人材採用の市場ではどのような変化が起こっているのでしょうか。
待ち→攻めの採用
優れた人材を確保するために、各企業の採用活動はかつての「待ちの姿勢」から、積極的に行う「攻めの姿勢」へと変化しています。
HR総研の「2017年新卒採用 選考解禁後の動向」調査結果によれば、学生の約半数が2社以上から内定を得ているのに対し、企業は多くの学生から内定を辞退されてしまい、採用予定人数を確保できていない現状があります。そのため、企業の採用行動は、求職者の行動に頼る「待ちの姿勢」から、企業側からも積極的にアプローチする「攻めの姿勢」へと変化しています。
エントリー型採用からオファー型採用
これまでの採用形態は、企業に対して求職者がエントリーするのが一般的でした。一方、現代は求人サイトに登録されている人材を検索し、企業からオファーする逆求人の採用形態をとる企業も増えてきています。
例えば、株式会社i-plugが運営する「OfferBox」では、さまざまな条件でニーズやターゲットにあった求職者を検索でき、一人一人のプロフィールをじっくりみながら求職者を選ぶことができます。また、求職者と直接コンタクトができ、会うことができるのも特徴です。
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