はじめての方はご登録ください(無料)会員登録
search

2018年8月18日(土)更新

エンジニア採用

エンジニア採用とは、ITエンジニアをターゲットとした採用のことです。企業にとって優秀なエンジニアの獲得は死活問題となりつつありますが、人材自体の不足や人材要件の高度化、技術やスキルの見極めの難しさなどから、採用の難易度は高いと考えられています。本記事では、エンジニア採用を成功させるための秘訣や、有効な採用方法、エンジニア採用に取り組む企業の事例について解説します。

エンジニア採用 に関するビジネス事例や製品の情報を受取る

エンジニア採用とは

「エンジニア」とは、広くは技師や技術職のことを指しますが、エンジニア採用とは、一般的にITエンジニア(プログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなど)をターゲットとした採用のことを意味します。

エンジニアは、個人の能力がサービスの品質やチームの成果を大きく左右する職種です。圧倒的に優秀な人材を獲得できれば、企業自体の大きな業績向上にもつながることが期待できます。しかし、IT人材の不足や現場とのミスマッチなど、エンジニア採用には様々な課題が存在します。

エンジニア採用は難しい?エンジニア採用の現状

エンジニアは超売り手市場と言われています。エンジニアを多く採用しているIT・通信業は全体の求人倍率よりもはるかに高くなっているのが、以下グラフを見ても分かります。

【図表】業種別の転職求人倍率

【出典】DUDA「転職求人倍率レポート(2018年3月)」

エンジニア自体の不足の他にも、エンジニア採用が難しいとされる理由は様々です。難しいとされる要因としては、以下のような例が挙げられます。

  • 既に働いている企業で高待遇を受けており、優秀な人材が転職市場に出てきづらい
  • 企業の社員ではなくフリーランスの道を選ぶことも多く、やはり転職市場自体に人が流れづらい
  • 人事が応募者の技術やスキルを見極められず、現場とのミスマッチが起きてしまう
  • 即戦力を求めすぎ、スキルや使用言語、業務経験といった要件が合わず採用に至らない

実際の採用担当者や現場の声を聞いても、エンジニア採用は非常に難しいようです。特に、会社設立から間もないスタートアップ企業で、自社で開発部門やシステムに精通した技術者を採用したい場合など、社内にエンジニアが不在である場合は、採用業務の難易度は更に高くなります。

【資料ダウンロード】初めてのエンジニア学生採用

エンジニア採用を成功させる秘訣とは

難易度の高いエンジニア採用を成功させるためには、どのような点を注意すべきなのでしょうか。本章ではそのポイントをご紹介します。

「エンジニア」の性質をしっかり理解する

何よりも重要なのは、エンジニアの性質を人事担当者がしっかり理解することです。

「技術力の向上」「成長機会」が原動力

エンジニアにとって一番重要なのは、自分自身の持つ技術力や業務経験です。従って、転職時には他の職種と比べ、「技術力の向上が期待できるか」「成長機会が豊富に存在するか」といった内容を重視する傾向があります。

エンジニアとしてのコミュニケーション能力

他の職種の人から見ると、エンジニアのコミュニケーション能力は「低い」とされがちです。ですが、これは誤った考え方であると言えます。

非エンジニアにとって、一般的に「コミュニケーション能力」とは、「感情を共有し、人と仲良くする力」を意味します。しかし、エンジニアにとっての「コミュニケーション能力」とは、「課題を解決し目的を達成するために、他者と協力する力」を意味します。

優秀なエンジニアは、「エンジニアとしてのコミュニケーション」を活発に行っています。例えば、社内SNSやwikiなどを通じ積極的に情報共有したり、勉強会に参加し自分自身の持つスキルや経験を発表し意見交換したり、誰もが解読しやすいコードを書いたり、といったことが挙げられます。

非エンジニアが考えるコミュニケーション能力と、エンジニアとしてのコミュニケーション能力には大きな差異があるということを理解しておきましょう。

今ある技術よりも「伸びしろ」を重視する

求職者や採用候補者が現時点で持っているスキルや技術、経験だけではなく、伸びしろを重視して評価することも重要です。

現在優秀なエンジニアとして脚光を浴びている人の中には、全く異業種からの転職など、変わった経歴を持っていたり、全くのプログラミング未経験者であったりする人材も多く存在します。企業の求人要件と応募者の保有スキルが、完全には一致しない場合もあります。

そもそもエンジニアとは、日々の新しい技術へのキャッチアップが必要な職種です。採用時には、経験や保有スキルよりも、ポテンシャルを重視できると良いでしょう。

また、社内の人材開発プログラムを充実させるなど、入社後に成長しやすい仕組みを整えることで、優秀な人材を獲得できるチャンスが広がるでしょう。

【関連】経験を問わないポテンシャル採用とは?求人や選考のポイントもご紹介/BizHint HR
【関連】人材開発とは?/BizHint HR

採用計画立案や採用プロセスには現場のエンジニアも関与を

エンジニア採用の選考を、人事担当者のみで企画・実施するのは得策ではありません。自社に必要なスキル・技術の評価や成長性の見極めなどは、人事よりも現場のエンジニアの方が精通しているためです。

従って、実際の業務や自社の技術に精通したエンジニアも巻き込むようにしましょう。求人票の作成や基礎知識の見極め、面接における技術力の確認など、選考のプロセス全体を通じ、主体的に関与してもらうと良いでしょう。人事部門にエンジニア出身者を配置することも有効です。

能力が存分に発揮できる人事・評価制度を

エンジニアの能力が存分に発揮できる人事・評価制度を整備することも重要です。

エンジニアのキャリアについて、「ずっと現場の第一線で仕事をしたいが、昇進先がチームの責任者や管理職しかない」といった不満がよく挙げられます。管理職のみならず現場のエンジニアでも、活躍によって高待遇を受けられるような評価制度が必要です。

特に、ハイパフォーマーにとって魅力的な給与体系や評価制度、キャリアパスの整備は、優秀な人材の定着のためにも重要です。

その他、フレックスタイム制や在宅勤務制度といった柔軟な勤務形態の提供、サービス開発に集中できるオフィス環境の整備など、エンジニアにとって働きやすい職場づくりを目指しましょう。

【関連】ハイパフォーマーの特徴とは?具体例と採用に活用する方法/BizHint HR
【関連】フレックスタイム制とは?仕組みやメリット・デメリットまで徹底解説/BizHint HR
【関連】在宅勤務とは?適した会社や人、メリット・デメリットや実際の導入事例をご紹介/BizHint HR

【資料ダウンロード】エンジニア採用のカギ

エンジニア採用の具体的な方法とは?

ここからはエンジニア採用に有効な、具体的な方法について解説します。

ダイレクト・リクルーティング

ダイレクト・リクルーティングとは、企業が採用候補者一人ひとりにアプローチをかける採用方法で、「攻めの採用」とも言われます。自社にとって必要な人材を、ダイレクト・リクルーティングサービスなどを通じて探し、積極的に声をかけていきます。

【関連】「ダイレクト・リクルーティング」とは?特徴と国内サービス総まとめ/BizHint HR

リファラル採用

リファラル採用(リファラルリクルーティング、社員紹介採用)とは、既に会社で働いている社員に候補者を推薦、紹介してもらう方法です。

転職市場に出てきづらい優秀な人材にアプローチでき、採用コストの削減も期待できる、といったメリットがあります。一方、企業内のパワーバランスや人間関係に配慮が必要な方法でもあります。

【関連】リファラル採用の意味とは?メリットや組織に根付かせるポイントを解説/BizHint HR

人材紹介サービスの利用

企業が求める人材を紹介してくれる「人材紹介サービス」の利用も、エンジニア採用には有効です。

採用に至った場合のみ手数料を支払う成功報酬制をとるケースが一般的であるため、企業は無駄な費用がかからず、効率的な採用活動ができます。リファラル採用と同様、転職市場に出ない人材にアプローチできるというメリットもありますが、一人当たりの採用コストは高くなりがちです。

【関連】人材紹介会社とは?メリット・デメリットと利用時のポイント/BizHint HR

TECH::EXPERT

国内最大規模で展開しているテクノロジースクール「TECH::CAMP」運営企業による「TECH::EXPERT」は、スクールノウハウを生かした約600時間の教育プログラムで、即戦力レベルの技術力を身につけた若手エンジニア人材の紹介を行っています。内定から入社まで1週間以内という、即戦力エンジニアのスピード入社を実現することも可能です。

【資料ダウンロード】TECH::EXPERT サービス案内/エンジニア採用成功事例

勉強会やミートアップへの参加

最新の技術などについて情報共有や議論、交流を行うミートアップや、各種勉強会に出席し、エンジニアや学生と関係を構築する方法もあります。特に会社設立間もないスタートアップ企業にとっては、有効な方法かもしれません。

エンジニア採用サイトへの掲載

エンジニアに特化した求人サイトへ、求人票や広告を掲載する方法もあります。代表的なエンジニア就活サイトをご紹介します。

paiza(パイザ)新卒

paizaでは就職希望者が登録すると同時に、コーディングスキルチェックが行われます。その評価によって書類選考なしで応募が可能な企業の情報が会員に開示され、マッチングが行われます。企業側としては、採用条件とスキルをpaizaに伝えて応募者を待ち、面接によって採用を決定します。

また、サイト内にはオンラインでスキルアップできるプログラミング入門学習コンテンツを開いており、Java、Python、Ruby、PHP、C言語、SQL、JavaScript、HTML+CSSなどを学べるようになっています。3分の程度の動画と演習問題で効率よく学習ができ、就職活動中でもスキルアップを諮ることが可能です。

【参考】paiza新卒

エンジニア就活

エンジニア就活は日本最大級のITエンジニア新卒採用メディアです。一般的な就活サイトの様に求人を掲載する他、様々な方面に向けて必要なコーチング、就職相談を行います。また、定期的に勉強会を開催し、スキルアップをはかります。完全成果報酬型の就活メディアですので、応募や面接掲載費用は採用者が出るまでは一切不要です。また、インターンシップの採用も可能です。

【参考】エンジニア就活

キャリアセレクト

エンジニアとデザイナーに特化した就活サイトです。定期的にIT業界のインターンシップ説明会を開催しています。就活生は登録後キャリアアドバイザーの面談をうけ、キャリアセレクトが企業とのマッチングを行います。

【参考】キャリアセレクト

理系ナビ

エンジニアだけではなく、広く理系業種を扱う就活サイトです。メーカーやコンサルタント業界などの募集も行われます。開発業務としてのエンジニアだけではなく、設計や生産管理、プランとエンジニアなどメーカーを支えるエンジニアやIT分野ではシステムエンジニアの他、プログラマー、ネットワークエンジニア、テクニカルサポートなど、様々なエンジニアの採用を検討する場合にはおススメです。

【参考】理系ナビ

エンジニア採用を実践する企業の事例紹介

エンジニア採用を実践する企業の事例を紹介します。

楽天株式会社-新卒一括採用の撤廃、通年採用

各種インターネットサービスを展開する楽天株式会社の開発部門では、新卒一括採用を撤廃し、通年での職種別採用(エンジニア採用)を実施しています。応募段階から希望の職種・サービスを選び、選考を進め、入社前に正式に配属を確定し、給与も能力や経験により決定する方式としています。エンジニアが正当に評価されやすい仕組みを用意していると言えるでしょう。

【参考】エンジニア採用/楽天株式会社

面白法人カヤック-現場のエンジニアが選考の主体に

Web制作会社「面白法人カヤック」では、人事担当者ではなく現場のエンジニア自身が、フィルターにかけることなく候補者全員の情報をチェックし、興味をもった人材に声をかける方法をとっています。また、現場のエンジニアが一次面接から同席することで、現状候補者が持つ技術が会社で使っている技術とマッチしていなくても、採用後コンバートし活躍できるかの見極めを行えるようにしています。

このような採用方法をとる前の年間中途採用人数は10名に満たない状態でしたが、今では人材のレベルを下げる事無く毎月数名の内定を出せ、承諾率もほぼ100%の状態となったそうです。

【参考】エンジニアの中途採用ペースを6倍以上に進化させた「カヤック流採用ブレスト」とは/採用手法のこれからを考える ダイレクト・ソーシング ジャーナル

株式会社クラウドワークス-「選べる!寿司ランチ採用」

クラウドソーシングサービスを運営する株式会社クラウドワークスでは、一風変わったエンジニア採用、「選べる!寿司ランチ採用」を実施しています。

クラウドワークスで働くエンジニアを選び、一緒にお寿司を食べながら会話ができるシステムで、転職希望がないエンジニアでも利用が可能です。ユニークなリファラル採用の方法であると言えるでしょう。

【参考】選べる!寿司ランチ始めました/クラウドワークス エンジニア採用サイト

まとめ

  • エンジニア採用を成功させるには、エンジニアの性質をしっかり理解する必要がある。原動力は技術力の向上と成長機会
  • 採用プロセスの企画段階からエンジニア職の社員に関与してもらうことも有効。また、エンジニアにとって働きやすく、能力を発揮しやすい環境整備も
  • ダイレクト・リクルーティングやリファラル採用などを導入し、現場も巻き込んで積極的にリクルーティングしていくと良い

注目のビジネス事例トピックを、逃さずチェック。

大手やベンチャー含め計60,000人以上の会員が利用しています。

BizHint の会員になるとできること

  • 厳選されたビジネス事例が毎日届く
  • BizHint 限定公開の記事を読める
  • 実務に役立つイベントに申し込める
  • アプリで効率的に情報収集できる
いますぐ無料会員登録

この記事の関連キーワード

フォローボタンをクリックすると、キーワードをフォローすることができます。

キーワードについて

ビジネス事例や製品の情報を受取る

フォローしたキーワードの最新トピックをトップページに表示します。 フォローはでいつでも変更することができます。
フォローを管理する

目次