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人時生産性

2020年3月2日(月)更新

最近では「働き方改革」に見られるように、企業の生産性について注目が集まっています。その中で人時生産性をはじめとする、各種生産性指標の意味や計算方法、世界的に見た日本企業の生産性の現状を理解するとともに、その数値を向上させるための施策を見ていきます。

人時生産性とは

人時(にんじ)生産性とは、「 従業員一人当たり一時間にいくらの付加価値を生み出すことが出来るか 」という意味の生産性指標です。

人時生産性で使用する付加価値には、通常、粗利益高が使われますが、営業利益を使う場合もあります。数値が大きい方が、より生産性が高いといえます。

人時生産性の計算式

人時(にんじ)生産性は以下の計算式で表すことができます。

つまり、どれだけの労働力を投入したわりに、どのくらい稼げたかと言う指標といえます。そのため、同じ総労働時間でも粗利益高が大きくなったり、同じ粗利益高でも総労働時間が少なくなったりすれば、生産性が上がるという事です。

人時売上高とは

人時生産性に似た指標に人時売上高というものがあります。人時売上高は、「従業員一人当たり一時間にいくらの売上高を上げたか」を表す生産性指標です。

業種業界によって利益率は違うため、同業種間での比較が有効な指標です。人時売上高も数値が大きいほうが、売る力が強いといえます。