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連載:第2回 SaaSサービス 活用事例

倉庫の在庫管理をクラウド化、人手不足の物流業界で残業時間ゼロに!?

BizHint 編集部 2020年11月17日(火)掲載
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人手不足が深刻な物流業界では業務効率化による生産性向上が急務です。和歌山県で港湾輸送や倉庫業を営む株式会社新栄組ではクラウドシステムを導入して在庫管理業務を効率化。入出庫を行う輸送業者や荷物を預けるクライアントにもシステムを開放して、これまでFAXや電話でやり取りしていた在庫管理をWEBでできるようにしたそうです。改革を推し進めた専務取締役の山本嘉一さんに取り組みについて伺いました。本記事は中小企業等がクラウドサービス利活用を実践し収益力向上・経営効率化した取り組み、「全国中小企業クラウド実践大賞」の登壇企業をピックアップするものです。

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FAXや電話での在庫確認が日常、旧態の業界を変えるには

――御社のクラウド在庫管理システムを使った改革に関してお伺いできますでしょうか?

山本嘉一さん(以下、山本): 株式会社新栄組は和歌山県に拠点を置く物流企業です。大正初期に木材荷役業からスタートして、今日では港湾運送や倉庫、輸送、通関業務などを行っております。

日用品などの雑貨が船便で日本に輸入されて販売されるまではこんな流れです。まず、日本への海上輸送を行い、到着後は港で荷物の積み下ろしをします。そして港の倉庫に保管後、出庫の依頼を受けたらトラック便を手配し、各販売店舗に配達します。新栄組では海上輸送と倉庫の保管、出庫の手配を手掛けています。弊社では年間1万2000本分のコンテナを扱っており、倉庫への入出庫は月間400~500回になります。

例えば、弊社のメインクライアントは日本製鉄の和歌山製鉄所です。製鉄に使うための燃料であるコークスだけでなく、製鋼副資材を納入しています。また、和歌山市の南にある海南市はタワシが特産品。キッチンウェアなどの水まわり商品で非常に高いシェアを誇っています。海南市の雑貨メーカーが台湾やベトナムなどから、コンテナで輸入する際に弊社にご依頼をいただいています。

「荷物を移動させるニーズ」は今後も増えていくと思っていますが、昨今の物流業界は人手不足により運送トラックの確保が課題です。クライアントから出庫依頼を頂いたら、トラックを手配して納品するのが流れですが、ご要望を頂いても稼働できる運送業者が見つからず、納品できるお日にちがどんどん後ろ倒しになっていたりします。また現場の配送指示もFAXやメール、電話などさまざまな通信手段が入り乱れた状況で非常に混乱していました。またクライアントや運送会社によってもまちまちですが、納品書や出庫伝票に対して、担当者のハンコを必要としていたりと非常にアナログな運用が残っていたりします。

そこで新栄組では倉庫の在庫状況をリアルタイムに確認でき、入出庫管理ができるシステムを独自で構築しました。制作は同じ和歌山県の企業、宮崎エンジニアリングに依頼して構築しました。代表の廣崎清司さんは和歌山県の総合メカトロニクス企業、島精機製作所で技術顧問を行っていた方でもあります。廣崎さんには弊社の基幹システムを作っていただいたこともあり、普段からいろいろなシステム周りの相談をおこなっていました。今回のシステムも弊社の課題を話すなかで「こんなシステムができますよ」とご提案頂き、採用した次第です。地元のつながりで常に相談をしながら、実務に合わせたシステムを導入できたのはよかったですね。

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