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連載:第10回 新規事業の作り方

「赤字は当たり前」と語る専門家は信じない。農水大臣賞の事業は反発の積み重ねで生まれた

BizHint 編集部 2021年3月9日(火)掲載
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「栽培した3割は廃棄」「5年に1度儲かれば良い」。そんな農業のビジネスモデルに疑問を持ち、継続的に利益を上げられる『儲かる農業』を実践しているのが、有限会社ワールドファーム。組織による生産・加工・出荷、データに裏打ちされた標準化・横展開。異業種出身の社長・上野裕志さんは「ニーズに応えることで必ず儲かる」を信念に6次産業化を進めていきます。周囲に理解されない場面に多々遭遇するも、多くの助けを借りながら事業を拡大。2019年に農水大臣賞を受賞するまでに至った経緯を伺いました。

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有限会社ワールドファーム
上野 裕志 さん
1964年生まれ。スポーツイベント・用品販売やホテル経営などを手掛け、2000年有限会社ワールドファーム設立。2002年、代表取締役就任。全国展開可能な農業モデルを確立し、2020年現在、全国10県14ヶ所に事業を展開中。


異業種からの参入。農業なんて簡単にできると思っていた。

――ワールドファームの立ち上げ前はテニスショップの店長をされていたんですよね。

上野裕志さん(以下、上野): はい。もともと「商売をやりたい」と考えてはいたのですが、浪人中に大学に通っている友人や先輩の話を聞く中で、大学進学にどうも魅力を感じなくなっていきまして…。そこで昔から通っていたテニスショップで「就職させてください」ってお願いしたんです。19歳で入社して、24才で店長になりました。

「顧客に満足していただけるものを揃えて、販売して、儲ける」という経済の基本 を、そこで身をもって学ばせてもらったと思っています。

――浪人中、大学に進学しない決断をしたことについて家族は何と?

上野: 父親は「大学ぐらいは行っておけ」と大反対でした。でも自分の中ではもう決めていたことだったので、「大学へ行く意味がわからない。自分の人生だから自分で決めて生きていくよ」という話をしましたね。

家族とじっくり話し合って説得して……というよりは、親の反対を押し切ったというほうが正しいと思います。

――農業をはじめたきっかけは?

上野: 35才の時に、知人から声をかけられたことがきっかけですね。彼の実家が農業をやっていて継がなきゃいけないけれども、儲かる方法がわからないから一緒にやらないか?って。もちろん当時の私にも、そんな方法はわかりません。

ただ、勝手な思い込みで「農業なんて簡単にできる」と思っていたんですよ。だから儲かる方法を模索しながら進めばいいか、と。2000年に2人で会社を立ち上げ、最初にキャベツを育てました。

――実際、簡単でしたか?

上野: そんなわけないですよね(笑)

1年目。育てたキャベツの7割は廃棄。売上はわずかで惨憺たる結果 でした。資金もすぐにひっ迫しましたね。

「赤字は当たり前」と語る専門家。納得できるわけがない

――初年度のキャベツが7割廃棄…原因は何だったのですか?

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