新卒採用の様々な方法と新しいトレンド、採用を成功させる秘訣をご紹介!
企業の人材を確保する上で、新卒採用は大きな手段の一つです。学生の獲得競争が激化する中、優秀な人材を確保し続けるためには、適切な採用方法を選び、新しい方法を試していくことが重要です。この記事では、新卒採用の代表的な方法や、注目の集まる新しいトレンドについても解説します。<PR:株式会社アローリンク>
新卒採用とは
新卒採用とは、学校を卒業したばかりの学生を企業が採用することです。企業の 年齢構成の適正化 、 組織の活性化といった効果 があります。
新卒採用には、大きく3つのフェーズがあります。「 母集団形成 」「 選考・面接 」「 内定者フォロー 」です。
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人事担当者が抱える新卒採用の悩み
採用担当者が抱える新卒採用の悩みにはどのようなものがあるのでしょうか。新卒採用フェーズごとに確認していきましょう。
母集団形成フェーズの悩み
会社説明会やセミナーといったイベントを開き、学生の入社へのモチベーションを高め、選考への応募者を獲得していくフェーズです。
この段階では、学生の集客が多くの企業にとっての悩みでしょう。近年は学生の大手志向が続いています。特に無名企業や中小企業にとっては、学生が集まりづらい傾向がより顕著になっています。
選考・面接フェーズの悩み
この段階における人事担当者の悩みとしては、「 学生の選考辞退 」が挙げられるでしょう。
自社以外の企業へ入社が決まり離脱する以外にも、送信したメールをスルーされたり、選考をドタキャンされたりするようなケースもあります。
内定者フォローフェーズの悩み
内定を出してから入社までの内定者フォロー段階でも、人事担当者の悩みは尽きません。この段階では特に、 内定辞退に関する悩みが多い とされています。
想定外の内定辞退が続くと、質・量ともに優秀な人材を確保することができなくなってしまいます。
【関連】内定辞退を防止するためには内定者フォローが重要!内定辞退の理由も解説/BizHint
採用プロセス全般の悩み
売り手市場が続く新卒採用シーンでは、 競合他社との差別化や、学生への手厚いフォローの必要性 が年々高まってきています。
それに伴い、採用に関するコストも増加していきます。 コスト削減 は人事担当者にとって大きな悩みとなるでしょう。
【関連】採用の質を落とさずに採用コストを下げる方法は?新卒・中途別平均コストもご紹介/BizHint
採用活動を成功させる秘訣
新卒の採用選考を成功させるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
ターゲット・目的を明確にする
何よりもまず、新卒採用を行う目的、求める人材像をしっかりと定義することが重要です。ターゲットや目的次第で、最適な採用方法も異なるからです。
例えば、特殊な能力やスキルを持つ人材が若干名欲しいのであれば、大手就職サイトへの求人情報掲載よりも、新卒紹介やリファラル採用の方が効率的かもしれません。
採用管理システム・ツールの導入
採用に関する業務の効率化は、人事担当者にとって重要な課題です。
学生の選考状況の管理や連絡など、採用管理に役立つシステムやツールが各社より提供されています。上手に活用することで、採用活動におけるトータルコストを下げることが可能です。
【関連】「採用管理システム」導入メリットと、比較・検討のポイント/BizHint
今の学生に最適な採用方法を理解する
より効果的な採用活動を行うためには、今の学生に合わせた採用方法を理解し、活用することも重要です。
手軽にコミュニケーションがとれる方法として、学生のほとんどが使用しているLINEを活用した採用管理ツールなども登場しています。
採用計画を検討する際には、このような 新しい採用方法・採用ツールの活用もあわせて検討 できると良いでしょう。
LINEを活用した採用管理ツールとは
LINEはスマートフォンの普及とともにユーザー数が増加し、今ではメールに代わるコミュニケーションツールとして使われています。
東京工科大学による、2017年度の新入生1,730名を対象としたコミュニケーションツールの利用状況などに関する調査によると、友人との連絡方法については「LINE」が97.7%となり、ほぼ全員に近い学生が使用しているツールということがわかりました。
現在、このLINEを学生への連絡方法として使える「採用管理ツール」を活用する手法に注目が集まっています。
【参考】大学生のFacebook離れが進む 「LINE」「Twitter」が主流/ライブドアニュース
LINEを使うことのメリット
学生への連絡方法としてLINEを利用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
学生が手軽に利用できる
これまでの採用シーンでは、学生への連絡はメールや電話で行うことが主流でした。ですが、ほとんどの学生はメールや電話よりも、 LINEのようなチャットサービスを頻繁に使って います。
メールのように時候の挨拶や署名などが不要であり、学生が手軽に利用できることが大きなメリットです。
開封率が高く、レスポンスが早い
メールやWeb求人媒体では、一人につき複数アカウントを持つことも一般的です。全てのアカウントが常時アクセス可能な状態ではないことが多く、企業から採用に関する連絡を送信しても、学生が未開封のまま見逃したり、開封するまでに時間がかかってしまったりするケースが頻繁に発生します。
LINEの場合は1人1アカウントなので、メッセージ開封率が高く、開封までの時間も短いことが一般的です。これにより、 スムーズな情報伝達が可能となり、コミュニケーションが原因の離脱を防ぐ効果が期待 できます。学生からのレスポンスも速くなり、これまで行っていたリマインド作業も不要になるかもしれません。
選考プロセスへの意思がわかりやすい
メールでの連絡の場合、送信後は相手からの返信を待つのみとなります。なかなか返信がない場合、選考に進む意思がないのか、それともメールを見逃しているのかを判断することができません。
LINEの場合は、 既読やブロックといった反応を知ることができ ます。選考プロセスへの意思の有無が分かりやすく、無駄な追いかけをせずに済みます。
「next»」のご紹介
LINEを活用した採用管理ツールとして、株式会社アローリンクより提供されている「next»」をご紹介します。
効率的な母集団・動機形成に役立つ「セミナー振り分け機能」
入社希望者や選考への応募者を獲得していく「 母集団形成 」「 動機形成 」フェーズでは、セミナーやイベントへの集客が大きな課題でした。
「next»」の「セミナー振り分け機能」を使えば、学生はLINEトーク上でパネルをタップするだけで、セミナーを予約することができます。開催前のリマインドや会場までの地図の案内なども、全て自動で配信可能です。余計な手間をかけることなくセミナー参加率を高めることができます。
選考の離脱や内定辞退を減らす「自動シナリオ配信機能」
「 選考・面接フェーズ 」や「 内定者フォローフェーズ 」では、選考からの離脱や内定辞退が大きな課題でした。対策としては、各フェーズにおける適切な接触とフォローアップが挙げられますが、やはり人間による管理には限界があります。
「next»」の「自動シナリオ配信機能」では、あらかじめ登録しておいた複数のメッセージを、好きなタイミングで自動配信することができます。登録したタイミングから3日後、セミナー終了後の30分後など、個々の学生の状況にあわせたフォローが自動で行えます。
コア業務に集中できる「採用管理の自動化」
その他、学生への連絡や日程調整、学生からの問い合わせ対応など、採用に関する諸業務を自動化できる機能が搭載されています。
これにより人事担当者は、学生への動機付けや自社の魅力の訴求など、学生と直接関わる機会となるコア業務に注力することができ、より生産性の高い新卒採用が可能となります。
導入事例
ある企業では、「 人事部のリソースが足りずに学生フォローができない 」「 選考が進まないと学生と個別の繋がりが持てない 」といった課題がありました。
この課題を解決するため、「next»」の「自動シナリオ配信機能」を利用し、フォローを自動化。リネーム機能の上手な活用と併せ、学生への接触機会の増加も実施しました。
これにより、帰属意識の喚起に成功し、フォローの自動化により人事部と学生が向き合う時間も増やすことができました。結果として、当初33%であった内定辞退率が、12%にまで減少したそうです。
●「next»」の詳細やそのほかの導入事例、利用料などは以下のリンク先からご確認いただけます。
【関連】LINE採用管理システム「next»」
新卒採用の代表的な方法
ここでは、代表的な新卒採用の方法をご紹介します。
【関連】採用手法一覧と、市場の変化から生まれた面白い採用手法をご紹介/BizHint
大学の就職課の利用
まずは、大学の就職課の利用が挙げられます。キャリアセンターや就職支援センターなどと言われることもあり、名称は各大学によって異なります。
大学の就職課に求人票を送り、掲示板などに情報を掲示、学生からの相談時に紹介してもらいます。大学内での会社説明会やセミナーを開催することも可能です。
【関連】キャリアセンターと関係を構築!埋もれた逸材を見つける/BizHint
就活サイト・就職サイトの利用
求人情報をWeb求人媒体に掲載し、人材募集を行う就活サイト・就職サイトは、学生にとっても企業にとっても最も一般的な方法の一つと言えるでしょう。
一般財団法人雇用開発センターの調査によると、就職活動を経験した2020年3月卒の学生のうち、最も多い就職情報サイトの登録率は84%で、ほとんどの学生が利用していることがわかっています。
【参考】「2020年卒大学生就職活動調査の結果速報」について/一般財団法人雇用開発センター
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就職フェアへの出展
合同説明会や就職フェアに出展する方法です。インターネット検索などで見つけてもらう機会がない学生と接触し、自社を知ってもらうチャンスがあります。
一方、他の企業も多数出展するため、自社のみに注意を引くことは難しいでしょう。母集団形成や動機形成につながらず、資料をばら撒いただけで終わってしまう可能性もあります。
【関連】新卒採用には合同説明会を活用する!メリットや準備することは?/BizHint
新卒紹介会社の活用
新卒の学生を対象にした人材紹介会社を活用する方法もあります。
企業のニーズ・人材像を元に人材紹介サービス提供会社が候補者を探し、企業に紹介します。特殊な能力、資格、経験を持つ人材が少数必要な場合や、予想外の内定辞退が出た際の人員補充にも有用です。
【関連】新卒紹介とは?概要と新卒紹介会社総まとめ・使いこなし虎の巻/BizHint
ハローワークの利用
求職者向けの就職支援を行うハローワークでは「新卒応援ハローワーク」というサービスも提供しており、学生を対象に適性検査や、カウンセリング、求人情報の紹介などを無料で実施しています。
ハローワークを利用すれば、企業も無料で求人募集が行え、条件によっては助成金がもらえる場合もあります。
リファラル採用の導入
既に働く社員の個人的な繋がりを活用し、採用候補者となる人材を紹介してもらう方法です。
企業によってはリファラル採用による採用決定の際、紹介者に対して報奨金や手当といった臨時ボーナスを支給するところもあります。
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企業HPによる募集
自社のホームページから求人募集を行う方法です。
業者に頼らず人事担当者が工夫することによって、総合的な採用力を高めることができますが、専門外の人材が片手間で取り組んでも、成果が出づらい可能性もあります。
インターンシップ
新卒採用の一環として、インターンシップを実施する企業は年々増加傾向にあります。
学生と早期接触したり、母集団形成・動機形成に活用したり、採用や内定者フォローにつなげたりと、様々な用途で利用できる一方、過度な囲い込みの発生といった問題も生じています。
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メリット・デメリットの比較
ここまで 紹介した採用方法のメリット・デメリット を以下にまとめました。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
大学の就職課 | 特定の大学にアプローチできる 無料 |
労力がかかる 訴求力が低い |
就職サイト | 多くの学生に接触できる 様々なコンテンツ提供が可能 |
採用に至らなくてもコストが 発生する場合も |
就職フェア | 多くの多様な学生と接触できる | 学生とコミュニケーション する時間が少ない |
新卒紹介会社 | 成果報酬型でコストの無駄なし スピーディに採用できる |
一人当たりの採用コスト自体は 高くなりがち |
ハローワーク | 無料で求人募集でき、 助成金がもらえる場合も |
採用ターゲットと異なる 人材からの応募も |
リファラル採用 | マッチング率が高く、 採用コストも低い |
採用後の人間関係に注意が必要 人材の同質化も起きがち |
企業HP | 自社独自の採用ブランド構築が 自由にできる |
制作やメンテナンスに コスト、労力が必要 |
インターンシップ | 通常の採用募集では出会えない 学生と接触できる。 採用直結、内定者フォローにも |
工夫しないと 成果が出ない場合も |
新卒採用方法の新しいトレンド
ここ数年注目されている、話題の採用方法もしっかりとおさえておきましょう。
逆求人(ダイレクトリクルーティング)
従来の一般的な求人方法は、「求人情報誌や求人サイトなどに求人情報を掲載し、応募者を待つ」というやり方でした。しかし逆求人(ダイレクト・リクルーティング)は、これまでの求人とは逆の方法をとります。webサービスを通じ、企業が学生を検索して、直接声をかけていくのです。
自社に興味を持ってもらえていなかった 潜在層にもアプローチする ことが可能となります。
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ソーシャルリクルーティング
企業がSNSを活用して人材を採用する方法です。
企業と求職者間でお互いがコミュニケーションを図り理解を深めることで、 採用のミスマッチ率が下げられる ことが特徴です。
【関連】ソーシャルリクルーティングとは?事例やメリットをご紹介!/BizHint
ミートアップ
ミートアップとは、特定のテーマについて興味がある人たちが集まり、情報共有や議論、交流を行う場のことです。ミートアップを開催することで、企業と学生の間にこれまでなかったようなつながりが生まれ、採用につながる可能性もあります。
ミートアップはSNSとも相性がよいため、 ソーシャルリクルーティングを促進する効果 も期待できます。
採用業務のアウトソーシング(採用代行)
企業の採用活動に関わる業務を外注できるサービスもあります。採用のプロに業務を任せることで、 流動的な採用市場において安定した業務品質を保つことが可能 です。
【関連】採用代行(RPO)サービス総比較!アウトソーシングできる業務やメリットも/BizHint
人工知能を活用したマッチング
人工知能を活用した人材マッチングも非常に注目されています。
株式会社i-plugの運営する逆求人サイト「OfferBox」では、企業が候補者となる学生を検索するシステムに人工知能を活用しています。企業の理想の人物像とマッチする可能性の高い学生を人工知能が自動的に抽出することで、企業は より精度の高い逆求人を実施できる可能性 があります。
【参考】人工知能で人事の手間を軽減。「OfferBox」会いたい学生を自動検索するシステムを拡充/株式会社i-plug
採用形態の多様化
採用形態の多様化も進んでいます。
スペシャリスト採用
「職種別採用」とも呼ばれ、入社後の担当業務や職種が決まった上での採用形態です。
専門性の高い即戦力人材を獲得でき、入社後の配属先と本人の希望とのミスマッチを避けられる、といったメリットがあります。
【関連】スペシャリストとは?ゼネラリストとの違い、育成方法もあわせて解説 / BizHint
第二新卒採用
第二新卒とは、大学を卒業後一旦「新卒」として企業へ就職したものの、概ね3年以内に退職した社員のことを意味します。
第二新卒採用には、普通の新卒と比べ人材育成に手間がかからない、といったメリットが考えられます。
【関連】第二新卒とは?新卒・既卒との違いや、求人媒体・人材紹介会社などご紹介/BizHint
通年採用
通年採用とは、年間を通じて採用活動を行うことです。
既卒者や帰国子女、留学生など、4月以外の入社時期を希望する学生向けの採用や、急な人材補填にも活用されています。
【関連】通年採用をする意味とは?企業の事例から、メリット・デメリットまで解説!/BizHint
グローバル採用
企業のグローバル化が進む中で、外国人留学生採用を行う企業も増えています。
少子高齢化の日本における新たな人材供給源として大きく期待される一方、異文化摩擦による問題が発生する可能性もあります。
【関連】グローバル人材とは?定義、必要性、採用や育成のコツをご紹介/BizHint
まとめ
- 新卒採用の課題としては、会社説明会への集客、選考フェーズでの離脱、内定辞退、増加するコスト対策などがあります。
- 「就活サイトの利用」「就職フェアへの出展」といった代表的な方法の他に、SNSやテクノロジーを活用したもの、採用形態の多様化など、動向に合わせた採用方法もキャッチアップしていくことが必要です。
- LINEを学生への連絡方法として使える採用管理ツールを導入することで、採用活動におけるトータルコストを下げつつ、手厚いフォローの実現が可能になります。
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