就業規則
就業規則とは、労働時間や賃金をはじめとした、会社側が定める社内のルールブックです。作成や届出、周知などが法律で義務づけられています。今回は、就業規則の定義や作成義務の内容、作成することによるメリットを説明します。その後、実際に就業規則を作成する手順や、記載すべき事項などを解説していきます。段階ごとに覚えておくとよいポイントも余すことなく紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
就業規則とは
就業規則とは、その名の通り、 会社で「就労」する従業員に向けて社内における「規則」を明示化したもの です。
労働時間や休日・休暇、支払われる賃金額、入退社時の手続きなど、従業員が会社へ入社し、退社するまでの間に必要とされる取り決めの内容が記されています。
就業規則は、従業員が会社内で守らなければならない規則が記載されていることから「 会社のルールブック 」とも呼ばれています。
会社の規模や業種、従業員数、経営状態、環境、業態などに応じて定めるべきルールは異なります。したがって、社内における就業規則も、会社によって全く異なる内容であることが特徴です。
●就業規則の変更が必要なケース、手続きなどを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【関連】就業規則の変更が必要となるケースとは?ケース別対応法や必要な書類、手続きのポイントをご紹介/BizHint HR
●就業規則の届出に必要な「意見書」についての詳細を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【関連】就業規則の届出に必要な意見書の書き方や記入例、注意点を徹底解説/BizHint HR
作成義務がある会社
就業規則は、その会社のルールが明示されているものです。つまり、労働者にとっては、自分が会社で働く際に守るべき規則や社内の環境などについて記されている重要な存在になります。
労働者に対して守られるべき権利について記された「労働基準法」では、就業規則の作成義務について、下記条文に記されているように「 常時10人以上の労働者を抱える会社では、就業規則を作成しなければならない 」と義務づけられています。
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