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デジタルトランスフォーメーション

2019年12月24日(火)更新

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、2004年、ウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が提唱した、「われわれ人間の生活に何らかの影響を与え、進化し続けるテクノロジーであり、その結果、人々の生活をより良い方向に変化させる」という概念です。最近注目を集めているこの言葉ですが、主体によって言葉の解釈が異なり、はっきりとした意味が分からない方も多いのではないでしょうか。今回はそんなデジタルトランスフォーメーションについて、実際の事例を交えながら徹底的に解説しています。

デジタルトランスフォーメーションとは

デジタルトランスフォーメーションの定義は冒頭で述べたとおり、「われわれ人間の生活に何らかの影響を与え、進化し続けるテクノロジーであり、その結果、人々の生活をより良い方向に変化させる」という概念です。

また、2018年12月、経済産業省より発行された「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」では、以下のように定義されています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
【引用】デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)

ここでは、実際に行われているデジタルトランスフォーメーションはどのようなものなのかを具体的に解説していきます。また多くの方の疑問であるDXという略称についても解説します。

デジタルに置き換える=デジタルトランスフォーメーションではない

デジタルトランスフォーメーションは直訳すると、「デジタルに変換する」という意味になります。 言葉のニュアンスだけをとらえると、企業が様々なものをデジタルに置き換えていく行為だと認識できます。

しかしそれでは、1990年~2000年台の「IT革命」と代り映えしないものになってしまいます。では、IT革命とデジタルトランスフォーメーションは何が違うのでしょうか。

その違いとは 「IT革命はデジタルトランスフォーメーションにおけるステップの一部でしかない」 ということです。

デジタルトランスフォーメーションには大きく5つのステップがあり、IT革命によって起きた現象はデジタルトランスフォーメーションの一部にすぎません。