連載:第24回 自社だけで悩まない!専門家に相談してみよう
経営者が見落とす『声』の影響力。組織を動かす伝え方の極意


「何度説明しても部下に伝わらない」「プレゼンで思うように相手を動かせない」「重要な会議で自分の意見が通りにくい」──こうした悩みを抱える経営者・管理職は少なくありません。実は、話の内容以前に「声」そのものが原因かもしれません。元NHKアナウンサーで、30年以上声の専門家として活動している墨屋那津子さんが、多くのリーダーが陥る4つの思い込みと、組織を動かす「伝わる声」の極意を解説。声のアプローチで離職率低下や新規顧客2倍増を実現した経営者事例も交えながら、あなたの影響力を劇的に高める方法をお伝えします。

成功しているビジネスリーダーに共通する「話し方」
私は30年以上にわたり、声の力で人生を好転させるお手伝いをしてきました。「声のキャリア」と「声の原則」を基盤に、声の出し方を変えることで誰でも瞬時に「伝わる話し方」を実現する「スミヤメソッド」を確立。「伝わる話し型」「伝わる声」「伝わる滑舌」の3つを柱に、声の力で多くの人の課題解決に向き合っています。
多くの方は気がついていませんが、話をするとき、 言葉よりも先に「声や話し方」の印象が相手に伝わります。
アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によると、コミュニケーションにおいて言語情報(話す内容)は1割未満なのに対し、聴覚情報(声のトーンや話し方)が約4割の影響を与えるとされています。ここからも、「話す内容・言葉」より「声や話し方」が重要視されることが読み取れます。
従業員やお取引先の方々に日々話をする、人の前で話す機会が多い経営者層の方こそ、この重要性を認識すべきだと考えています。
では、相手に伝わる話し方とはどういうものなのか。ここで「伝わる話し方」チェックリストをご用意しました。あなたはいくつ当てはまりますか?
□ シーンや相手によって声色や話し方を変えている
□ 「くっきり・はっきり」話すよう心掛けている
□ 気の利いたことを言うようにしている
□ 話の中身さえよければいいので、飾らない話し方をしている
もし1つでも当てはまるなら、あなたの言葉の影響力は半減しているかもしれません…。
ビジネスの世界で「成功している人の話し方」には、ある共通点があります。
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