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連載:第14回 経営・SaaSイベントレポート2022

リーダーは自らの失敗を共有せよ。スポーツ常勝の三者に聞く「心理的安全性の高め方」

BizHint 編集部 2022年9月7日(水)掲載
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勝敗を決する土壇場で精神力やチームワークが問われるスポーツ界。五輪など世界で戦うスポーツの常勝軍団は、心理的安全性を高めて信頼関係を構築しています。さらに、勝敗以上に「成長」を重視することで、強い組織へと進化しています。青山学院大学体育会陸上競技部 長距離ブロック監督の原晋さん、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん、 カーリング選手でプレイングマネージャーの本橋麻里さんに「勝ち続ける組織の秘訣」について語っていただきました。

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原晋さん
原晋さん
青山学院大学 地球社会共生学部 教授、陸上競技部長距離ブロック監督

2004年に青山学院大学陸上競技部の監督に就任。2009年に33年ぶりの箱根駅伝出場。15年、青学史上初となる箱根駅伝総合優勝。2018年、箱根駅伝4連覇。2020年、大会新記録で箱根駅伝5度目の総合優勝。2022年の箱根駅伝では2年前の大会新記録を更新、6度目の総合優勝を果たす。

廣瀬俊朗さん
廣瀬俊朗さん
株式会社HiRAKU 代表取締役、元ラグビー日本代表キャプテン

5歳からラグビーを始め、大阪府立北野高校、慶應義塾大学、東芝ブレイブルーパスでプレー。東芝ではキャプテンとして日本一を達成した。2007年日本代表選手に選出、28試合に出場。2012~13の2年間はキャプテンを務めた。同2019年、株式会社HiRAKU設立。2020年10月より日本テレビ系ニュース番組『news zero』に木曜パートナーとして出演中。

本橋麻里さん
本橋麻里さん
カーリングチーム一般社団法人ロコ・ソラーレ代表理事

2006年に「チーム青森」のメンバーとしてトリノ五輪に初出場し、7位入賞。2010年、出身地の北見市で「ロコ・ソラーレ」を結成。18年2月の平昌五輪では、日本カーリング史上初のメダルである銅メダルを獲得。同年夏に選手休養を表明、一般社団法人ロコ・ソラーレを設立。代表理事を務める。

田中弦さん
ファシリテーター
田中弦さん
Unipos株式会社 代表取締役社長CEO

2005年Fringe81株式会社を創業、代表取締役に就任。2013年3月マネジメントバイアウトにより独立。2017年8月に東証マザーズへ上場。2017年Uniposのサービス開始。2021年10月に「Unipos株式会社」へ社名変更。

「何のためにこの会社で働いているのか、どんな部署にしていきたいか」貴方自身の言葉で語れますか?

田中弦さん(以下、田中): 今回は「常勝集団を作る秘訣」として、スポーツ×心理的安全性の観点からお話を伺っていきます。まず、スポーツ界は「先輩の言うことは絶対に聞かなきゃいけない」といった厳しい規則を重視する、いわゆる「体育会系」のイメージがありますが、心理的安全性という側面についてはいかがでしょうか?

原晋さん(以下、原): 僕が若い頃は、何かふざけたことを言ったら説教部屋に連れていかれて怒られる…なんて時代でもありましたが、僕自身は「たかだか1歳や2歳上くらいの先輩の言うことを絶対守らなければいけない文化は、果たして“いい文化”なのか?」という疑問を何十年も感じていました。最近になって心理的安全性が重んじられるようになってきて、ようやく時代が追い付いてきたなと思います(笑)。

廣瀬俊朗さん(以下、廣瀬): ラグビーは比較的、心理的安全性が重んじられてきたスポーツだと思います。海外の選手と触れ合う機会が多く、自分たちで考えながらプレーしたほうが適応能力が上がるというのを体感してきましたし、自分が経験していないポジションのメンバーが何を考えているかを理解しないといいラグビーができないので、 思っていることを言い合える心理的安全性が絶対に必要 です。

本橋麻里さん(以下、本橋): カーリングも少人数の団体スポーツだからこそ、相手を理解して信頼関係を構築しておかないといけなくて、心理的安全性が欠かせません。 特に劣勢の時は「チームのメンバーが各々どんな判断をするか」が理解できていないと、窮地を打破できない んです。だから心理的安全性がない一方通行の縦社会だと戦いにくくなりますね。

田中: ビジネス界では、心理的安全性が高いチームを作ろうとすると「そんなぬるま湯みたいな組織を作っても高い目標を目指せませんよ」と言われることがありますが、それについてどう思いますか?

原: 独占企業であれば、心理的安全性がなくてもイエスマンのような部下を作ればうまくいくかもしれません。しかし今は競争社会で独占企業はほぼ存在しませんし、いろんな情報が氾濫して上司の経験則だけでは語れなくなっている時代です。一方的な昭和のやり方ではなく、プラスアルファの力を発揮するため、個々の能力をいかに引き出してあげるかが重要になっているという点で、心理的安全性は必要なのではないでしょうか。

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