連載:第29回 組織作り その要諦
コロナ禍に新店舗を続々オープン!攻めの姿勢を崩さない組織の強さは“全員参加型のアメーバ経営”
新型コロナウイルスの蔓延により、飲食業界は苦境を強いられています。そんな中、東京・町田市を中心に飲食店の運営やプロデュースを行うキープ・ウィルダイニングは、2020年4月以降、新たに10店舗出店という攻めの経営を展開。ピンチに立たされても前に進み続けた背景には、代表の”原動力となるメッセージ”があったそうです。今回は、同社の副社長である保志智洋さんに、コロナ禍でも走り続けられる「強い組織」づくりの秘訣や、スタッフが自分の仕事に誇りを持って働くための仕組みについて伺いました。
株式会社キープ・ウィルダイニング
取締役副社長 保志智洋さん
1979年、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、人材サービス企業に就職。23歳の時に実兄である株式会社キープ・ウィルダイニング 代表取締役社長 保志真人氏と居酒屋を開業。現在は主にカフェ業態の運営を担う。
「ひるむな、前進するぞ。」で覚悟。「雇用・給与を守る」「会社の存続」の二点にコミット
保志智洋さん(以下、保志): 当社は、現代表である兄と僕、もう一人の3名で、神奈川県相模原市・東林間という地で居酒屋「炎家」を開業したのが始まりです。そこから少しずつ仲間を増やし、皆で一致団結して会社を成長させてきました。現在は拠点を東京都町田市に移しつつも、町田や神奈川県相模原市を中心とした「武相」と呼ばれるエリアを中心に事業を展開。カフェ・洋食・和食といった飲食だけでなく、コワーキングスペースなど業態の幅を拡大し、2021年7月現在、店舗数は44店舗となっています。一緒に働いてくれる仲間も約700名まで増えました。
――これまで、とても順調に事業を拡大されていらっしゃいますね。しかし、昨年から続く新型コロナウイルスの影響で、特に飲食業界は大きな影響を受けたと思います。貴社はどのような状況でしょうか?
保志: 当社は今年で創業17年になりますが、コロナ禍により創業以来最大のピンチを迎えました……。売上ベースですとコロナ前と比べ大幅減です。今まで通りに営業できない店舗がほとんどで、これが一年以上続いています。社員は皆、経験したことのない不測の事態や先の見えない状況に大きな不安を抱えていたと思いますし、コロナ当初は僕自身も弱気になったり戸惑いを隠せない日もありました。
そんな中、代表の一言が会社を変えました。 この未曾有の事態にも関わらず「ひるむな、前進するぞ。」と力強く言ったんです。
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