連載:第79回 組織作り その要諦
組織崩壊で目が覚めた経営者。苦しいときに団結できる組織にたった1つ必要な要素
「ウエディングパーク」は日本最大級のクチコミ数を誇るウエディング情報サイト。運営会社の株式会社ウエディングパークは業界で最初にクチコミを導入したパイオニアですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。創業間もない頃、事業からの撤退という危機に直面し、社員の半数以上が退職するという事態に陥ったのです。大量離職をきっかけに、社長の日紫喜さんは組織づくりに邁進することになります。苦しいときに団結できる組織に必要な「カルチャー」をどのように浸透させたのか、お話を伺いました。
株式会社ウエディングパーク
代表取締役社長 日紫喜 誠吾(ひしき せいご)さん
1976年 生まれ。1998年 株式会社キーエンス入社、2000年 株式会社サイバーエージェント入社、インターネット広告事業本部 マネージャー、局長を経て、2004年 株式会社ウエディングパーク設立 営業本部長就任。2005年同社の代表取締役社長に就任。
事業の立て直しに奔走。クチコミに活路を見出す
――株式会社ウエディングパークと事業について教えてください。
日紫喜 誠吾さん(以下、日紫喜): 株式会社ウエディングパークは株式会社サイバーエージェントのグループ企業です。
2004年1月に、ウエディング情報サイト「ウエディングパーク」を運営していた会社をサイバーエージェントがM&Aし、グループ会社となりました。当時、サイバーエージェントで広告営業をしていた私が経営に加わることになったのもそのタイミングです。
グループ化直後はサイバーエージェントの藤田社長が名目上は社長を兼任、私は営業部長として入社することになり、ウエディングパーク創業メンバーの2名と私、実質3名でのスタートでした。
ただ、私はウエディングパークの経営が芳しくないことを知らず、入社と同時に経営の抜本的な見直しを迫られることになりました。
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