連載:第24回 IT・SaaSとの付き合い方
ChatGPTはもう少し待ってから、という方への警笛。トップリーダーが「やらない手はない」と断言する理由
ビジネス界でもトレンドになりつつある生成AI。膨大なテキストデータを学習し、文章を自動生成する大規模言語モデル(以下、LLM)であるChatGPTを業務効率化や生産性向上に活用する企業が出始めています。創業期から企業のDX支援を手掛け、現在は生成AIの業務導入支援も行っている株式会社ギブリー、取締役の山川雄志さんにその現況について伺いました。
レガシーな組織も生成AIを使い始めているという現実
――現在、生成AIを業務に導入しているのはどのような企業でしょうか?
山川雄志さん(以下、山川): やはりIT系が一番多くなっていますが、他は製薬、食品、化粧品、自動車、銀行などと幅広く、偏りはあまり見られません。
生成AIの登場からまだ日が浅く、実績はこれからというところも多いと思いますが、われわれがサービスを提供している日清食品ホールディングスさんなどでは営業職の方の年間工数が「400時間削減される見込み」という数字も出てきました。
また、DXの時とは違う傾向がひとつあって、いわゆるレガシーなイメージがある業態・職種ほど活用に積極的なんです。
特に、地方銀行や地方自治体の取り組みがとにかく早い。これは象徴的な部分です。DXの時は、IT企業から大企業、そして最後に自治体という順番でしたが、今回は自治体の動きが早いですね。
「こんな企業は危ない」DXとも通底する失敗パターン
――とはいえ実際に生成AIを業務に取り入れるにあたっては、落とし穴もあるように思います。DXの際の経験も踏まえ、「こんな企業は要注意」というものはありますか?
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