若手が集まる地方中小。年収1000万も目指せる組織づくり

株式会社TSグループ
代表取締役 吉松 良平さん

高校卒業後、自衛隊へ入隊。陸上自衛隊普通科連隊で2年間勤務の後、リフォーム会社、塗装店勤務を経て、23歳で外装塗装業を主とする「塗装防水専門 東翔」（現「株式会社TSグループ」）を創業。業界では異例の、施主との直取引や外装塗装職人のフランチャイズ化に成功。「鹿児島県ビジネスプランコンテスト大賞」など受賞多数。

自衛隊に飛び込んで得た短期育成の極意

――初めての社会人生活となった自衛隊（陸上自衛隊普通科連隊）での経験が、その後の貴社の人材育成につながっているとのこと。

吉松 良平さん（以下、吉松）： そうですね。たとえば自衛隊では未経験の若者がたった3ヶ月で、銃の組み立てから分解、実弾込めまでできるようになります。もちろん、組織人としての考え方や行動も一定水準まで引き上げられます。

そして次の3ヶ月では、配属部隊ごとの基本や専門技術の習得に入る。よく考えたら、これはすごいことですよね。後年、私は自分で人を育て、組織を作る立場になってはじめて、 短期育成・戦力化においては、自衛隊はノウハウの宝庫だったんだ… とあらためて感じました。

自衛隊は本当に細かい部分まで、すべてにマニュアルがあって、さらにそのすべてに教官のチェックが入っていました。

――とくに役に立ったノウハウはなんでしょうか？

吉松： 私が考える中で、絶対に外せないものがあります。

これはまさに、自衛隊が何十年もの積み重ねを経て、多くの未経験者を短期育成するために練り上げられた実践的な教育体系の賜物だと思うのですが、