連載:第20回 経営・SaaSイベントレポート2022
ダメなリーダーほど多くの目標を設定しがち。“成果を出せない部下”にしないためのマネジメントの極意
「従業員が増えたのに、思ったより成果が伸びない」「目標未達の状態が続いてしまっている」「評価に不満を持って離職してしまう」など、組織課題は多岐に渡ります。それは、正しいマネジメントができていないことに原因があるかもしれません。では、どうしたら会社にとっても従業員にとっても幸せな「成果が上がっている」状態をつくれるのでしょうか。累計出版部数39万部のマネジメント解説書籍『リーダーの仮面』の著者である株式会社識学代表取締社長・安藤広大さんに、会社の成果を最大化するメカニズムと、これを実現するマネジメント方法を語っていただきました。
2002年株式会社NTTドコモ入社後、2006年ジェイコムホールディングス株式会社(現ライク株式会社)入社。主要子会社のジェイコム株式会社(現ライクスタッフィング株式会社)で取締役営業副本部長等を歴任。2013年「識学」を知り独立し、識学講師として数々の企業の業績向上に貢献する。識学をより早く社会に広めるために、2015年株式会社識学を設立。2019年マザーズ上場。
この記事でわかること
- 部下の行動量を最大化させるためのマネジメントのコツ
- 成果に直結する正しい目標設定のポイント
- 優秀なリーダーが部下に対して行っていること
成果を出せない組織にありがちな「誤解」や「錯覚」。防ぐためには?
人間は、物事を正しく認識できていれば正しい行動ができますが、認識を誤ると行動も誤ってしまいます。この認識の誤りは一般的に、「誤解」や「錯覚」という言葉で表現されるのですが、これらが組織内に蔓延してしまうと、従業員が多く退職してしまったり、最悪のケースとして会社が倒産に追い込まれる…ということにもなりかねません。
同じ会社の人間でも、それぞれが別の常識や価値基準、ルールを持っています。そのため、同じ事象を見ても当然認識にズレが生じ、それが誤解や錯覚を生みだします。例えば「いい営業とは何か」と聞かれても、上司と部下の間でそれぞれ認識が違ったりしますよね。このような状態では、高い成果の出せる組織にはなりません。
これらの誤解や錯覚を防ぐには、全員に共通する「明確なルール」を持つことが必要です。先ほどの例えでいくと、この会社における「いい営業」の定義がしっかり揃っていればいいということ。
この「明確なルール」を決めるのは「責任を取る立場の人間」。つまりリーダーです。では、それはどのように定めればいいのか。
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