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連載:第8回 Hop Step DX~デジタルトランスフォーメーションでつかむ次の成長

エンジニアから農業の世界へ IoTで米農家の未来を変える

BizHint 編集部 2021年11月16日(火)掲載
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富山県立山町の米農家の長男として生まれた下村豪徳さん。継ぐことを期待されていましたが、システムエンジニアとしてIT業界に就職し家業は弟さんが継いでいました。ところが、決算などを手伝っているうちに、ある問題点に気づきます。それが実家だけではなく業界全体で抱える問題であることにも。一見DXが難しいと思われる農業という業界で何をどう改革したのか? 株式会社笑農和 代表取締役 下村 豪徳さんに話を伺いました。

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株式会社笑農和
代表取締役 下村 豪徳さん

富山県出身。大学を卒業後、大手製造業システム会社に入社。組み立て加工向けの生産管理や購買管理業務の開発および、SEとして従事。実家の農家の立て直しをきっかけに、農業のIoT化を目指し、2013年に株式会社笑農和を立ち上げる。自社製品の開発、スマート農業のコンサルティングを中心に全国を飛び回る


農家の現状を目の当たりに気づいた問題点と好機

高齢化と担い手不足によって耕作放棄地は増え続け、DXとは縁遠いと思われがちな農業において、結果を出している企業がある。笑農和の代表取締役、下村豪徳さんはスマートフォンやタブレットから、水田の水管理を遠隔で制御できるシステム「パディッチ」を開発し、地元富山の農家をはじめ日本全国に600台以上を導入。農業のスマート化の一翼を担っている。

富山県立山町の農家の長男として生まれた下村さん。当然のごとく周囲からは実家を継ぐことを期待されたが、高校卒業後の進路に選んだのは情報システム系の大学だった。

「むしろ農業は嫌で嫌で(笑)。学校でプログラミングのおもしろさに触れ、システムエンジニアとしてIT業界に就職しました。その頃が、1997年。インターネットが世に出るタイミングだったこともあって、その世界にどっぷりとハマっていきました」

製造ラインの効率を上げるための生産管理システムに携わり、請求や受発注もデジタル化へと改革を進めた。一つの製品を作る際にも100〜200社の部品を組み合わせるため、ネットワークでつながることで、効率性、生産性が格段にアップすることを実感した。

一方で、実家の農業は弟が継ぐことになり、下村さんが手伝っていたのは決算時期の確定申告のみ。そこで数字を見つめるうちに、ある問題点が浮かんできた。

「水田の面積は年々増えているのに、売り上げは下がっていたんです。なぜだろうと理由を探ると、せっかく有機農法でお米を作っていても、その付加価値に見合った商流になっていないことがわかりました。 価値の高いお米を売るなら、直販だろうと。加えて、作業自体の効率を上げないと売り上げの増加は難しいんじゃないか。裏を返せば、一気に伸ばせるチャンスもあると感じた んです」

作業時間を大幅に短縮できる「水管理システム」を発案

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