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連載:第14回 中竹竜二さんが聞く【新しい組織・リーダー論】

人を「やる気」にさせることは難しいが、「やる気」にさせる機会づくりはできる【森下仁丹・駒村社長】

BizHint 編集部 2019年2月20日(水)掲載
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職歴・年齢を問わずに人財を公募する「第四新卒募集」で話題を集めている森下仁丹。「中年世代の転職には需要がない」という常識を打ち破る発想で、「元気な中高年たちを集めたい」と駒村純一社長は言います。社長自身、52歳の時に同社に入った“中年転職組”でした。社長の考える「元気なオッサン」の作り方のお話は、オッサンのみならず若手の読者にとっても刺激的でした。

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森下仁丹株式会社

駒村純一さん

1950年、東京都生まれ。慶應義塾大学工学部応用化学科卒業後73年に三菱商事入社。97年にイタリアにある化学系子会社の代表に就任。2003年に森下仁丹に入社。執行役員として企業再建の指揮をとる。2006年に代表取締役社長に就任。著書に『赤字30億円からV字復活させた 逆転発想の人材・組織改革術』(扶桑社)がある。


中竹竜二さん(以下、中竹): 駒村社長は、52歳の時に三菱商事を辞めて、森下仁丹に入られました。社長ご自身、「50歳を超えての転職組」ですね。

駒村純一さん(以下、駒村): 三菱商事時代は大企業ならではのダイナミックな仕事に携わることができました。それはそれで楽しかったのですが、「どんなに社内での地位が偉くなっても自分で決められることが限られている」のが大企業です。 40代、50代になるとほとんどの人たちが「このまま1つの歯車として働き続けていいだろうか」と迷います。 私はイタリア事業を立ち上げ、組織のトップとしてマネジメントをした経験があります。それだけにもう一度、自分で「仕組み」を作って動かす立場になってみたいと強く願うようになりました。そこで、ご縁もあり、思い切って会社を辞めました。

森下仁丹は明治26年、1893年創業の歴史ある企業です。銀色の小さな粒の口中清涼剤「仁丹」で有名でしたが、そのメイン事業だった仁丹の売り上げは年々下がり2002年度には30億円以上の赤字を計上し、有利子負債も160億円に上っていました。私は再建を期待されて採用されたんですが、それでも最初に会社に来たときは戸惑いましたね。

52歳で転職。新しい会社に戸惑った理由

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