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連載:第27回 中竹竜二さんが聞く【新しい組織・リーダー論】

シェアリングエコノミー時代、企業の役割は「従業員のライフプラン」を支援すること

Logo markBizHint 編集部 2020年1月29日(水)掲載
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ソーシャルメディアとシェアリングエコノミーに注力し、法人向けのBtoB事業と一般消費者向けのCtoC事業を展開するガイアックス。会社としても「新卒社員フルリモートワーク」を推進するなどシェアリングエコノミーの最先端を走っています。社長の上田祐司さんは極端なイメージがあるかもしれませんが、単にシェアリングエコノミーについてばかり考えているわけではありません。上田さんの考える企業の役割と組織のあり方について中竹さんが聞きました。

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株式会社ガイアックス
創業者・代表執行役社長 上田祐司さん

1997年、同志社大学経済学部卒業後に起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。一年半後、同社を退社。1999年、24歳で株式会社ガイアックスを設立。2005年セントレックスに上場。一般社団法人シェアリングエコノミー協会代表理事を務める。


中竹竜二さん(以下、中竹): ガイアックスは上場企業ながら、とてもユニークな経営をしていますね。「社員の働き方」という点でいえば、社員が好きに自由に働くために会社がある、と思えるほど振り切れています。

上田祐司さん(以下、上田): 20年前の1999年にガイアックスを創業したとき「人と人をつなげたい」「ひとりひとりのライフプランをサポートしたい」と思っていました。なので、会社の仕組み・制度は従業員ありきの発想で作ってきました。結果的に、従来のビジネスの常識からは逸脱しているのかもしれません。

中竹: 普通は「まず会社があり、事業がある。その事業で働く人たちがいる」と考えます。その働く人たちにもライフプランがあるので、会社が支援するという順番だと思います。会社が継続してこそ従業員を支えることができるのだから、会社を最初に置くのは不自然ではありません。ところが、 ガイアックスでは「個人と会社の関係」が逆のように見えます。

上田: そうですね。会社にはミッションがある。従業員1人ひとりにも「やりたいこと」がある。会社とあなたで「重なる部分」があれば、一緒にやりましょう、というのが基本的なスタンスです。

ただ、最近進化しており、従業員1人ひとりは、自分の「ライフプラン」を実現するのが仕事。私たちはその夢を支援する立場になってきました。弊社ではソーシャルメディア、シェアリングエコノミーを事業にしています。何か事業を始めたい人にとっては会社に提供できるものが揃っています。 僕たちのミッションに幅があるので、働く自由も受け入れることができている のだと思います。

中竹: 最初から、今のような会社を目標にしてきたのですか。

バックナンバー (28)

中竹竜二さんが聞く【新しい組織・リーダー論】

  1. 第28回 「自分が“ときめかない”仕事は断ってもいい」という風土を作りたい
  2. 第27回 シェアリングエコノミー時代、企業の役割は「従業員のライフプラン」を支援すること
  3. 第26回 ミスを「恥」と考える日本人 あなたは「自分の失敗」をネタにスタッフを指導できますか?
  4. 第25回 世界の料理人たちが集まり働く東京の「ミシュラン二つ星」レストラン 週休3日制を実現するプロフェッショナル・チームの作り方
  5. 第24回 【プロレスとラグビーから見えた勝てる組織】新日本プロレス・メイ社長とラグビー中竹さんが語る、ファンを作る「スポーツビジネス」
  6. 第23回 売上5倍の復活劇、新日本プロレスが狙ったのは女性とファミリー層!?
  7. 第22回 自律型組織はタイヘン。自由闊達に動けるのは一生懸命話し合っているから【影山知明・クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店 店主(後編)】
  8. 第21回 「クルマではなく、植物を育てるように人に向き合う」逆三角形(▽)型の組織づくり 【影山知明・クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店 店主(前編)】
  9. 第20回 代ゼミ・高宮共同代表と語る「潜在的な能力を引き出す方法とは」
  10. 第19回 代ゼミ・高宮共同代表が語る、「教育改革」で本当に身につけたい力とは?
  11. 第18回 「自分とは違う見方を知ること」が世界を広げる【医療法人社団悠翔会理事長・佐々木淳さん】
  12. 第17回 専門家たちを集い、患者・家族を救う――在宅医療は究極のチームビルディング【医療法人社団悠翔会理事長・佐々木淳さん】
  13. 第16回 人を「やる気」にさせることは難しいが、「やる気」にさせる機会づくりはできる【森下仁丹・駒村社長】
  14. 第15回 脳みそパッカ~ン!グループでアイデアを生み出そう ヌーラボ・橋本正徳社長が語る「“ゆるふわ”自律型組織の作り方」
  15. 第14回 「サービスはワールドワイド、開発はホラクラシー」 ヌーラボ・橋本正徳社長が語る「“ゆるふわ”自律型組織の作り方」
  16. 第13回 目先の損得は判断を誤る、長期的な視点こそが正解に辿り着ける レオス・キャピタルワークス藤野社長のマネジメント術
  17. 第12回 「この会社では自由になんでもやっていいよ」究極の放任主義でもプロが育つ! レオス・キャピタルワークス藤野社長のマネジメント術
  18. 第11回 「強いチームは、試合の結果よりも選手の戦う姿勢を評価する」 千葉ジェッツ島田社長がたどり着いたトップチームの作り方
  19. 第10回 「活動理念」をつくったから、クラブは強くなりました 千葉ジェッツ島田慎二社長が語る「トップチームの作り方」
  20. 第9回 「成長したい」という若者、「挑戦する」中間管理職を支援。小田急電鉄の星野社長が問いかける「働き方改革」 
  21. 第8回 あなたはワクワクしていますか? 小田急電鉄の星野社長が問い掛ける「働き方改革」
  22. 第7回 ファミリーマート・澤田社長 先輩たちから学んだ「冷静な合理性」と「熱い情熱」
  23. 第6回 ファミリーマート・澤田社長が考える「リーダーの2つの仕事」
  24. 第5回 日本人が本番に弱いワケ メガネスーパー社長と語る「リーダー論」
  25. 第4回 再生請負人・メガネスーパー社長が語る “負け癖”がついている社員たちを蘇らせる方法
  26. 第3回 パナソニック「粘り強く諦めない」文化を大事に-スポーツもビジネスも失敗から学び続ける姿勢がある人は強い
  27. 第2回 「敗戦」を経験し「自前主義」「完璧主義」を捨てたパナソニック-イノベーションを巻き起こすため技術トップが決断した3つのこと
  28. 第1回 強い組織をつくるために今求められる、新しいリーダーシップとは【日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター/株式会社チームボックス中竹竜二さん】

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