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戦略・経営

2018年11月13日(火)更新

「活動理念」をつくったから、クラブは強くなりました 千葉ジェッツ島田慎二社長が語る「トップチームの作り方」

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目下、男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」で最多の観客動員数を誇るチームが千葉ジェッツふなばし(=千葉ジェッツ)です。2016年には日本バスケ界で初のレギュラーシーズン観客動員10万人を達成、翌 2017年の第92回天皇杯 全日本総合バスケットボール選手権大会初優勝、2018年には天皇杯2連覇、Bリーグ準優勝、3年連続リーグNo,1観客動員数を達成するなど、いま最も勢いがあるチームの1つです。 千葉ジェッツは設立した当時から「人気チーム」だったわけはありません。2010年の設立から低迷が続き、経営破綻の危機に直面していました。そんな状況から、今の人気チームへの道筋を切り拓いていった立役者が島田慎二社長。「言葉」を大事にするマネジメントでトップチームに育て上げてきました。前編では再建の要諦について中竹さんが聞きました。

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千葉ジェッツは2010年にbjリーグ(当時の「日本バスケットボールリーグ)に参入。オーナーの道永幸治氏(現在会長)を中心に、船橋市の熱意に溢れる若いスタッフたちが集まりました。翌年には試合開催ができるまでこぎつけたものの、お金がない厳しい状況でした。そこで道永氏が相談したのが現社長の島田さん。25歳で起業、30歳から始めた海外出張専門の旅行代理店を経営、年商40億円の企業に育て上げた経験があります。「無給のアドバイザーの立場ならば」と気楽に引き受けた島田さんですが、「これではシーズン中に頓挫する」と危機感を募らせました。島田さんはオーナーと一緒にクラブ再建のため、2012年2月には社長に就任。スポーツビジネスの知識はありません。まさにゼロからの再建でした……。

個人のやる気だけが支え、それでは疲弊する

中竹竜二さん(以下、中竹): 島田さんは千葉ジェッツの経営を立て直し、Bリーグでも有数の強いチームへの道筋を切り拓きました。一体どうやって強いプロチームを作ってきたのでしょう。まず、最初に千葉ジェッツを見たときどう思いましたか。

島田慎二さん(以下、島田): ジェッツと出会ったのが7年前の2011年。以前から知り合いであった道永会長から「運営のアドバイスしてほしい」と言われたのがきっかけです。当初「会議に参加する程度でいいから」と言われ「無償のアドバイザーでよければ」と気楽に参加したのですが、一目見て、「これではシーズン中に破綻する」と思いました。

中竹: スタッフの皆さんは「バスケが好き」で参画してきた人が多かったですよね。

島田: 皆さん、バスケが好きで本当に献身的に働いてました。朝から晩までいくつもの仕事を抱えて必死にやっていました。やるべきことはたくさんあるんです。試合として盛り上げるにはもっともっと演出は派手にしたいけど、お金はどうしよう? 新しいファンを獲得するためには何すればいい? スポンサーを増やすための活動は誰がするのか……。ただ、数々の課題に対して「とりあえず、できるところから対応しよう」ということぐらいしか、みんなで決められない状況でした。要はマネジメント不在。お金もないし、計画も目標もない。みんなバラバラに動く、空回りしている状況でした。

試合に勝つだけではクラブは存続でない

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