連載:第68回 組織作り その要諦
「試練こそ人を成長させる」厳しい道を乗り越えてきた経営者の思い
2億6000万円もの負債から始まった翔栄クリエイト。その負債を4年間で返済した代表取締役の宇佐神 慎さんは牧師の顔も持つ経営者です。その組織づくりは「人としての成長」を何よりも重視し、社内にはルールもマニュアルもありません。その考えに至った背景や社員に対する考え方についてお話を伺いました。
株式会社翔栄クリエイト
代表取締役 宇佐神 慎(うさみ まこと)さん
株式会社翔栄クリエイトの代表取締役、合同会社翔栄ファーム代表。1997年8月に株式会社翔栄システムを設立。2005年、株式会社翔栄クリエイトへ社名変更。現在7つの事業を手がける。
元トップセールスマンだった社長が目標を設定しない理由
――御社の働き方はかなり自由だという風に伺いました。
宇佐神 慎さん(以降、宇佐神): はい、大雑把にいえば、個人目標や細かいルールは定めず、お客様のためになることならなんでもやっていいという方針です。
社員には、「噓やごまかしはいけない」「騙すなら騙された方がいい」「目先の損得で仕事をするな」とは伝えていますが、それだけです。
「3か条の企業理念」や「20か条の立ち方」など行動の心構えを示す行動指針はあります。朝礼で理念や行動指針の奥にある本質は話しますが、覚えさせたりはしません。自分から身につけようという気持ちが起こらなければ、強制されても意味がないからです。
――なぜ個人目標を与えないのですか?
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