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連載:第5回 悩める管理職の方へ「マネジメントのススメ」

ダメ上司ほど部下から好かれようとしがち。“成果を出せないチーム”にしないためのマネジメント術

BizHint 編集部 2023年3月16日(木)掲載
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多くの企業で課題として挙げられる組織マネジメント。「自分なりに頑張っているのに、部下の成長をまったく感じられない」「何が正解なのかわからない…」と頭を抱えている管理職の方も多いのではないでしょうか。部下といっても十人十色ですし、管理職である方々も持ち合わせているスキルが異なります。本記事では、マネジメントが機能しない4つの原因と、どんな人が管理職になっても実践できる“再現性の高いマネジメントスタイル”について、解説します。

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「部下のために…」と行っているそのマネジメント。本当に効果が出ていますか?

私は30歳の頃に人生で初めて管理職を任されました。当時、生命保険会社に勤務しており、20名以上の営業職員さんを管理する営業課長のポジションです。

会社が定期的に実施してくれる「管理職研修」では、とくに部下とのコミュニケーションが大切であると学びました。部下の変化を見逃さず、その場に応じた声掛けをすることや、部下が目標達成に近づくように育成・管理もしっかり行いましょうといった内容です。

正直なところ 「管理職とは、とてつもなくハイレベルな役割なのだな…」 と途方に暮れた記憶があります。

その結果、私の人生初マネジメントは迷いに迷ったものとなってしまいました。

まず、部下の変化を見逃さないためにも、毎月20名以上の部下と1on1を実施。各人に応じたアドバイスを行いつつ、同行営業で契約を獲得する自分の背中を見せました。部下から好かれようと、全員の誕生日に自腹でプリザーブドフラワーと手紙をプレゼントし、飲み会では体を張った芸を披露したこともありました。また、部下のタイプを見極めてマネジメントを行おうと、書籍を読んで勉強したりと、いろいろトライしました。

しかし部下は、数字が悪ければ「課長がモチベーションを下げたせい」「営業同行で決めてくれなかったせい」など、他人事になっていく一方。そして、うっかり誕生日プレゼントを忘れたら非難を浴び、体を張っても苦笑いされ…。部下を思っての厳しいフィードバックも、こちらの意図が伝わらず泣かれてしまったりしました。

あれだけ部下のために多くの時間とエネルギーを費やしたのに、 どのアプローチも空回りするばかりで、組織や部下の成長を感じられることはなかった のです。

マネジメントが機能しない4つの原因

その後、私は組織マネジメントのコンサルティングを行う会社に転職しました。その中で、多くの成功企業が行っているマネジメントには共通点があることに気づきます。

さらに、当時の自分の失敗にも気づきました。過去私が行っていたマネジメントが機能しない原因を一つひとつ振り返ってみます。

1on1や同行営業:部下の経過に付き合うマネジメント

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