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連載:第20回 悩める管理職の方へ「マネジメントのススメ」

勝つ組織を作るマネジメントの極意。あなたは部下の成長に本気で向き合っていますか?

BizHint 編集部 2025年2月27日(木)掲載
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部下の成長に悩む管理職の方へ。あなたは真剣に部下と向き合えていますか。「部下を持つ立場になったものの、厳しく言えない」「指導しても成長が遅い」。そんな悩みを抱える上司は少なくないでしょう。では、どうすれば部下は成長するのでしょうか。8期連続増収の株式会社ネタもとでは、新入社員の売上を倍増させることに成功しています。執行役員 兼 事業本部長の久壽米木一輝さんは、営業組織の陣頭指揮を執り、4年間で約70人の若手を育成。その背景には、一人ひとりの個性に向き合い、確実に成果を出せる“仕組み化されたマネジメント”がありました。「成功する組織づくり」に欠かせないマネジメントの本質とは。その極意について、寄稿いただきました。

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「言うべきことが言えないのなら、上司をやめろ」で目が覚めた。見出したマネジメントの本質

日本企業の組織作りでは「新卒社員の早期退職」「役職を目指さない若手」など、若手育成のテーマが課題に挙がることがあります。

現代の若手は「無理しないZ世代」 だから、自分たちとは違うのだ…と思いがちですが、振り返ると、昔からどの時代にも「今の若いやつは…」と憂う風習はあったと思います。部下・若手を育成することは、どの世代にも該当する組織課題ということです。

私自身、部下を持つようになったばかりの頃は、ただ声をかけることしかできない上司でした。新入社員時代の私も決して早い時期から成果を出す社員ではありませんでしたので、それを思うと部下に厳しく言えなかったのです。

マネジメントが上手くいかず悶々としていたとき、他社の経営者から 「部下の成功が上司の仕事なのに、言うべきことが言えないのなら、上司をやめろ」 と言われたことがありました。その言葉がきっかけでマネジメントという仕事に対して真剣に向き合うようになったのです。

ただその後も、思いが先行して厳しく言いすぎたり、感情が先走ったりと、すべてが順調ではない時期もありました。しかし「仲間と一緒に成功したい」と試行錯誤を繰り返しながら、自分ならではのマネジメント方法を確立していったのです。そして、営業部のリーダーとなって4年間で約70人の営業社員を育成し、「新入社員1人あたりの年間売上アベレージ」が倍以上に。即戦力化しています。

私は、部下を持つようになってから今に至る数多くの経験から、マネジメントの本質に気づきました。それは…

誠実に真剣に部下と向き合い、彼らの目標を自分の目標として責任を持つ。その覚悟です。

若い人材ほど純粋だし、親を見るように上司を見ています。ウソやごまかしのある上司に尊敬や憧れはなく、ついてもきません。また、上司が100%正しいと思っているわけでもありません。だからこそ、彼らの成長に本気でコミットする、その覚悟が問われるのです。

新卒の年間売上アベレージを倍以上に伸ばした育成法

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