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連載:第35回 成長企業 社長が考えていること

ブランディングはあえて「二兎を追う」!「日常の食卓に日本酒」を目指し、コロナ禍でも売上2倍に

BizHint 編集部 2022年7月21日(木)掲載
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高知県にある老舗酒造メーカー・酔鯨酒造。祖父が創業し、質が高く地酒専門店に愛されていた日本酒は、現社長である大倉広邦さんが家業に戻った頃には量販店に安く出荷され「質より量」に変わっていました。社員も方向性を見失い、お客様の方を向いていない状態に……。大倉さんは、組織を変えるために、まずは社員の信頼を得ようと倉庫にあった大量の在庫を「行商」で売り切ります。その後、「二兎を追う」リブランディングを開始。高級酒を追い求めながらも「日常の食卓に日本酒を並べる」ことを目指し、ユニクロ「UT」や、著名アーティストとのコラボ商品など、多くの話題を提供。入社当時5億円だった売上が、コロナ禍にありながら2021年には倍の10億円を超えています。今回、大倉さんに、社員との関係性の築き方、リブランディングの考え方、そして今後目指す方向性まで、詳しくお話をお聞きしました。

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酔鯨酒造株式会社
代表取締役 大倉 広邦(おおくらひろくに)さん

1978年高知県高知市生まれ。横浜国立大学経済学部卒業後、キリンビールに入社し11年間勤務。2013年5月に酔鯨酒造入社。営業課長、部長、取締役を経て、2016年より現職。


赤字経営でも親会社がサポート「お客様を向いていない」組織で会社も衰退

大倉広邦さん(以下、大倉): 当社は、1872年に創業した酒蔵を継承し、1969年から「酔鯨酒造」として母方の祖父が酒造りを始めました。現在は、清酒やリキュールなどの製造販売を手掛けています。従業員数は、50名(2021年9月時点)です。

――大倉さんが事業承継された経緯を教えてください。

大倉: 僕は、大学卒業後キリンビールに就職しました。その時は正直、一生ここで勤め上げたいと思っていたし、三兄弟の次男でもあったので、事業を継ぐことはまったく考えていませんでした。ただ、祖父への思い入れは人一倍ありました。もともとお酒好きということもあり、酒蔵にもよく遊びに行っていましたので。

その祖父が亡くなり、あるとき、親族の中で今後の酔鯨酒造を誰が承継するのかという話になりました。そのとき、僕は祖父の想いを途絶えさせたくないと考え、自ら手を挙げました。蔵の人たちから「ヒロがやればいい」と後押しがあったことも、大きかったですね。

ただ、あまり考えずに戻ってきてしまい、正直びっくりしたことも多々ありました……。

――戻られた時の家業は、どのような状況だったのでしょうか?

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